【インタビュー】JAEJOONG

2025/10/15(水)

ファンの皆さんに感謝を伝えつつ、ここからさらに一緒に未来へ歩んでいきたい

昨年デビュー20周年を迎えたソロアーティスト・JAEJOONG。現在彼は音楽活動はもちろんのこと、自身が立ち上げた芸能事務所iNKODEでCSO（最高戦略責任者）を務め、本田仁美などが所属するガールズグループ・SAY MY NAMEのプロデュースを手がけるなど多忙な日々を送っている。多岐に渡る活動は、JAEJOONGの視野を大きく広げる要因になっているそうだ。

「会社経営やプロデューサーとしての活動は、僕にとって非常に豊かな感情を生み出し、僕の成長に大きな影響を与えていると感じています。グループのプロデュースにしても、経営者としての視点と、同じアーティスト仲間としての視点では大きく異なります。そのギャップを埋めるため、僕は彼女たちの思いを理解し、さまざまな瞬間を分かち合って成長していくことを心がけています。もちろん、それはアーティストである僕自身に対しても同じです。複数の人格を切り替えて生きているような感覚に大変さを覚えることもありますが、それも自らが選んだ環境。目の前の1つ1つをクリアして、より進化した未来を描いていけると信じてます」

アーティストとしてのJAEJOONGは、2025年も日本で多くのステージを見せている。3月には『2025 KIM JAE JOONG Asia Tour Concert J-Party “Home” in Japan』、その後も『2025 KIM JAE JOONG ASIA TOUR CONCERT “Beauty in Chaos” IN JAPAN』を幕張メッセで開催し、大勢のファンを楽しませた。さらに8月には音楽フェス『LuckyFes'25』に出演。さまざまなジャンルのアーティストが登場する中、彼も灼熱の野外で熱いステージを展開した。

「『LuckyFes'25』は日本の多彩なミュージシャンの方々が出る夏フェスで、僕を初めて見る観客の方も多かったと思います。特別な機会をいただけてうれしかったですし、僕にとって大きな挑戦の場でした。その緊張感や高揚感はステージに立つ瞬間まで続きました。特に尊敬するアーティストの1人であるHYDEさんも出演されていたので、さらに緊張しました。でも、皆さんが一緒に歌ってくれて全力で楽しんでくださったんです。その姿に支えられて、僕も笑顔で音楽を分かち合うことができました。あと不思議なことに、僕がステージに立った瞬間に雨が降り出して、最後の曲を歌い終えた瞬間に雨が止んだんです(笑)。そうした出来事も含めて、とても忘れられない体験になりました」

さらに進化し精力的に活動を続けるJAEJOONGは、10月から日本アリーナツアー『2025 JAEJOONG JAPAN ARENA TOUR “RE：VERIE”』を開催する。

「僕にとって約2年ぶりの大規模ツアーです。今秋に新しいミニアルバムをリリースする予定なんですが、そのアルバムの収録曲はもちろん、日本語曲も多く披露する予定です。今回のツアーは、ロックをベースとした構成になります。サウンドに力を込め、観客の皆さんとキャッチボールするように、歌を通して一体感を感じられるライブを目指したいなと思ってます」

今回のツアーは、東京・福岡・神奈川・大阪の4都市で計8公演行う予定。では、ツアーへの意気込み、ライブに期待する日本のファンへのメッセージを聞いてみよう。

「ツアータイトルの『RE：VERIE』には“もう1度、夢と向き合う”という意味が込められています。これまで共に歩んでくださったファンの皆さんに感謝を伝えつつ、ここからさらに一緒に未来へ歩んでいきたい、そんな思いを込めました。オリジナルの新曲も披露したいと思っていますし、きっと皆さんとの特別な時間になるはずです。ぜひ楽しみにしていてください！」