【インタビュー】ネクライトーキー
2022/6/15(水)
セルフカバー集を引っさげての全国ツアーが開催!
昨年はアルバム『FREAK』にシングル「ふざけてないぜ」のリリース、バンド史上最大規模のツアーも開催し、「改めて振り返ると、めちゃめちゃ活動してましたね」と藤田も話すように、かなり濃密なスケジュールで走り続けているネクライトーキー。 そんな勢いのまま、朝日がボカロP・石風呂として発表した曲をネクライトーキーとしてセルフカバーしたミニアルバム『MEMORIES2』を完成させた。こちらは19年にリリースしたミニアルバム『MEMORIES』の続編となっている。
藤田「作品にするかは置いといて、『MEMORIES』を作った後、まだまだライヴでやりたい曲がいっぱいあるね、という話はずっとしていたんです。で、ライヴでやるようになったら音源化したいし、という自然な流れでした」
中村郁香「ちょうど『FREAK』を作っているときに朝日さんが石風呂として新曲『だれかとぼくら』を発表して、この曲もネクライトーキーでやりたいよねという話もみんなでしていたり。だから、自然と続編へ向かっていたようなところはあります」
惜しくも『MEMORIES』に収録できなかった2曲、ライヴで披露するようになっていた2曲に加え、新たに4曲をセレクトした全8曲。全員一致で収録に賛成した「君はいなせなガール」はゲストヴォーカルとして日本松ひとみ(ex東京カランコロン/せんせい)が参加しており、大きな注目を集める存在でもある。
朝日「当時、一方的に東京カランコロンを聴いていて、こんな風に歌ってくれたらいいのになとイメージしながらこの曲を作ったんです。だから、日本松ひとみさんに歌ってもらえたら、理想のカバーになるな、と」
もっさ「ネクライトーキーを結成したころからその話を聞いていたんで、ずっとせんせいが歌うんだろうなと思ってました。曲としては掛け合いなんで、お互いにいいところが出せたらなと考えながらやっていましたね」
昨年1月に朝日が石風呂として発表した「だれかとぼくら」は、コロナ禍におけるバンドマンのやりきれなさが詰め込まれた秀逸な内容。
朝日「何も先が見えないし、自粛が始まってもう1年近く経つし、いちばん何かが言いたかった時期だったんだと思います。そのとき『FREAK』の制作中だったんですけど、仕事している途中でバッと窓を開けて叫んだみたいな感じで(笑)、曲を作ったという感じもしてないんです」
カズマ・タケイ「でも、いい曲だから『FREAK』に入れようって伝えた記憶もありますね」
セルフカバーは2作目となるが、さらなる続編にも意欲的だ。
中村「ずっと言っているけど、まだ入ってない曲もあるんですよ」
6月からは全14本にも及ぶツアーも予定されている。ツアータイトル通り、普段とはまた違った色味が楽しめるはずだ。
カズマ・タケイ「かなり色濃く『MEMORIES』と『MEMORIES2』の色が出たライヴになると思います。ライヴアレンジに関してはやっていく中でひらめいたりもするから、もしかしたら変化が出てくるかも」
もっさ「(石風呂を)聴いてたころを思い出して、若返ったライヴになるかもしれないです(笑)」
プロフィール
ネクライトーキー
’17年結成の5人組バンド。昨年5月メジャー2作目のアルバム『FREAK』をリリース。メンバーは、左からカズマ・タケイ(Dr)、もっさ(Vo,Gt)、朝日(Gt)、中村郁香(Key)、藤田(Ba)
公演情報
『MEMORIES2』リリースツアー「ゴーゴーメモリーズ!2022 夏」
- 6/25(土)18:00 千葉 LOOK
- 6/30(木)19:00 岡山 YEBISU YA PRO
- 7/2(土)18:00 広島 セカンド・クラッチ
- 7/3(日)18:00 香川 高松DIME
- 7/9(土)18:00 石川 金沢AZ
- 7/10(日)18:00 長野 松本ALECX
- 7/15(金)19:00 北海道 ペニーレーン24
- 7/23(土)18:00 長崎 DRUM Be-7
- 7/24(日)18:00 福岡 DRUM Be-1
- 7/30(土)18:00 青森 Quarter
- 7/31(日)18:00 宮城 仙台darwin
- 8/4(木)19:00 大阪 心斎橋BIGCAT
- 8/5(金)19:00 愛知 THE BOTTOM LINE
- 8/18(木)19:00 東京 恵比寿LIQUIDROOM
インタビュー・文/ヤコウリュウジ
Photo/Kana Tarumi
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載