【インタビュー】Kalafina

2025/12/15(月)

Kalafina

『ただいま』から始まる旅。
Kalafinaが東京&大阪公演開催

2025年1月15日、東京ガーデンシアターにておこなわれた一夜限りの復活ライブ『Kalafina Anniversary LIVE 2025』で7年ぶりに再集結したKalafina。その間、メンバーのKEIKO、Hikaru、Wakanaはそれぞれソロ活動をおこなってきたが、やはり3人で歌うと特別な感慨が湧いたという。

KEIKO「正直、2人と声を重ねた時、7年前、当たり前のように毎日歌っていた日々が奇跡だったんだって、そう思えるくらい2人が隣にいてくれることが幸せでした。オープニングの「oblivious」を歌う前、紗幕越しに3人でスタンバイする時、SEが流れるギリギリまで緊張感を味わいながらも2人に力を送るように手をにぎにぎしていました(笑)」

Wakana「全ての瞬間が印象的でしたが、あえて挙げるとすれば、私も1曲目の「oblivious」が印象深いです。オープニングの紗幕が落ちた瞬間、私たちの『ただいま』の気持ちを、皆さんがしっかりと『おかえり』と受け止めてくれているのを感じ、本当に嬉しかったです。初っ端から泣いてしまいそうでした」

Hikaru「Kalafinaとしてのポジションは変わらず、その中でそれぞれがソロで培ってきたものがプラスされたのではと感じました。懐かしさと新しさが融合し、今の3人だからこそ届けられるものを、ご来場くださった皆さんと感じられる時間だったと思います」

そんな3人による光降るようなひと時が、『Kalafina Anniversary LIVE 2026』として2026年1月に再び実現する。前回に続いて音楽監督を務めるのは、日本のポップス界を代表する音楽家のひとり、武部聡志。Wakanaのソロ活動のプロデュースを手掛け、自身が監修するスタジオジブリのトリビュートアルバム『ジブリをうたう その2』にKalafinaを招くなど、3人とは密な関係性を築いているからこそ、バンドサウンドとストリングス、そして三声の豊かな重なりが織り成すKalafina特有の世界観を、今回も迫力ある生演奏で届けてくれるはずだ。

Hikaru「武部さんは、Kalafinaの音楽を大切にしようといつも気遣ってくださって、ご提案やご相談をしてくださるんです。ご一緒できる緊張感はもちろんありますが、優しく、それでいて親しみやすい雰囲気を作ってくださるので、大変ありがたいです」

しかも今回は東京と大阪で計3公演を予定。前回のライブは「into the world」で結ばれたわけだが、その歌詞にも描かれているように、彼女たちの旅はこの先も続いていくのだろう。

KEIKO「今年に引き続き、来年も歌い始めをKalafinaのライブからできること、とても嬉しいです。そして大阪にも『ただいま』ができること本当に楽しみです。3人のハーモニーをさらに心地よくお届けできるよう準備をしていますので、ぜひ体感しにいらしてください♪」

Hikaru「来年も『Anniversary LIVE』と称してWakanaさんとKEIKOさんと、皆さんと過ごせる日が今から楽しみです!その日だけの、素敵な一夜・一音を感じ合いながら、たくさん“会話”できたら嬉しいです!」

Wakana「今年の『Anniversary LIVE』は、私たちと皆さんの止まっていた7年間分の時間を埋めるためのライブでした。来年は、私たちと皆さんのこれから進んで行く新しい時間を作るためのライブにしたいと思っています。前回よりもさらに、セットリストの流れはストーリー性を強めたいですし、Kalafinaならではの“ダーク味”も忘れたくありません。前回は披露できなかった曲もたくさんお届けしようと思っていますので、楽しみに待っていてください」

プロフィール

Kalafina/からふぃな

Wakana、KEIKO、Hikaruによるボーカルユニット。'08年にメジャーデビューを果たしアニソンを中心に人気を博す。'19年に解散したが'25年1月に再集結を果たした。

公演情報

Kalafina Anniversary LIVE 2026

  • 1/14(水) 19:00 東京・NHKホール
  • 1/15(木) 18:30 東京・NHKホール
  • 1/19(月) 19:00 大阪・フェスティバルホール

[音楽監督]

  • 武部聡志

インタビュー・文/北野創
構成/月刊ローチケ編集部 12月15日号より転載

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