【インタビュー】川村結花
2025/12/15(月)

美しいメロディーを紡ぎたい
2025年にデビュー30周年を迎えたシンガーソングライターの川村結花。自身の楽曲に加えて、SMAPの「夜空ノムコウ」や、FUNKY MONKEY BΛBY’Sとの共作「あとひとつ」など、数々の楽曲を世に放ってきた。そんな彼女の記念すべき節目を祝し、今年10月に2枚組のオールタイムベストアルバム『Melody Maker』がリリースされた。
「複数のレーベルから発表してきた楽曲を集めたベストアルバムというのは、今回が初めてのリリースでした。ライブの定番曲『ヒマワリ』などはもちろん、ストリーミングサービスでは聴けないカップリング曲も入れたいなと思ったんです。あとは、キャリアの原点となったコンピレーションCDに入っていた、デビュー前の楽曲『それで じゅうぶん』や、近年のアルバムから外せないと思った『歌なんて』という曲も入れました。既存曲だけでなく新録したものも入れたかったので、FUNKY MONKEY BΛBY’Sと共作した『大切』をセルフカバーして。こうして振り返ってみると、若い頃はどうしても人の目が気になるし、『こう見られなきゃ』とか思っていたんだなって。でもかっこつけなくなったんでしょうね。自分を掘り下げれば掘り下げるほど、人に寄り添える曲がかけるのだと気付きました」
10月12日には、30周年を記念したライブ『川村結花30th anniversary Band Live 2025 ~Melody Maker~』が丸の内COTTON CLUBでおこなわれた。川村に加え、ギターとベース、ドラムから成る4人編成で、川村が信頼を寄せるミュージシャンたちが集結。観客と一体となる熱い一夜だったそうだ。
「ギタリストの石成正人さんは、デビュー当時から今に至るまで付き合いのある盟友ともいえる存在。ベースのtatsuさん、ドラムの坂田学さんも長年共演してきて、信頼の厚いミュージシャンです。ライブで曲に入りすぎてしまって、演奏から少し意識が離れる瞬間があったのですが、そんな時に信頼のメンバーがいると安心ですよね(笑)。私の様子を察知して、その場でアレンジして素晴らしいフレーズを紡ぎ、そこに意識が向くようにしてくれました。言葉を発さずとも『大丈夫』と言ってくれてるんだなと分かります。やっぱりバンドでのライブは、一人では出せないグルーヴがある。音の上で泳げるというか。バンドメンバーたちが作ってくれた波に乗って、泳いでいるような感覚ですね。サウンドとしての楽しさもありますし、聴いてくださる方の心が躍ったり、多幸感を感じていただけたりするような演奏ができたかなと思います」
バンドでのライブを終え、次はソロツアーが待っている。2026年1月24日、代官山 晴れたら空に豆まいてからスタートする『川村結花 30th anniversary 弾き語りLIVE“独奏2026” ~Melody Maker ひとり旅~』だ。東京からスタートし、札幌、福岡、大阪、名古屋、そして再び東京で千秋楽を迎えるという、全国6会場を巡るツアーである。
「ベストアルバムにもツアーのタイトルにも冠している『メロディーメーカー』というのは、自分自身を俯瞰して見た時にこうありたいと思った言葉なんです。私はやっぱり美しいメロディーが好きで、それを紡ぐ人でありたいなって。弾き語りのライブのセットリストはもう少し先のことなので、これからじっくり考えようと思っています(笑)。バンドでライブする時は、メンバー全員が一体となって、お客さんに向かっていくようなイメージですが、弾き語りは一人ひとりとそれぞれ直接つながるイメージ。お客さんが帰る時に、『明日から大丈夫かも』と思えるようなライブになったら嬉しいなと思います」
プロフィール
川村結花/かわむらゆか
シンガーソングライター、作詞家、作曲家として、自身の楽曲に加え、多くのアーティストに楽曲を提供する。
公演情報
川村結花 30th anniversary 弾き語りLIVE “独奏2026”
~Melody Maker ひとり旅~
インタビュー・文/堀晃輔
構成/月刊ローチケ編集部 12月15日号より転載
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— ローチケ ライブ (LIVE) (@l_tike_live) December 10, 2025
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締切:12/31(水)まで
月刊ローチケ12/15号に🎙️インタビュー掲載予定🎶
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