【インタビュー】フィロソフィーのダンス
高い音楽性と歌唱力で魅せる、フィロのス全国ツアー
2015年8月、活動開始。ファンク、R&Bを基調とした、アイドルの枠に収まらない高い音楽性と歌唱力で人気を集めるフィロソフィーのダンス(以下、フィロのス)が、11月より全10箇所を回る全国ツアーを開催。4月には3rdアルバム『エクセルシオール』をリリース。最新作を掲げてのリリースツアーも経て、たくましさを増した彼女らは、いま確かな自信と手応えを感じている。
十束おとは 今年で4年目のTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)出演があったんですけど。ファンも増えたし、私たちを知らない人に『良かった』と言ってもらうことも多くて、手応えもすごく感じました。ZEPPのステージもあまり広く感じなかったし、ライブを楽しむ余裕もあって、ちょっと貫禄が出てきたかも(笑)
佐藤まりあ テレ朝夏祭りでもいままでやったことないくらい大きなステージでワンマンをやらせてもらって、お客さんもたくさん入って。メンバーともお客さんとも一体感を感じることができて、自分たちの成長をすごく感じました。
ハイクオリティな楽曲やバンド編成でのライブなど本格志向の音楽性から音楽的な部分で評価されることの多い彼女らだが、ライブや作品から感じるのは、そんな本格サウンドや楽曲から溢れ出る彼女らの個性やキュートさ。アーティスティックな面とアイドルらしさの両方を持ち合わせていることは、フィロのス最大の武器だ。
十束おとは 曲はいわゆるアイドル楽曲じゃないけど、心は全員アイドルなので。アーティストに振り切らず、自分なりのアイドルでいようという気持ちを4人が持って、上手くバランスをとってやれているのが私たちの強みだと思っています。
奥津マリリ バンドと一緒に回ったツアーでは、『何かをぶち壊すくらいの気持ちで溢れる感情をそのまま出そう!』と臨んで、ひとつ殻をやぶることが出来たと思うので。そこも今後のイベントや次のツアーに生かされていくと思います。
日向ハル あとグループの活動もですけど、個々の活動も大きくて。私はテレビ東京のカラオケバトルに出演させてもらったことで、歌に打ち込む姿勢も変わったし、周りに上手い人がたくさんいることも分かったし、学ぶことも多くて。そんな個々の経験も、活動に生かせてると思います。
また、『エクセルシオール』の完成で曲の幅も広がり、大きく成長出来た感があるという彼女ら。
十束おとは 『エクセルシオール』って“向上していく”って意味なんですけど、『私たち、向上出来てるな』って初めて実感出来た作品でした。それぞれの表現の幅も増えて、そこに成長が見えて。
日向ハル みんなのスキルも上がったから、色んな感情を歌に乗せることが出来ていて。すごく聴き応えのある作品にもなったと思います。自分のなかでも挑戦があって、壁を超えたことが自信になったし。ライブの振り幅も大きく広がりました。
そんなアルバム楽曲たちと最高のパフォーマンスを引っさげて、フィロのスは全国ツアーに挑む。
佐藤まりあ 今回は私の地元・埼玉が初日で、行ったことのない土地も多い。初めて見る人にも楽しんでもらえるように、ペース配分関係無しで初日からかっ飛ばしていきたいです。
奥津マリリ 東京公演ではフルバンド編成でやる予定なんですけど。前回は付いていくのに必死だったんで、この1年で殻をやぶって、力を溜めてきた成果を見せられたら、私たちがバンドを引っ張っていくくらいの気持ちで出来ると思ってるので。成長した自分たちを見せたいと思います。
プロフィール
フィロソフィーノダンス
奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、十束おとはの4人組アイドル・グループ。'18年8月リリースの「イッツ・マイ・ターン/ライブ・ライフ」はオリコン・デイリー・チャート1位を記録。
公演情報
『Glamorous 4 Tour』
11/17(日)16:00 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
11/23(土・祝)16:00 水戸LIGHT HOUSE
11/24(日)16:00 仙台LIVE HOUSE enn2nd
11/30(土)16:00 福岡DRUM Be-1
12/1(日)16:00 熊本B.9 V2
12/5(木)19:00 大阪・umeda TRAD
12/6(金)19:00 愛知・Electric Lady Land
12/8(日)16:00 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
12/14(土)16:00 広島セカンド・クラッチ
12/17(火)19:00 東京・新木場STUDIO COAST
インタビュー・文/フジジュン
構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載