【インタビュー】NOA

2025/11/15(土)

過去と未来を行き来する、今までにない体験型ライブ

現在デビュー5周年イヤー真っ最中のNOA。「特別な1年になっている実感があります。温かい思い出がファンの皆さんと描けていることをすごくうれしく思います」と語るNOAは、9月14日に「Just Say It」をリリース。同曲は、3月14日にリリースした「Seasons」に続く『夏ソング』だ。

「この曲は、30秒くらいのサビのデモを1年前くらいにすでに作っていて。それを聴いたSARVRLくん、KIYOKIくんが“すごくいいね”と言ってくれたことをきっかけに、2人がアレンジしてくれました。それがちょうど夏前だったので、春ソングであった「Seasons」に続く夏ソングにしようと決めました。いろんな工夫を詰め込んでいるのですが、一番は最後の歌唱パート。結構ピッチが高くて、僕としては1つの挑戦になりました。普段ならやらないのですが、切なさを爆発させるためには必要だなと感じてチャレンジしてみました」

NOA自身は夏が好きだという。昨年は多くの夏フェスに出演していたが、今年は少し違った忙しさがあったそうだ。

「今年はドラマ『初恋DOGs』（TBS系）の撮影をしたり、9月13日に行った『NOA 5th Anniversary Special Live “LiGHTS”』の準備をしたりしている時間が長かったです。めっちゃ真面目な自由研究をしている夏休み、みたいな感覚でした(笑)。8月には『SUMMER SONIC BANGKOK 2025』に出演させていただきましたが、そこでは『ザ・夏』といったセットリストを披露して。4月のファンミーティング後におこなった唯一の夏フェスだったこともあり、9月のワンマンライブに向けてレベルアップしている姿を見せられたのかなと思います。そのおかげもあってか、ワンマンライブは僕史上、一番完成度が高いライブになったと思います。このライブは、全面的に制作に携わったんですよね。“こうしたら皆さんが喜んでくれるかな”、“これなら驚いてくれるかな”とたくさん考えて。そして、皆さんの歓声がパズルのラストピースになって、完成度が増しましたし、僕も皆さんに伝えたいメッセージをしっかり届けられたと思います。5周年イヤーの中でも、確実にハイライトになったライブだったんじゃないかな」

そんな中、2026年1月10日からは6年目のスタートとして『NOA HALL TOUR 2026』がスタートする。

「今回のツアーはデビューから5年間の自分を振り返りつつ、この先どんなNOAが見られるのか、タイムマシンに乗ったような感覚になれるライブになると思います。言うならば『過去と未来を行き来する、今までにない体験型ライブ』ですね。僕の中で9月のワンマンライブを超えなきゃいけないというプレッシャーがあったのですが、まず超えられると思っています。そして、ありがたいことに新しくファンになってくださる方も増えているのですが、ホールツアーで初めて僕のライブに来る、という方も絶対楽しめる内容になっているはずです」

この先のNOA像を聞いてみると？

「今までいろんな音楽のジャンルをやってきましたが、それは自分探しをしていたから。この先はジャンルを少し絞ろうかなと思っています。どのジャンルになるかは分かりませんが、1つのジャンルのプロになりたいんですよね。その上で、向かう先や世界観、規模感は広くしていくつもりです。今までとはまた違った僕の姿を見せられたらいいですよね。それがデビュー時から掲げている目標であるワールドツアーに繋がっていくのかなと思っています」

誌面連動Q&A

• Q.
  気分転換やリフレッシュしたいときにすることは？

A.
「友達とご飯を食べに行きます。友達と会うこと自体が好きですし、ただ友達と会ってご飯を食べながら他愛もない話をしている時間に幸せを感じます。たとえ悩み事があったとしても、友達と会えば次の日には“また頑張ってみよう”という気持ちになるんです。毎回プラスの気持ちになることができているので、自分にとって絶対的な気分転換の方法になっていると思います」