【インタビュー】Furui Riho

2025/7/15(火)

全国12ヶ所をまわる過去最大規模のツアー『Furui Riho Live Tour 2025 -Dear my friends-』が開催決定！

2019年、名曲の誉れ高い「Rebirth」のリリースで注目を集めてから6年、精力的な活動で順調に動員を伸ばしてきた北海道出身のシンガーソングライターFurui Rihoが、9月から11月にかけて、過去最大規模となる全国12ヶ所のツアー『Furui Riho Live Tour 2025 -Dear my friends-』を開催する。

「これまでの最多が5か所なので、一気に増えました。初訪問は宮城、香川、広島、岡山と、ライブをしたことがない場所は多いので、どんな人が来てくれるのか楽しみです。土地、土地で本当にノリが違うんですよ。それを早く知りたくてワクワクしています」

率直な言葉をゴスペル仕込みの歌声に乗せ、人なつっこいキャラクターでファンに愛されているイメージが強かったが、意外にも「ライブを好きになったのは最近」だという。

「2019年に「Rebirth」っていう曲をリリースしてから、“売れなきゃいけない”と強く思うあまり、音楽を楽しむというよりは“自分をいかによく見せるか”みたいなところで戦っていました。ステージに上がると頭が真っ白になって、歌詞を間違ったり、動悸や息切れがしたり。変わってきたのはここ2年ぐらいで、自分の音楽が聴かれている手ごたえを感じられるようになってきたのと、ライブ前の個人練習で技術面でも少しずつ自信がついて、バンドメンバーにもすごく助けられながら、ちょっとずつ楽しくなってきたんです」

何か大きなきっかけはあったのか。そう尋ねると、昨年3月と4月に『DAICHI MIURAARENA LIVE 2024 OVER』で三浦大知と共演したことを挙げてくれた。

「初めてのアリーナで、しかも大知さんのライブ。3回やりましたけど、初日のことは何も覚えてないです(笑)。2日目、3日目とだんだん自分を取り戻して、選んでもらえた自分も選んでくれた大知さんも信じようと思って、いい意味で自分を投げ出せたんです。それはひとつ大きな自信になって、今も“私はあれを乗り越えたから大丈夫”って思えるんです」

デビューする前はもともとライブが大好き。その初心を思い出したのは、昨年10月のビルボードライブでの公演中だったそう。

「ゴスペルやってたときはこうやって音楽を楽しんでたなって。“売れなきゃ”なんてもちろん考えないし、みんなで声を合わせて心を震わせて、ときに踊り出したり、涙したり。音楽と自分が1つになっている感覚があったんですよ。ビルボードのときは、バンドがすばらしい演奏をしてくれたおかげで、とにかくすっごく楽しくて、“私、昔はこうして何も考えずに音楽にどっぷり浸かってやってたじゃん”って思い出したんです。それからますますライブを楽しめるようになった気がしますね」

今や「私はたぶん、音源よりもライブの人。私のライブはゴスペルだと思います」と言うほど。最後にライブにしか求められない楽しさを聞いてみた。

「バンドと一体化したときが本当に気持ちいいんですよ。とんでもない喜びが体の中から湧き上がってきて、全身が震えて、どう見られてるかを気にする余裕もなく、気がついたら体でその喜びを表現している。あの喜びは他にないものですね。あとはお客さん！みなさんの笑顔や涙を見ると、この曲を書いて歌ってきてよかったなって思うんです。“Love One Another”を掲げて活動してきましたけど、お客さん同士で譲り合い、支え合ってくれている話を聞くと、愛のある空間を守っていきたいし、私が先陣を切って実践しよう、とも思うんです」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
「地元北海道の名物商品はおすすめです。北菓楼のおかきや六花亭のマルセイバターサンドは定番ですよね。北海道のお菓子は、みんなにもすごく喜んでもらえるので、つい選んでしまいます(笑)。名店が監修しているレトルトラーメンセットを贈ったこともありますよ！」