【インタビュー】Galileo Galilei

2024/10/15(火)

CHEMISTRY

「解釈自由」の全28曲のアルバムを携えた『Tour M』を開催

尾崎雄貴「去年のツアーファイナルで、『次はアルバム2枚作る』と言っちゃったんですよね。曲もないのに(笑)。でもずっとやりたかったことだし、言ったからにはやろうと思って作り始めました」

Galileo Galileiのニューアルバムは、2枚で全28曲の超ボリューム。人間が外側に向けて見せるペルソナやモンスター性に着目した『MANSTER』は、荒々しく実験的なサウンドが詰まったロックアルバム。人間のニュートラルな内面性を表現する『MANTRAL』は、穏やかで親しみやすいポップアルバム。歌詞もサウンドもまるで異なる、しかし深いところで繋がりあう2枚を同時リリースだ。

雄貴「今は自分の人生を振り返ったり、これからの人生を考えることが多いので、“マン”という言葉を使いたかったんですよね。外に見せている自分が『MANSTER』で、毛皮を着ているモンスターのイメージ。それに対して、風呂上がりにパンツ一丁でソファーに座って何も考えてないような、ニュートラルな自分が『MANTRAL』です」

岩井郁人「できあがって聴いた時に、レディオヘッドの『OKコンピューター』を中学生時代に聴いた時と同じ衝撃を受けたんですよね。おそれ多いですけど。“めちゃくちゃいいんだけど、ちょっとよくわかんないかも”みたいな、自分たちで作ったのにそう思える、凄いアルバムができたなと思っています」

尾崎和樹「1曲1曲に時間をかけて、試行錯誤して作ったはずなんですけど、あまり記憶がないというか。この曲ってどうやってここまで持ってきたっけ?みたいなものもあったりするので、僕も完全にまだ理解できていないところがあるんですけど」

岡崎真輝「でもツアーの準備を進める中で、曲に対しての理解度が深まっていく感覚があったので。ライブをやることで、アルバムに対しての印象が変わっていったり、より広がっていったりすることも含めて、この先が楽しみなアルバムになったかなと思います」

全曲が重要で、解釈はリスナーの自由。そう強調しながらも、「28曲の中で核になる曲は?」という質問には、北欧神話に影響を受けた「ヴァルハラ」「KING M」を挙げてくれた。

岩井「次のツアーはよりエンタテインメント的な、演劇的な要素も入れたいと考えているんですよね。その中でもこの2曲はすごく重要になると思います」

雄貴「「ヴァルハラ」は北欧神話の、死んだ戦士が集まる館の名前。ヴァイキングの戦士たちはヴァルハラに行ってもまだ戦うんですよ。生きている自分たちの人生の中でやっていることを、あっちに行っても続けようという考え方で、それって僕らも同じで、死んだあとも、あの世があるとしたらそこで音楽をやり続けたい。自分たちの生き方を、ヴァルハラへの道に重ねて曲を書いた感じになっています」

「Tour M」と題した最新ツアーは、9月27日の札幌から10月25日の東京までの7公演。2023年に再始動してから、「昔はライブが苦手だったけど今は大好き」(雄貴)という、気合満点の4人の姿が見られるはずだ。

岩井「もしもGalileo Galileiを知らない人が友達に連れてこられたとしても、見たことのないものでも感動はできるんだと思ってもらえると思います。僕らの音楽は、たとえば旅行に行って、見たことのない景色なのに感動して涙が出ちゃうみたいな、そういうものに近いんじゃないかな?と思うので。めちゃくちゃ楽しめるライブになると思います」

プロフィール

Galileo Galilei/がりれおがりれい

'10年にメジャーデビュー。'16年10月、日本武道館公演で活動に終止符を打つが'22年により再始動を発表。メンバーは尾崎雄貴(Vo/Gt)、尾崎和樹(Dr)、岩井郁人(Gt)、岡崎真輝(Ba)。

公演情報

Galileo Galilei Tour M

  • 10/19(土)18:00 宮城・仙台PIT
  • 10/22(火)19:00 愛知・Zepp Nagoya
  • 10/23(水)19:00 Zepp Namba(OSAKA)
  • 10/25(金)19:00 Zepp Haneda(TOKYO)

インタビュー・文/宮本英夫
構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載


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