【インタビュー】松下洸平
2022/8/15(月)

松下洸平自身の想いを綴った夏ソングが完成!そして、全国ツアーも決定!
「最愛」や「やんごとなき一族」など、話題のドラマにひっぱりだこの俳優・松下洸平にはアーティストというもう一つの顔がある。2008年に一度歌手デビューするも、その後は俳優業に専念していたが、昨年8月にシングル「つよがり」で再デビューを果たした。そして、この8月に2ndシングル「Way You Are」をリリース。爽やかな夏ソングに乗せた温もり溢れるメッセージは、松下自らが共作の形で作詞したものだ。
「昨年は『つよがり』やミニアルバム『あなた』と、壮大に愛を歌う作品が続きました。今回、プロデューサーのUTAさんが作ったデモがとても爽やかだったので、これまでと違うポップな一面を届けたいと思いました。歌詞については、僕自身、表舞台に立つ仕事のなかで、自分らしさとはなにか、ありのままでいることの難しさについて考えたことがきっかけです。 自分のなかで迷いが生じたとき、古い友人や家族は僕のかっこ悪い部分も含めて『そのままでいい』と言ってくれる。その言葉が、僕に前を向かせてくれるんです。聞いてくださる皆さんに、ありのままでいいんだよというメッセージで寄り添えたら嬉しく思います」
心励ますメッセージソングでありながら、この曲の聴き心地は軽やかでポップだ。爽やかさを失わないよう、言葉選びは丁寧に行ったという。
「“ありのままでいいよ”というメッセージは繰り返すと重たくなると思ったので、日常のなかにある言葉を選ぶように意識しました。『夕日に打ち明けよう』という歌詞は、共作したAKIRAさんが夕日というワードをくれたので、そこから膨らませました。身近なものを通じて、聴いてくださる人との距離が少しでも近くなるような表現になればいいなと考え、たどり着いた歌詞です」
カップリング「Only you」では、松下が愛聴するMichael Kanekoとコラボが実現。チルなヒップホップ感がおしゃれな曲で、こちらも自ら作詞を手がけている。俳優と二足の草鞋を履くからこそ書けた歌詞だと瞳を輝かせた。
「大好きな人に大好きだと伝えるテーマなので、難しい言葉は使わず、曲のグルーヴを大切にしながら韻を踏める言葉選びを意識しました。『映画』や『ツーマンショー』などは、俳優をしている僕が書くことで生まれるリアリティもある言葉だと思ったのであえて入れました。韻を踏みながら意味が通る歌詞を見つけるのは大変でしたが、あまり使わないような言葉で韻を踏めたりするとすごくうれしくて(笑)。難しいですが、とても楽しい作業でしたね」
どんなに多忙でも音楽を創り奏でたいという思いは、積極的なライブ活動にも現れている。11月30日、神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに今年2度目となる全国ツアーの開催も決まった。
「音楽ライブでしか味わえないお客さんとの繋がりがあると感じています。ライブには特別な喜びがあり、すごく豊かな気持ちになれる。ずっと歌い続けていきたいですね。一度は離れた音楽活動だからこそ、今はもっと場数を踏みたい気持ちでいっぱいです。 ライブすることで自分に何が足りないかが分かるし、もっと音楽が好きになれると思うから。会場に足を運んでくださる方にも、『明日もまた頑張ろう』と思っていただけるような、そんな想いが伝わるツアーにしていきたいです」
プロフィール
マツシタコウヘイ
舞台、ドラマ、映画などに多数出演する今注目の俳優。’21年にメジャーデビュー。
公演情報
KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR
- 11/30(水)18:30 神奈川・よこすか芸術劇場
- 12/3(土)18:00 愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
- 12/8(木)18:30 大阪・オリックス劇場
- 12/9(金)18:30 大阪・オリックス劇場
- 12/12(月)18:30 東京・立川ステージガーデン
- 12/17(土)18:00 宮城・仙台サンプラザホール
- 12/18(日)18:00 群馬・ベイシア文化ホール
- 12/22(木)18:30 岡山・倉敷市民会館
- 12/24(土)18:00 福岡国際会議場 メインホール
- 12/26(月)18:30 東京・昭和女子大学人見記念講堂
- 12/27(火)18:30 東京・昭和女子大学人見記念講堂
インタビュー・文/橘川有子
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載