【インタビュー】Non Stop Rabbit
破竹の勢いで駆け上がるY(YouTuber)系バンド!
骨太のロックサウンドでオーディエンスを魅了するミュージシャンとしての顔と、バラエティ動画を投稿する人気YouTuberとしての顔を併せもつ3ピースバンドNon Stop Rabbit(通称:ノンラビ)。結成後、独自のクリエイティビティとフレキシブルな活動を展開し、破竹の勢いでファンを急増させる新時代のアーティストだ。
田口達也 そもそも、ライブハウス以外を主戦場にしてたたかっていこうと思い、集まった三人だったんです。ライブハウスだけでたたかうと、効率的に動員を増やすことができないという共通認識があったんです。なので、結成当時は路上ライブをしていました。ただ、ホームにしていた場所が使用できなくなり、路上での活動に可能性が見出せなくなってきて……。それで、YouTubeを始めてみようかってなったんです。
太我 はじめて投稿した動画は『運の無い奴がいるから路上ライブもできなくなったんだ』ということで、コイントスで裏をだしたメンバーが湖に飛び込むという内容だったと思います(笑)。無茶な企画ですけど、そうやって禊を落としたから、いまの僕たちがいるのかもしれません。
YouTuberとしての人気が定着しはじめる一方、昨年7月には1stフルアルバム『全A面』を、今年の2月19日には2ndミニアルバム『自力本願』をリリース。ミュージシャンとしても確実にフォロワーを獲得していった。
矢野晴人 YouTubeを始める前から、鈴木Daichi秀行さんに声をかけていただき、『全A面』のレコーディングをしていました。1年かけて作ったアルバムだったので、リリースのタイミングにはYouTuberとしてもある程度の人気が定着していて、予想をはるかに超える売り上げを記録することができたんです。そのとき、自分たちのスタイルは間違いじゃなかったんだと実感することができました。
田口達也 『全A面』はとにかく歌を聴いてもらいたくて、頭サビが多かったり、イントロが短かったりと、余計なことをしないようにしました。それだから、『自力本願』は歌だけではないというところも知ってほしくて、ミックスに時間をかけてサウンド面を徹底的に強化しました。初挑戦となったバラードには特にこだわりがあったので、頭サビだけで40回は取り直しましたね。
そんなノンラビは、7月20日(土)より全国ツアーを開催する。ツアーファイナルには彼らにとって念願であったZepp DiverCity(TOKYO)でのライブが予定されている。
太我 1800人動員することができた品川・ステラボールでのワンマンを経て、ライブパフォーマンスにも余裕がでてきたので、もっと大きなステージでみなさんを圧倒できたらと思っています。もしかしたら空中を飛んだり、火が吹き出たりするかもしれません。
矢野晴人 ノンラビを結成したのが21歳の時だったんですけど、25歳までにZeppに立っていなかったら就職しようってメンバーで決めていたんです。必ず通りたかった場所であるからこそ、最高のライブにします。
田口達也 予算度外視で、ステージの演出にこだわろうとみんなで話しています。さらに、今回のツアーでは大きなステージに見合った新曲も披露する予定となっているので、どうぞお楽しみに!
彼らのマルチな才能がほとばしる圧巻のツアーライブを見逃さないでほしい。
プロフィール
ノンストップラビット
矢野晴人(Vo,Ba)、田口達也(Gt,Cho)、太我(Dr)のスリーピースバンド。2016年結成。2018年よりYouTuberとしても活躍。
公演情報
熱中症対策ツアー2019 ~必ずしも熱が加わる灼熱のような状況でなくても発症する恐れがあることから、「熱中症」と呼ばれるようになりました。~
7/20(土)17:00 宮城・仙台CLUB JUNK BOX
7/27(土)17:00 愛知・スペードボックス
7/28(日)17:00 大阪・246ライブハウス GABU
8/8(木)17:30 Zepp DiverCity(TOKYO)
インタビュー・文/大宮ガスト
写真/阿部卓功
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載