【インタビュー】LOVE PSYCHEDELICO

2025/4/15(火)

25周年ツアーには縁の深いゲストが登場！
「それぞれ全然違うライブになる」

LOVE PSYCHEDELICOのデビュー25周年アニバーサリーライブハウスツアーの大阪公演はTHE BAWDIESのROY、愛知公演はRei、東京公演はGLIM SPANKYの松尾レミという縁の深いゲストが登場する。

NAOKI「僕たちはよく友達のミュージシャンのライブに呼んでもらっていますが、節目のタイミングでこれまでやらなかったことをやろうという話が出て、自分たちがホストとしてゲストを招くツアーをやることになりました」

ゲストを決める上で大事にしたことは「仲が良いこと」だという。

NAOKI「3人とも友達として仲の良いミュージシャンです。僕が最初にプロデュースしたバンドがTHE BAWDIESということもあり、ROYは弟のような存在です。人生を捧げるくらいソウルに憧れて愛し続けると本物になるということを学ばせてもらいました」

KUMI「ジョン・レノン スーパー・ライヴをはじめ、ROYとは何度も共演したことはありますが、二人で歌うのは今回が初めて。ROYの歌はピュアな爆発力を持っているのでどんなセッションになるのかが楽しみです」

NAOKI「Reiちゃんはボーカルも可愛らしくて素敵ですが、すごいギタリストでもあるので、曲を通してその日にしか鳴らないブルースのスピリットを交換できたらいいですね」

KUMI「レミちゃんとは年齢的には一回り以上離れていますが、音楽のルーツが近いのとアートをはじめカルチャーへの造詣が深いので共通言語が多いんです。一緒に歌わせてもらう機会も多いですが、波長が合いますね」

NAOKI「KUMIとレミちゃんが二人で歌っている雰囲気はとても自然なんです。横にいる僕としてはとても居心地が良い。ボーカルスタイルや音域は違うけど、好きな音楽が近いのでお互いが遠慮なく歌えている感じがする」

KUMI「そうだね。3人ともLOVE PSYCHEDELICOの25周年だからっていうことを意識せず、フラットな気持ちで思いっきり楽しんでもらいたいですね。みんなに『今夜は楽しかった』って思える場所を用意したいです」

NAOKI「3人それぞれセッションの楽しみ方は違うんでしょうね。同じセットリスト上で『ここがゲストのパート』と決めるのではなくて、それぞれ全然違うライブになると思います。リハーサルが大変そうですが(笑)。3人とも縁があってライブや楽曲で共演させてもらって、世代の違いを感じずに同じ光に向かって歩めているのはとてもありがたいですし、そういう繋がりができる音楽って良いですよね」

ファイナルの東京公演のDAY2はワンマンライブだ。「デビュー20周年を過ぎた頃からようやくステージ上で自分の表現したいことができるようになってきた」とKUMIが明かした。

NAOKI「僕も同じです。長く音楽の世界で勉強させてもらっていると楽器と仲良くなることができて、演奏技術が向上するだけでなく、楽器のチューニングがおかしかったり、モニターの調子が悪かった時の対処の仕方が身に付いてきて、ステージで平常心のまま音楽を奏でられるようになってくる。気持ちがしゃかりきだと、例えば優しいチョーキングがうまくできないんです。平常心でいられるようになったことでライブでの表現の幅が広がってきました」

KUMI「そんなにライブの経験がないままデビューしたのでずっと試行錯誤し続けていました。今もその最中ではありますが、いろいろなことを経験させてもらったことで余計なことを考えずに歌えるようになってきましたね。だからライブがどんどん自由になってきていて楽しみ方が増えています」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
KUMI「女性アーティストの場合は甘いもの、小分けにでできるもの。男性が多いバンドの場合は肉まん、サンドイッチとか、相手によって考えます」

NAOKI「僕も相手によって考えます。先日、プロレスリング・ノアの清宮海斗選手には、疲れが取れるように、自分が使ってみて良かったバスソルトを持っていきました」