【インタビュー】神はサイコロを振らない

2025/4/15(火)

神はサイコロを振らない

ダブルアニバーサリーイヤー突入!ホールツアーで幕を開ける神サイの新章

結成10周年、メジャーデビュー5周年のダブルアニバーサリーイヤーに突入。キックオフとなった2月の日本武道館初ワンマンは、序盤から涙、涙のエモーショナルなライブだった。

柳田「武道館は当日どころかリハーサルで既にグッと来てしまっていて…インディーズ時代からライブハウスで“今目の前にいるこの何十人を武道館に連れていきます”と宣言していたので、有言実行できて本当に良かった。本番中、2015年頃からずっと来てくれている男の子たちの姿を客席で見つけたんですよ。俺たちが連れて来たというより、連れて来てくれたんだなって、ファンの愛情をすごく感じましたね」

吉田「感謝の気持ちは大きいですね。最後に披露した『スケッチ』には、神サイの結成からの10年のストーリーが全て詰まっている気がしていて。バンドそのものを表現しているような曲ですし、武道館でお客さんと一緒にこの曲が完成していく感じがすごく強くありました」

桐木「終わった後は良かったのか悪かったのか、感触が全く分からなかったんです。ただ、全部を出すことはできた、という感じでした。後々いろいろな人から感想を聞き“良かったんだな”というのを実感として得た、みたいな」

黒川「自分はプレイが思ったようにいかない部分が多くて、悔し過ぎて終わった直後はメソメソ泣いていました。でも、観に来てくれたドラムの師匠や友だちから“今までのライブで間違いなく一番良かったよ”と言ってもらえて。神サイの飾らない人間性を含めてしっかり伝わっていたようで、良かったなと思いました」

6月からは全国9都市10公演のホールツアーがスタート。このインタビュー時も、直前までアイディアを4人で出し合っていたという。

柳田「武道館で一旦、不器用だけどカッコいいロックな神サイは見せられたんじゃないかな?と思うので、ホールツアーでは、ちょっとエンタメに寄せるというか、今までは絶対にしてこなかったような神サイを見せたいです」

黒川「武道館公演を終えたのを節目に、神サイの第二章が始まると感じています。今までライブに来ていなかった人も神サイの新たなスタートを一緒に観てほしいし、来てくれていた人も、今度はこちらから全国へ行くので、是非観に来てほしいですね。メンバー皆で“やべぇ。震えるぐらいいい曲できたな”と言い合えるような曲をつくる1年にしたいです」

桐木「ダブルアニバーサリーイヤーは、4人のやりたいことをもっと明確にして、人とぶつかっても突破して実現していけるような知識と経験を身につけたいし、傲慢になるのではなく、いい意味でのわがままさを培えたらな、と。そういう1年に、個人的にはしたいですね」

吉田「たしかに、俺も通ずる気持ちはあるかな。カッコ付けることは悪いことではなくて、ロックの精神に則ってるなって。部屋の隅っこでギターを弾いて、アンプのレベルを上げた時に強くなったように感じたみたいに、自分の好きなもので武装してそれをステージに出すって、すごくカッコいい姿だと思うので。世の中に向けても“俺はこう思ってる”とハッキリ言うのがいいなと思うし、精神面でもそういうふうにしっかりと積み上げていくのが1年の目標です」

柳田「これからの神サイを見ていてもらえれば、武道館で発表した『叶えたい10のこと』が随時明かされていきます。ライブもそうですし活動全体をメンバー主軸でディレクションするようになり、4人で話し合うことも増えたんですが、10では収まらないぐらいやってみたいことがたくさん出てくる。とにかく楽しみたいし、クリエイティブな1年にしたいです!」


誌面連動Q&A

  • Q.
    手土産を選ぶポイントは?

A.
柳田「男性も女性も一番もらって嬉しいのはコスメではないでしょうか。その土地に行かないと買えないようなご当地コスメがオススメです」

黒川「自分がほしいものを選びます。メンバーの誕生日のプレゼントを買う時でも、自分が使ってみたいなっていうものを選びます」

吉田「お土産というと、変な猫のステッカーとか本当に意味のないものを買ってくるタイプです」

桐木「選ぶポイントはジャケ買いですね。美味しいとか美味しくないとかよりも、パッケージが可愛いものを選びます」

プロフィール

神はサイコロを振らない/かみはさいころをふらない

柳田周作(Vo.)、吉田喜一(Gt.)、桐木岳貢(Ba.)、黒川亮介(Dr.)からなる4人組ロックバンド。2月に日本武道館初ワンマンライブを開催した。

公演情報

神はサイコロを振らない Hall Tour 2025 “Lovey Dovey City”

  • 6/13(金) 19:00 埼玉・サンシティ越谷市民ホール 大ホール
  • 6/22(日) 18:00 グランキューブ大阪 メインホール(大阪国際会議場)
  • 6/28(土) 18:00 新潟県民会館 大ホール
  • 7/13(日) 18:00 愛知県芸術劇場 大ホール
  • 7/20(日) 18:00 福岡市民ホール 大ホール
  • 7/27(日) 18:00 宮城・若林区文化センター
  • 8/29(金) 19:00 北海道・札幌市教育文化会館 大ホール
  • 9/4(木) 19:00 Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)
  • 9/5(金) 19:00 Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)
  • 9/13(土) 18:00 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場

インタビュー・文/大前多恵
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載


プレゼントキャンペーン


お気に入り登録して最新情報を手に入れよう!

神はサイコロを振らない

国内アーティスト