【インタビュー】カライドスコープ

2026/10/15(木)

カライドスコープ

覚醒の先へ、初ワンマンへの挑戦!

2025年9月、BADASSへの所属を発表して以降、カライドスコープを取り巻く環境は変わった。全国各地でライブを重ねた1年。現在のバンドについても聞いた。

おとちゃん「やることは変わってないんですけど、周りの反応が大きくなりましたね。あと自分たちの意識は変わった気がします。スタート地点に立てたことで、考え方も強くなっています」

はんぎょ「ライブでもやれることが多くなりましたね」

ニイナ「ライブを観てくれる人が急に増えて、みんなが盛り上がってくれるからこそ、そこに甘えんと頑張らなって思ってます」

その変化を実感したのが、BADASSの先輩たちと回ったレーベル(プロダクション)ツアーだった。

おとちゃん「BADASS TOUR以降と以前で、気持ちが全然違うんですよ。“プロダクションに入れた”じゃなく、このBADASSの一員として本腰を入れないとなって」

ニイナ「大好きなバンドが所属しているプロダクションだから、最初はファンみたいな目線で見ていたんですけど、ツアーを重ねるなかで、同じステージに立つ以上、同じレベルのライブをしなあかんと思うようになりました」

はんぎょ「同じ土俵に立てたんだから、もうあとはやるだけやなっていう。それが今のバンドの状況につながっているのだと思います」

6月に配信された「deep bow」には、「BADASS hell」という言葉も登場する。

おとちゃん「“BADASSのバンドだぞ”ということを言いたかったし、言えることが誇らしくて。『hell』って地獄だけど、私からしたらポジティブでかっこいい意味での地獄なんです。抜け出せないBADASSの沼に、私たちの音楽でハマらせたいんです」

カライドスコープの歌詞には、2人が目の前で会話しているような言葉が多い。そこには2人で歌うからこそ生まれるものがある。

おとちゃん「歌詞は私が書いているんですけど、曲を作る時から、ニイナが歌うからこそ刺さる言葉を考えて書いたりしますね」

ニイナ「2人で歌っているからこそ、自分が歌う意味を持ちたくて。おとちゃんができない表現をしたいし、自分が書いた歌詞じゃないからこそ、自分なりに解釈して、気持ちを乗せて歌っています」

高校時代から続く2人の関係性は、今やバンドの大きな個性になっている。

ニイナ「2人で高校の時に『絶対叶えることリスト』を書いたんですけど、大体叶っているので、順調です(笑)」

はんぎょ「他にないバランスなんですよ。2人がバーンと前に出ているので、逆に僕は出すぎないようにバンドを支えています」

ツインボーカルを生かすスタイルは同じく6月配信の楽曲「ピエロ」にも表れている。

おとちゃん「SNSで『カライドスコープを好きな人が何をしたら喜ぶのか分かっている曲』と書いてくれている人がいて。でもその通りで、どうやったらお客さんが喜んでくれるか、何をしたらお客さんのバイブスが上がるか、私、感じることがあって。そんなお客さんに対して『もっと上がれよ』っていう意味もあるし、『上げさせてくれよ』っていう意味もあって。一緒に爆発したいなって」

はんぎょ「おとちゃんからデモが送られてきた時点で、とにかく盛り上げたい曲なんだと分かったので、ライブ中も『はい、いってらっしゃい』みたいに、何も考えずに叩いています」

いよいよ10月からは初ワンマンを含む『MAD CIRCUS TOUR』がスタートする。

おとちゃん「ツアータイトルはバイブスで付けました。“狂ったサーカスツアー”なので、やっぱり覚醒してなんぼかなって(笑)」

久しぶりのリリースツアーであり、ツアーファイナルでは初のワンマンライブも控えている。

おとちゃん「久しぶりのリリースツアーなので、どれぐらいみんなのバイブスが上がってるのかを見るのも楽しみだし、自分がどこまで行けるかも証明したいです」

ニイナ「自分らのことだけを見たい人が集まるワンマンの状況が想像できなくて。でも、やることは別にいつもと変わらへんから、全員が楽しんで帰れたらいいなと思っています」

はんぎょ「バンドの状況も変わったので、ここまでのカライドスコープを全部見せて、次につながるツアー、ワンマンにしたいですね」

おとちゃん「いつもの30分のライブをただ伸ばすのではなく、その瞬間の全部を爆発させたライブにしたいです」

ニイナ「『カライドスコープのお客さんって熱量がえぐいよな』ってよく言われるんですよ。その熱量に負けないように、“どっちがヤバイ奴か”みたいな対決をしたいですね」

はんぎょ「ヤバイ奴がワンマンで大量発生するって考えると怖いな(笑)」

このツアーの先には、さらに大きな景色を見据えている。

おとちゃん「アルバムも出したいし、今までと同じことをしていても意味がないから、もっと覚醒して、自分たちが目指しているところに近づけるようなバンドになりたいです。カライドスコープっぽさは変えず、その上で進化していきたいです」

BADASSへの所属、先輩たちとのツアー、楽曲のリリース、そして初めてのワンマン。振り返れば、この1年はカライドスコープにとって「覚醒」の1年だった。高校時代の「絶対叶えることリスト」を現実に変えながら、カライドスコープはその先へ進もうとしている。


誌面連動Q&A

  • Q.
    手土産を選ぶポイントは?

A.
おとちゃん「ポイントはやりすぎることです。たとえばテキーラを瓶で3本持っていくとか。なんだこれ?ってなるくらいやりすぎることを心がけています」

はんぎょ「僕は真逆で絶対にその日になくなりそうなものを渡すようにしています。持ち帰る労力が申し訳ないので、これはすぐになくなるだろうっていうものですね」

ニイナ「私はライブに行く時は、ウコンとじゃがりことオロナミンCをメンバー数だけ持っていきます。自分が好きなものを押しつけるのが好きです」

プロフィール

カライドスコープ

関西を拠点に活動するツインボーカル3ピースバンド。メンバーはおとちゃん(Ba.Vo)、ニイナ(Gt.Vo)、はんぎょ(Dr.Cho)。

公演情報

MAD CIRCUS TOUR

  • 10/26(月) 18:30 大阪・心斎橋ANIMA
  • 11/9(月) 18:30 愛知・名古屋RAD HALL
  • 11/13(金) 19:00 東京・渋谷Spotify O-WEST

インタビュー・文/柴山順次
構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載

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