【インタビュー】BILLY BOO

2025/11/15(土)

BILLY BOOの『今』を体感してほしい

キャッチーなメロディとジャンルを横断するミクスチャーサウンドで、急速に注目を集める4人組バンドBILLY BOO。TVアニメ「謎解きはディナーのあとで」のエンディングテーマ「ラプソディ」を機にその名が広がり、リスナー層をじわじわと拡大してきた彼らの早くも２度目となる全国対バンツアー『BILLY BOO “WIGGLY tour 2025-2026”』がスタートをきった。

KAZUKI「半年も経たないうちにまた皆さんに会えるのは、本当にうれしいです。今回のツアーではじめて僕らを観てくれる人も多いと思いますし、もちろんこれまで応援してくれている方にも自信をもって“今の僕ら”を届けたい。それが率直な気持ちです」

KEI「今回は新曲も披露するので、リハーサルからメンバーもスタッフもすでにワクワクしていて。以前から応援してくれてる方も「ラプソディ」をきっかけに知ってくれた方も、きっと巻き込めるツアーになるはずです」

ツアー初日は地元である宮城県・仙台ROCKATERIAからスタート。

KAZUKI「僕らにとって仙台は特別な場所。前回も今回も初日を仙台にしたのは、そこに強い思いがあるから」

KEIはツアーでの楽しみを「前回イベントで行った北海道では慌ただしくて海鮮を食べられなかったので、今回はゆっくり堪能したい。前回行った土地をより深く知れる絶好の機会でもありますよね」と笑顔で語る。

対バンツアーの見どころは「僕らをまだ知らない人に観てもらえるチャンスがあること」とKAZUKIは語る。

KAZUKI「そこで僕らを好きになってくれることもあるだろうし、逆に僕らのファンが新しい音楽に触れる機会でもある。そういう『広がり』が、対バンの素敵なところです」

ライブに臨む姿勢を尋ねると、KAZUKIは「ギャップ」と即答。

KAZUKI「ライブでは熱量や一体感を大事にしているので、いい意味で“イメージと違った”と言われるのがうれしい。音源を超える体験をしてもらうことは、次につなげる上でも重要です」

KEI「そういう意味でも、ライブならではのアレンジにはこだわっていて。曲の始まり方や終わり方を変えたり、ドラムのアイデアを試したりすることでライブ感が増していく工夫を凝らしていますね」

そんなBILLY BOOがツアー初⽇に発表したのが新曲「ラブソング」だ。タイトルの普遍性に反して、とても個人的な背景をもつ。KAZUKIがソロ時代に作ったデモがもとになっており、『860曲目にして生まれた曲』だという。

KAZUKI「当時は数を作ってもなかなか納得できるものにならなくて。でも、ふと降りてきたこの曲のメロディは、メンバーにもスタッフにも“これはいいね”と言ってもらえました」

すでにライブでは何度か披露していたが、今回はCarlos K.との共同アレンジによりブラッシュアップした。

KAZUKI「普段はデモをつくり込み、データでやり取りするのですが、この曲はスタジオでCarlos K.さんとセッションしながらつくりました。リアルタイムで音をぶつけ合う経験ははじめてで、本当に刺激的でしたね」

胸にまっすぐ届くミディアムバラードは、ライブのセットリストの中でも特別な存在感を放つはずだ。最後に、ツアーへの意気込みを伺った。

KAZUKI「僕らにとっては2度目のツアーですが、この先はさらに大きな会場でのワンマンツアーなど、より多くの人を巻き込んでいきたいと思っています。なのでBILLY BOOの『今』を、この機会にぜひ体感してほしいです」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
KEI「喜久水庵という宮城県ではお馴染みのお店で販売されている大福がおすすめです」

KAZUKI「誰でも好き嫌いなく食べられそうなものを選ぶようにしています。かまぼことか！私たちは仙台の人間ですしね。バンドマンだとエナジードリンクを差し入れることも多いです。プチテンションアップみたいな気持ちになるものを選ぶようにしています」