【インタビュー】マハラージャン

2022/3/15(火)

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大注目のマハラージャン、初ワンマンライブが決定!

ファンク、ソウル、ディスコなどを取り入れたダンサブルなサウンド、ユーモラスにしてシニカルな歌詞、そして、頭にターバンを巻いた個性的なビジュアルによって注目度を高めているマハラージャン。昨年夏にリリースされたメジャー1stアルバム「僕のスピな☆ムン太郎」は、コアな音楽ファンから一般的なJ-POPユーザーまで、幅広いリスナーに支持され、ロングセールスを続けている。

「“地方在住のお子さんが、道端で『セーラ☆ムン太郎』を歌っていた”という話を聞いて、ありがたいなと(笑)。地上波の音楽番組やイベントに呼んでもらえることも増えて、昨年はすごく飛躍できた年でしたね」

ルーツになっているアーティストは、ダフト・パンク、ジャミロクワイからザ・リバティーンズまで、きわめて多彩。「音楽的にやりたいことはまだまだたくさんあるんです」というコメント通り、新曲「先に言って欲しかった」は、ロックテイストを押し出した楽曲に仕上がっている。

「レコーディングに参加してくれたハマ・オカモトさん(Ba/OKAMOTOʻS)が“こういう曲は最初のテイクをなかなか越えられない。一発で録りましょう”と言ってくださって。その場のライブ感が伝わる曲になったと思います。歌詞はスマホのメモにあった“先に言ってほしかった”という言葉がきっかけ。どうしてその言葉を残しておいたのかは覚えてませんが、きっと何かあったんでしょうね(笑)。自分自身を歌詞に投影することにもこだわってるんですよ」

メジャーデビュー前、会社員として働きながら音楽をやっていた頃は「辛いことが多すぎて、表情が冴えなかった(笑)」そうだが、「最近は自分でも“楽しそうなことをやってそうだな”と思う顔になってきましたね」と楽しそうに語るマハラージャン。インパクトのある外見や思わずニヤっとしてしまう歌詞のイメージとは違い(?)、質の高い演奏をストイックに追求する「音楽至上主義」と呼ぶべきライブも、彼の大きな魅力だ。凄腕のミュージシャンとともに生み出されるバンド・グルーヴ、そして、シャープなギタープレイと感情豊かなボーカルは、ステージを重ねるにつれて精度を上げているという。

「ジャミロクワイや山下達郎さんもそうですが、“演奏がすごい!”というライブが好きだし、憧れているんです。自分のライブでもとにかくいい音楽、いい演奏、いいグルーヴを目指していて。バンドのメンバーはほぼ固定しているんですけど、みなさんすごく上手いし、〝どうしたらもっとカッコ良くなるか〟を考えてくれて、すごくありがたいです。マハラージャンの楽曲は歌がメインではあるんですが、バンドで演奏することでさらに映えると思っているので」

この夏にはワンマンライブ『レッツ・ターバン!』を東京・LINE CUBE SHIBUYA(7月22日)、大阪・心斎橋BIGCAT(8月5日)で開催。記念すべき“初ワンマン”とあって、「とにかく“音楽が良かった”と感じてもらえるライブにしたいですね」と強い意欲を見せる。

「アルバムの曲はもちろんですけど、夏までにしっかり準備して、絶対にいいライブにしたいですね。会場に来てくださるお客さんには、なりふり構わず踊ってほしいです(笑)。手を挙げたり踊ったりしてくれるとこっち側も盛り上がって、さらにいい演奏になるんですよ」

 

プロフィール

マハラージャン

スパイス×ダンスミュージックというスタイルで活動するシンガーソングライター。'21年3月にメジャーデビュー。

公演情報

マハラージャン 初ワンマン「レッツ・ターバン!」

  • 7/22(金) 19:00 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
  • 8/5(金) 19:00 大阪・心斎橋BIGCAT

インタビュー・文/森朋之
構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載

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