【インタビュー】ネクライトーキー

2020/01/15(水)

 

ネクストブレイク筆頭が大胆にメジャーデビュー！

 

結成から3年も経たない中、鮮やかなメロディーワークと遊び心満載なアプローチで注目を集めているネクライトーキー。これまでにおこなった全国ツアーは全公演がソールドアウト。フェスでも入場規制を連発させ、新作『ZOO!!』でメジャーデビューを果たすことになった。しかし、そんな状況にも気負うことはないという。

朝日　（ワンマンの）マイナビBLITZ赤坂が埋まってるのを見たときは（状況を）自覚せざるを得ないなと感じたんですが、制作環境は以前と一緒。それもあって、特別な意識はないんですよね。

中村　それに何が起こるかわからないから、あまり心に喜びを与えてはいけないなと（笑）

実際、リリースされる『ZOO!!』は彼らの持ち味がふんだんに活かされた意欲作。萎縮することも怖気づくこともなく、おもいっきり音楽を自由に楽しんでいるのが印象的。

もっさ　印象として、（1stフルアルバム）『ONE!』よりも『ZOO!!』の方が初期衝動なんじゃないかなって。

タケイ　だから、今まで以上に曲の振り幅が広い気がしてますね。

藤田　早く聴かせたいし、MVも見せたい。度肝を抜きたい気持ちがありますね（笑）

冒頭を飾る「夢みるドブネズミ」は、ポップセンスが爆発した至極の仕上がりに加え、メジャーデビュー1作目の1曲目にドブネズミという言葉選びも実に彼ららしいところ。

朝日　元になったのは、『ナルニア国物語』という小説で世界の果てを目指す話なんですが、その中に出てくるネズミがカッコいいんです。そこから、最初は『夢みるネズミ』だったんですけど、ふと『ドブネズミだ！』と思いつきました。やっぱり、ドブネズミは美しいですから（笑）

すでにライブで披露している「ぽんぽこ節」も強烈すぎる1曲。柔らかなタイトルとは裏腹に、悲哀や郷愁の念を綴られた歌詞が胸を打つ。

朝日　これは『平成狸合戦ぽんぽこ』から連想した世界観でもあって。なくなっていく故郷や潰れていく店、そういう変わっていくものに対しての曲だから、ひょうきんなタイトルにしては物悲しい、奇っ怪な曲だなと（笑）

他にもバンド史上最高難易度を誇り、「サビの広がり方は演奏してて気持ちいい」と藤田が語る「北上のススメ」、フロアの躍動が約束されたような「ボケナスのうた」、もっさの歌心に胸が震える「深夜とコンビニ」等々、何事にもとらわれない仕上がりは大きな反響を巻き起こすだろう。

朝日　下手したら（全体としての）統一感がないんじゃないかと思うぐらい、『ONE!』のときよりもバンドのごった煮感が増した気がするし、どんな反応があるのか楽しみですよ。

2月からは、「憧れも含めて、チラッと考えただけでも緊張しますね」とタケイが口にするZeppTokyoを含め、全18本のリリースツアーがスタートする。

もっさ　まず、たくさんのところをまわれるのが嬉しいです。新曲はめちゃくちゃ難しいのが多いからライブをするのがちょっと恐ろしい反面（笑）、練習するのもめちゃめちゃ楽しいので、どんどん上手くなって『あれ？楽勝に弾けるんやけど』ぐらいになってたら……いや、そうなってツアーに臨みます！（笑）

 

 

公演情報

 

「ZOO!!」リリースツアー「ゴーゴートーキーズ！ 2020春」

 

2/23(日・祝)18:00 神奈川・CLUB CITTA'

2/29(土)18:00 北海道・ペニーレーン24

3/12(木)19:00 栃木・HEAVEN'S ROCK UtsunomiyaVJ-2

3/14(土)18:00 仙台CLUB JUNK BOX

3/15(日)18:00 高崎club FLEEZ

3/20(金・祝)18:00 静岡UMBER

3/21(土)18:00 KYOTO MUSE

3/26(木)19:00 熊本B.9 V2

3/28(土)18:00 福岡DRUM Be-1

3/29(日)18:00 広島・LIVE VANQUISH

4/4(土)18:00 金沢AZ

4/5(日)18:00 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE

4/9(木)19:00 神戸ART HOUSE

4/11(土)18:00 高松DIME

4/12(日)18:00 岡山・CRAZYMAMA 2nd Room

4/18(土)18:00 愛知・ダイヤモンドホール

4/19(日)18:00 なんばHatch

5/4(月・祝)18:00 Zepp Tokyo