【インタビュー】May J.

2019/7/16(火)

 

新しい創造力と挑戦が詰まった全国11都市を巡るツアーを開催

 

社会現象となった映画『アナと雪の女王』のエンドソング「Let It Go～ありのままで～」の大ヒットで、一躍国民的歌姫となったMay J．。カラオケの点数で競い合うという人気コーナーのカラオケバトルで無類の強さを誇った彼女が、平成31年間にカラオケで親しまれたラブソングを厳選したカバーアルバム『平成ラブソングカバーズ』をリリース。オリジナル曲をリスペクトしながらも、多くのカバー曲を発表してきた彼女だからこその新たな試みも詰まっている。

「平成を過ごしてきた人にとってカラオケはとても身近なもの。私自身、学生時代はもちろん、番組でカラオケを歌わせていただく機会も多く、思い出がたくさんあります。ですから今回、平成が終わる事もあって、『カラオケで多くの方に愛されてきた曲だけを詰め込んだカバーアルバムを作ってみたい』と思いました。と同時に、お陰さまでこれまでにたくさんのカバーを歌わせていただいているので、今までにない挑戦をしてもっと楽しんでもらえる作品にしたいと思いました。GReeeeNさんの『キセキ』は、グループで歌っているため、ところどころで歌が重なり合っています。それを一人で歌うにはどうしたらいいかと思案した結果、歌がつながっている部分に小節を足したり、より細かいアレンジ、またグルーヴ感も欲しかったのでビッグバンド風のアレンジにしたら素敵だなと思いついたんです。また、今井美樹さんの『PRIDE』ではボサノバ調のアレンジに初めて挑戦しました」

多彩なカバーを歌ってきた彼女にとって、年々カバーすることの楽しさや難しさは増すばかりだという。

「カバーはそもそも原点となるオリジナルがある為、その曲の裏に秘められた思いやメッセージまでを知ることができません。ですから、歌詞を読み解き自分の中でリンクする部分を見つける作業は、オリジナル以上に時間をかけて丁寧におこないます。そういう意味では、私にとってオリジナルもカバーも同様に大切なもの。両者の差はどんどんなくなっているなと感じますね」

ライブにもカバー曲は欠かせない存在と語るMay J．。8月からスタートする『May J. Tour 2019 -New Creation-』でもカバーを披露する予定だという。

「ライブには初めて来てくださる方がいるので、誰もが知るカバー曲を歌うことで安心していただけたり、距離が縮まったりすると感じます。今回のツアーでは、アルバムでデーモン小暮閣下とデュエットさせていただいた『愛が生まれた日』を、お客様と一緒に歌いたいと思っていて。公式サイトに練習動画もアップしているので、我こそはと思われる方はぜひ会場で手を挙げください。また、New Creation、新しい創造力というタイトルにちなんで、私自身も新たな挑戦をします。今からドキドキしますが、挑む姿勢をお見せすることで皆さんが一歩を踏み出すきっかけになれば」

オペラを歌いこなすほどの歌唱力を誇る彼女だが、ライブはとてもフレンドリー。今度のツアーも「全員参加型」の楽しいものになりそうだ。

「前回のツアーは弦楽四重奏を入れたため、バラードが多いセットリストでした。今回は私自身がもっとはじけたくなり（笑）、アップテンポの曲も増やす予定です。初めての方も私が導きますから、恥ずかしがらずにタオルをふり回して発散しましょう。平成はいろんなことが便利になりましたが、同じ空間で生の歌や音を共有するライブでしか感じられないものが確かにあります。一緒に笑ったり、感動して涙を流していただけるよう、その日だけの最高の歌声を心込めてお届けしたいですね」

 

 

 

公演情報

 

May J. Tour 2019 -New Creation-

 

8/3(土)17:00 埼玉・三郷市文化会館 大ホール

8/10(土)17:00 群馬・藤岡市みかぼみらい館 大ホール

8/11(日・祝)17:00 神奈川・海老名市文化会館 大ホール

8/24(土)17:00 兵庫・加古川市民会館 中ホール

8/25(日)17:00 滋賀・野洲文化ホール 大ホール

9/14(土)17:00 愛媛・しこちゅ～ホール 大ホール～おりがみ～

9/15(日)17:00 高知・西土佐ふれあいホール

9/21(土)17:00 愛知・Zepp Nagoya

9/22(日)17:00 東京・Zepp Tokyo

9/28(土)17:00 新潟・アミューズメント佐渡

10/5(土)17:00 大阪・Zepp Namba