【インタビュー】ネクライトーキー

2025/8/15(金)

結成から8年の中で一番いいライブにしたい

ネクライトーキーは、遊び心とポップセンスあふれるサウンドで多くのファンをつかむ5人組ロックバンド。今年メジャーデビュー5周年を迎え、お祝いムードたっぷりに活動中だ。インタビューには中心メンバーで楽曲を手がけるギターの朝日と、ボーカル＆ギターのもっさが登場。まずは、バンドの特徴について語ってもらった。

もっさ「ネクライトーキーは、よく『おもちゃ箱をひっくり返したようなバンド』って言われます」

朝日「曲は、ネクライトーキーでしか味わえないものが出せたらなって。“なんだこの音は！”“なんだこの展開は！”みたいな、驚きや新鮮味が味わえるものを作りたいんです」

今年3月に配信リリースされた「モブなりのカンフー」は、勢い全開のネクライトーキーらしさが詰まったナンバーだ。

朝日「アッパーチューンなんですけど、普通の組み立て方とちょっと違うんです。『次にこれが来たら嬉しいね』というフレーズを並べたり、でもメロディは大らかでという定番ではない形を探りながら作った曲ですね」

もっさ「朝日さんが書いた歌詞なんですけど、世の中には『君が主人公だよ』って肯定してくる曲が多いけど、そうではなく『モブでもやれる！』という着眼点が面白いなって(笑)。私もそういうタイプなので、ライブでも『モブでもやってやるぞ！』って身の丈に合った気持ちで歌っています(笑)」

ひねりの効いたポップさを追求する彼らのライブでのこだわりを聞いてみた。

朝日「ライブは音源通りよりも、アレンジを変えたり自由度の高さを大事にしています」

もっさ「よくメンバーで、生感を大事にしようと話はします。その時の気持ちによっていつもよりBPMが速かったり、毎回違うものになるのも面白いよねって意識は常に持って演奏しています」

ネクライトーキーはメジャー5周年のお祝いの一環として、11月16日に豊洲PITで初の主催フェス『オーキートーキーフェスティバル2025』を開催する。

朝日「ネクライトーキーはジャンルがめちゃくちゃなので、結構変わった対バンをしてきたんです。いつか、自分たち主催で大きなイベントをやったら面白そうだなって思ってたんです。5周年でそれが実現してワクワクしています」

もっさ「自分たち主催の対バンイベント『オーキートーキー』を定期的に開催してたので、5周年だし仲良くしてくれたバンドを呼んでパーティーしたいよね、みたいな話が自然と出て実現しました。私たちらしい面白いラインナップになっているので、ぜひ来てほしいです！」

そして2026年1月に大阪と東京でメジャーデビュー5周年のアニバーサリーイヤーを締め括るワンマンライブ『ネクライトーキーメジャーデビュー5周年単独記念公演「〆」』が開催される。どんなライブになりそうか、5周年の締めのワンマンへの意気込みを語ってもらった。

もっさ「メジャー5周年をハッピーな気持ちで締めたいと思っているので、いい意味で気の抜けた、でも5周年やってきたぞ！というのをしっかり出せるライブにしたいです。なんなら結成から8年の中で一番いいライブができたらいいなと思っています！」

朝日「春からの全国ツアーでメジャーデビューアルバムを振り返ることは割とできたので、ワンマンの『〆』ではネクライトーキー全体の総決算みたいな感じになれたらいいなって。それに、かっこいい新曲とかもあったらいいなとか現時点では思っています。皆さんに目いっぱい楽しんでもらえるよういいライブ作るので、気楽に来てください！」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
朝日「これは誕生日プレゼントの話なのですが、その人がポケモンが好きだったんです。最初は、普通にかわいいぬいぐるみを買っていこうかなと思ったのですが、やっぱりそれじゃ面白くないと思って、シガロコっていうフンコロガシがモチーフになったポケモンのどろだんごクラフトキットを買っていったことがあります」

もっさ「以前、おいしくるメロンパンに周年のお祝いで差し入れをしようとなったときに、メロンパンに文字を入れて渡そうと思ったんです。でも、メロンパンに印字できるところがなくて、結局、バームクーヘンを買って『おいしくるバームクーヘン』って書いて渡しました(笑)」