【インタビュー】NIKO NIKO TAN TAN

2023/7/15(土)

NIKO NIKO TAN TAN

夏フェスを経て、二度目のワンマンツアーへ

音楽担当であるボーカル&シンセのOCHANとドラムのAnabebe、映像やアートワークをプロデュースするメンバー・Drug Store Cowboyによって編成されるNIKO NIKO TAN TAN。いわゆるグルーヴミュージックのニュアンスを持ちつつ、どこか不穏なシンセのレイヤーと超マッシヴなドラムが一つのジャンルに閉じ込められないカオスを呈している。

OCHAN「二人の共通項はありながら本当のルーツは違う。フィーリングでやっているところが8~9割です。作った音楽をライブでもそのままの温度感で発信したいので、“俺はこのプレイヤーだ”とかあまりこだわりがない。まあAnabebeはドラマーですけど、この二人だからこそできるスタイル、特に演奏はそうだと思います」

Anabebe「今風の音楽が好きな人もハッとさせたいんですよ。ドラムで聴いてほしいところは重たさ。今のドラムって軽いじゃないですか? そこが違うところかなと」

OCHAN「やり方がもう“成れの果て”みたいなことをしていて、めちゃくちゃ強引なことやっているんです。電子音を流して生ドラムを叩くこと自体はよくあると思うんですけど、そういう形態から想像できるものとも違うし、かと言って狙ってもいないんです」

コンスタントにリリースを重ね、今年に入ってからは「Drama」に続くデジタルシングル「琥珀」を6月に配信リリース。実はキャッチーなメロディを持つ“ニコタン”の特徴が、引き算をしたミックスもあり、より明快に聴こえる1曲だ。

OCHAN「振り幅を出したいので、今回たまたまメロディが立っている曲なんですけど、意識的には今までとあまり変わらないと思います」

印象的な「琥珀」というタイトルは先に存在していたという。

OCHAN「中のものが見えるけど触れられないっていうような漠然としたイメージがあって。孤独感みたいなものを曲にしようと思って、タイトルもそういうのがいいなっていう。触れられない人の中身みたいな」

曲のテーマとは微妙にズレる国籍不明なダイナーを舞台にしたMVのシュールさもらしさ満点。

OCHAN「悲しい歌のつもりはないので、面白いテイストの方が楽しんで聴いてもらえるかなと」

今年は昨年以上に夏フェスに出演予定。直近では7月22日の「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2023」、7月30日には昨年に続き「FUJIROCK FESTIVAL '23」への出演も。その後、9月には二度目のワンマンツアーを東京、大阪で開催する。

OCHAN「ワンマンの選曲とか映像とか絶賛悩み中なんです。フジロックを経て、セットリストとかは実際に考えていくのだと思うんですけど、長尺のライブでも去年とは違う今の総合力で抜き差しを考えて、圧倒的なやつを作りたいなと思っています」

「“びっくり演出”も考えています」(Anabebe)“びっくり演出”というワードがあまりにもニコタンにハマっていて、具体性皆無でありつつ非常に楽しみになってしまうが、Anabebe曰く、目下スティック投げを練習中とのこと。「俺が曲を作っている間、スティック投げる練習している」と、スマホで映像を見せてくれるOCHAN。音楽の不穏なカオスっぷりと愛すべきキャラクターのギャップもぜひ心に留め置いていただければ。

 

プロフィール

NIKO NIKO TAN TAN/にこにこたんたん

’19年結成のクリエイティブミクスチャーユニット。メンバーのみで楽曲、MVを同軸で製作する手法を取る。

公演情報

NIKO NIKO TAN TAN 2ND ONE-MAN TOUR[ lol]

  • 9/17(日)18:00 東京・LIQUIDROOM
  • 9/24(日)18:00 大阪・club JOULE

インタビュー・文/石角友香
Photo/岡田晃奈
構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載

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NIKO NIKO TAN TAN

国内アーティスト