【インタビュー】村上佳佑
人との出会いと繋がりから生まれた作品
村上佳佑の1stフルアルバム『Circle』は数多くの人々のパワーを結集したヒューマンな作品となった。「まもりたい~この両手の中~」「空に笑う」などの既発曲に加えて、新曲7曲が収録されている。
「今、自分がどんな歌が歌いたいのか、どんな曲をライブで皆さんと共有したいのかを考えたときに、これらの曲が生まれてきました」
「モノクロ世界」は盟友的な存在である松室政哉との共作曲だ。
「こういう曲を作りたいんだよって、ムロくんに投げて、彼から返ってきたものに対して、じゃあここはこうしようかって、やり取りを繰り返して完成させました。ムロくんのおかげで気持ちのいいメッセージの入った曲になりました。ひとりで作るのもいいですが、人と作ったときに起きる化学反応が楽しいですね。坂詰美紗子さんにお願いした『愛がね、愛してた。』は皆さんが好きだと言ってくださるようなラブソングです。出来上がってきた曲を聴いて、本当に僕の声が生かされる曲になったなあと思いました」
最新の洋楽テイストも盛り込まれた「Nothing But You」、自作曲でパーソナルな歌声が染みてくる「ビネット」など、多彩な曲が並んだ。『Circle』というアルバム・タイトルはこんないきさつで付けられた。
「どういう立ち位置の作品か考えたときに、ミュージシャンはもちろん、スタッフ、ファン、皆がいろんな出会いを繋いでくれたからこその作品だと思ったんですよ。手と手を取り合う感じをひと言で表す言葉として、『Circle』が浮かんできました」
来年1月5日(土)からは全国ツアー「Kei's LIVE 2019~Circle~」を開催。ツアータイトルにも“Circle”という言葉が入っている。人との新たな繋がりも生まれることになるのだろう。
「人生で2度目のツアーなんですが、会場によってファンの皆さんの盛り上がり方が違うので、どんな感じになるのか楽しみですね。新しい曲も結構あるので、個々の曲で僕が届けたかったマインドやメッセージを共有できるライブにしていけたら。CDを聞き込んで一緒に歌えるぐらいになっていただけると、二段階も三段階も楽しいものになると思うので、お互いにしっかり準備して、最高の時間を作れたら、うれしいですね」
プロフィール
ムラカミ ケイスケ
'89年静岡県生まれ。'17年6月に1stミニアルバム「まもりたい」でデビュー。卓越した歌唱力で注目を集めている。
公演情報
村上佳佑「Kei's LIVE 2019 ~Circle~」
2019/1/5(土)17:00 LIVE ROXY SHIZUOKA
1/6(日)17:00 名古屋ダイアモンドホール
1/12(土)17:00 福岡イムズホール
1/13(日)17:00 大阪・なんばHatch
1/19(土)17:00 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
1/20(日)17:00 高松オリーブホール
1/25(金)18:30 札幌ペニーレーン24
1/27(日)17:00 仙台Rensa
2/2(土)17:00 EX THEATER ROPPONGI
インタビュー・文/長谷川誠
構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載