【インタビュー】ねぐせ。
2024/4/15(月)
バンド史上初の武道館ライブでお客さんを笑顔に!
2020年に名古屋で結成された4人組ロックバンド、ねぐせ。が快走中だ。ポップで前向き、それでいてリアルで刺さる楽曲はSNS発で拡散し、全国区の人気を得た。2024年2月、多数の人気曲を含む1stアルバム『ファンタジーな祝日を!!!』をリリースし、3月にドラマ主題歌「めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!」(略して「めちゃ愛」、以下同)も配信。勢いはとどまるところを知らないようだ。
りょたち「アルバム収録曲『グッドな音楽を』で僕らを知ってくれた人も多いと思いますが、ねぐせ。を組んで本気でバンドに向き合う気持ちを形にした曲なので、それが響いてすごく嬉しいです。新曲『めちゃ愛』はフレンドリーがテーマで、“誰もが主役なんだよ”って伝えたくて。ドラマで、インフルエンサーさんが勇気を出して言っても叩かれてしまうような現実に違和感があったんです。みんなで支え合うほうがハッピーだし、そうなってほしいと願いを込めました」
しょうと「アルバムは、ねぐせ。の3年半の軌跡が詰まっています。ライブを重ねるうちに曲が成長していったので、自主制作で発表した曲は再録し、それに合わせて『花束が似合う君へ』はストリングスも入れました。そうした僕らの音の成長を感じてもらえたらいいですね」
なおと「そうだね。りょたちが創る曲はバラエティに富んでいるので、曲の世界観に合わせて叩くことでドラマーとして自然に成長できると感じます。特に新曲『恋と怪獣』は、フレーズ自体はシンプルですがグルーブを作るのが難しく、以前の自分だったら叩けなかっただろうなって」
なおや「僕もこの『恋と怪獣』で初めてギターの指弾きに挑戦しました。表現力が増したと感じるし、ピック弾きとは違う繊細な表現が楽しくて最近家でもよく指弾きしてますね」
2023年は、ワンマンツアーやイベントなど数多くのライブに出演しライブバンドとしての自信を深められたという。
なおと「ライブは僕らが一番楽しむことを大事にしていますし、そうした僕らを見てお客さんも自然と楽しい気持ちになってもらえたら最高ですよね。イベントでも無理に客層や共演者に合わせず、自分たちがやりたい音楽を精一杯届けることに力を注いでいます。その結果、この1年でねぐせ。らしさがすごく磨かれたと感じます」
なおや「あと、僕らは笑顔がモットーのバンドだから、ライブ中にお客さんがみんな笑っているとすごく手ごたえを感じます」
6月には、バンド史上初となる日本武道館のワンマンライブも決まった。意気込みを尋ねると何ともユニークな答えが返ってきたが、そこもまた楽しくてハッピーな彼ららしい。
しょうと「おそらく、誰よりも武道館を楽しみにしているのは僕らです。名古屋を拠点にしていたこともあり、4人とも日本武道館でライブを観たことがないんですよ。映像で見たり、バンドの聖地としてすごく憧れもあるから、このライブが決まって以降4人とも見たいライブがあっても“武道館を我慢”しています(笑)」
りょたち「初めて僕らのライブに来る方は不安もあると思いますが、心配しないでください、僕らも初めてです(笑)。アルバム初回特典のライブDVDで雰囲気を予習できると思うし、ライブのお約束が分からなくても自由に楽しんでほしいです。『あの娘の胸に飛びこんで!』のように、みんなと一緒にライブで盛り上がりたくて書いた曲もあるし、武道館公演までに新しい曲も届けられたらいいなと思っているので楽しみにしていてください!」
プロフィール
ねぐせ。
'20年8月結成、名古屋発笑顔がモットーの4ピースバンド。メンバーは、しょうと(Ba)、りょたち(Vo&Gt)、なおと(Dr)、なおや(Gt)。
公演情報
ねぐせ。ワンマンライブ「ファンタジークライマックス」
- 6/13(木)18:30 東京・日本武道館
インタビュー・文/橘川有子
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載