【インタビュー】EGO-WRAPPIN'

 

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出演9回目の達人が語るフジロックの魅力とは?

 

EGO-WRAPPIN'と言えば、ソウル、ジャズ、歌謡曲、ラテンなど豊潤な音楽性の自由奔放なミクスチャーで、マニアックな音楽ファンもライトなリスナーも夢中にさせるスーパー・グループ。6年ぶりのニュー・アルバム『Dream Baby Dream』は、TVドラマ『フルーツ宅配便』オープニング・テーマ「裸足の果実」、TVアニメ『歌舞伎町シャーロック』オープニング・テーマ「CAPTURE」と、2大タイアップを含む全11曲。アップ・テンポのスカや歌謡ファンクから、スロー&メロウなバラードまで、よりシンプルにポップに仕上げたサウンドと、中納良恵の圧倒的なボーカル力が輝く最新傑作だ。

中納 自慢のアルバムができました。あんまり難しいことをせんようにしたというか、前はアレンジをめちゃくちゃ盛っていってた感じもありましたけど、素直になったような気がします。基本ポップというか、ポップスじゃなくてポップな感じで聴かせられたらいいな、という感じはあったかも。聴かせる曲も、踊らせる曲も。

そんな自信作を引っさげて、この夏EGO-WRAPPIN'はフジロック・フェスティバルに出演する。2001年の初出演から9回目というのは、日本人アーティストとして1、2を争う回数だ。

中納 ありがたい話ですね。フジロックは日本のフェスの元祖みたいなところがあって、フジロックに出たら、ミュージシャンとして認められた感じがする。お客さんも、音楽をそんなに知らない人でも、キャンプがてらに来る人もいるじゃないですか。そういう人たちを引っかけたいし、すごい音楽好きな人もむちゃくちゃ来てるから、見せつけたいところもあるし、気合い入りますね。

 個人的に、FIELD OF HEAVENが好きなんですよ。来てる人も、耳が肥えた人が多いような感じやから、落ち着いてできるというか。GREEN STAGEだと、盛り上げないといけないという気持ちもあって(笑)。あとはREDMARQUEEの、ライブハウスみたいな雰囲気も好きです。

ライブ中は常にハイ・テンションだが、ステージを降りれば誰もがみな音楽ファン。アーティスト同士の様々な交流も、連帯感溢れるフジロックならではのエピソードだ。

中納 エレベーターに乗ってて、全身黄緑の女性がおるなーと思ったらビョークやったとか(笑)。あと、G・ラヴ&スペシャル・ソースの人に、RED MARQUEEで一緒になったときに褒められました。海外の方って、すごいテンション高くしゃべってきてくれはるから、すごく嬉しかった。トロージャンズのライブを見てたら、ギャズ・メイオールが“一緒に帰ろか”ってバスに乗せてくれたりとかもありましたね。明るい人ばっかりで、外国に来たみたいやなと思った。あと、ジョー・ストラマーの話。

 2002年のGypsy Avalonだったかな。ふらっと行ったら“あれ、ジョー・ストラマーちゃう?”ということになって、話しかけたら、そうやったんですよ。で、僕らのこと、知ってたんですよ。その場から離れたくなくて、1時間半ぐらい一緒におったと思うけど。その年にジョーが亡くなってしまったこともあって、すごく思い出深いです。

そして、今年のフジロックではどんなライブを見せてくれるのか? EGO-WRAPPIN'は新編成のバンドと共に、ちょうどアルバム・ツアーの真っ最中。脂の乗った最高の状態で、最高の演奏が楽しめるはずだと、早くもここで断言してしまおう。

中納 新しいバンドと一緒に、ムードたっぷりなライブにしたいですね。ほっこりと、でもノリノリに、キレのある感じでいきたいなと思います。

フジロックは世界の音楽の祭典。そう語る二人からのメッセージは、ナマの体感に勝るものはないということ。今年で23回目、フジロックの熱い夏はもうすぐそこだ。

 マジで、世界は広いと痛感させられますね。出演者も、アフリカの黒人ミュージシャンとかの演奏を聴くと、ノリが全然違う。やってる側も驚きの連続やから、見てる人はもっとそうやろうし、世界クラスを体感するのがフジロックの醍醐味ちゃうかな。世界に一番近いフェスやと思います。

中納 何かを始めるきっかけになるかもわかんないですよね。音楽に関わらず、自分にスイッチが入るというか、アフリカ行ってみよう、アラブ行ってみようとか、そういうことにもなるかもしれない。見て体感するのって、大事ですね。今はYouTubeの世界で、知識は広がっているけど、行って体で感じるのは、すごくいいことだと思います。

 

プロフィール

エゴラッピン

'96年、大阪で結成されたユニット。メンバーは中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)。

 

公演情報

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FUJI ROCK FESTIVAL'19

 

7/26(金)~28(日) 新潟・湯沢町 苗場スキー場

 

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    インタビュー・文/宮本英夫

    構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載