【インタビュー】ベリーグッドマン
2025/8/15(金)

みんなに愛していただいている曲を届けたい
気迫を感じられる熱いライブにします
活動の軌跡の中で数々の応援歌を生み出してきた3人組ボーカルユニット ベリーグッドマン。『第107回全国高等学校野球選手権大会』地区予選テーマソングとして全国各地の放送局に起用された新曲「黎明」は心を穏やかに鼓舞してくれる音と言葉の結晶だ。
Rover「今までの応援歌は半径何メートルかの人たちを思い浮かべながら歌っていたんですけど、今回は大きく、幅広い世界で戦っている人たちに向けて伝わればいいなあと思っています。バスドラムの4つ打ちで、ギターがカントリー調の雰囲気の応援歌は新しい挑戦ですね」
HiDEX「応援歌のサウンド面に関して明確に意識するようになったのは、聴きたくなる時間帯です。朝は重すぎず、夜聴くのならピアノの音色をきれいにしたり、昼間だったらガンガン重いサウンドにして“行くぞ!”というものにしてみたり。そういうやり方は完成されてきたと思います。『黎明』は朝のイメージですね」
“葛藤のど真ん中をゆけ”という言葉が印象的だ。夢や目標に向かう際に避けては通れない悩み、不安、葛藤と向き合う決意を後押しするメッセージを温かく伝えてくれる。
MOCA「この言葉を出したのはRoverだったと思います。自分の周りにもスーパーヒーローではないかもしれないけど、かっこいい先輩、近所のおじちゃんとかがいて、そういう人たちにも届いてほしいと思っている曲です」
Rover「最近の曲の『名もなき夢』で“悩みのど真ん中”と歌っていて、それはそれで納得がいっているんですけど、もっと挑戦的で勢いのあるフレーズはないかなと探したんですよね」
困難にひたすら立ち向かうことを歌うのではなく、時には弱気になることも受け入れてくれるのが「黎明」だ。このような曲に仕上がった背景には、ベリーグッドマンが音楽と真剣に向き合ってきた日々がある。
Rover「“弱音を吐いてもいいから”は、ベリーグッドマンの『ライオン』の“負けない気持ちがあるから”のメロディをほぼ引用して歌っています。我々のデビュー曲の『コンパス』は、配信前から『こいつら売れるぞ』と周りが期待してくれていたんですけど、そこから3〜4年くらい『コンパス』を超える曲を作ろうとして悩まされたんですよね。そして、ようやく力を振り絞れたのが『ライオン』でした。そこに至るまでの日々がまさに葛藤のど真ん中だったんじゃないかなと思って、メロディを引用しました」
彼らは来年にメジャーデビュー10周年を迎える。アニバーサリーイヤーの幕開けを飾るワンマンライブ『ベリーグッドマン ARENA LIVE 2026 ~全員集合‼~』の開催が決定した。1月11日は東京・お台場、2月11日は兵庫・神戸で公演が行われる。これまでに大阪城ホール、阪神甲子園球場でのライブを成功させてきた彼らだが、関東でのこの規模の公演は今回が初だ。
Rover「2023年の甲子園球場を経て、その次の新しい何かを探す中で出てきたお話だったんですけど、関西でしか大きなライブをやったことがなかったので、最初に話を聞いた時は正直なところ“無理だろうな”と思いました」
MOCA「僕は断固反対派でした。大阪で育って東京のことをよくわかっていないやつらですからね。まだ大阪のUSJみたいな存在にもなっていないのに、東京にもう1つUSJを作ろうとするくらい難しいことだと思いました」
HiDEX「大阪城ホールを終えてから関東に意識を向けだした時期があったんですけど、コロナ禍が始まって一旦白紙になったんです。そこから関西を軸にしていく感覚になっていたので、東京のアリーナ会場でのライブは、怖さがありました」
少なからず不安もある旨を3人は包み隠すことなく語っていたが、力強い決意を抱きながら大きな挑戦に向かって動き始めている。
Rover「何もしないで横這いってあり得ないですよね。僕らはうっすら右肩上がりでやってきたので、挑戦を避けたら話にならないと思っています。ベリーグッドマンはまだ関東でそれほど知られていないですけど、“こんなに熱い想いを抱きながら歌を歌っているのにもったいない”というのが正直なところあって。育ててもらった関西のシーンには恩があるけど、その恩を表現するためには全国で戦わないといけないという気持ちも生まれてきています」
HiDEX「全国区になるためには、東京でもできなければいけないですからね。会場がTOYOTA ARENA TOKYOというのは腑に落ちるものがあります。会場の雰囲気的にもファンの方が楽しめると感じたので」
MOCA「セットリストは自分たちのベストというか、みんなに愛していただいている曲を数多く選んでやれたらなと思っています。ツアーではなくて一発勝負みたいなライブでもあるので、緊張感とドキドキもありそうですね。気迫みたいなものも感じられる熱いライブになるのかなと想像しています」
メンバーの強い要望によってTOYOTA ARENA TOKYOには託児所が準備されるという。普段、なかなか会場に足を運べない層への配慮は、彼らの音楽が老若男女の心に響く力をもっている理由にもつながるのだと思う。着々と活躍の場を広げているベリーグッドマンの力強い一歩となるライブをお見逃しなく!
誌面連動Q&A
- Q.
気分転換やリフレッシュしたいときにすることは?
A.
Rover「3人共通してサウナだと思います。僕はむしろサウナしかないです!」
HiDEX「僕はサウナの中でも外気浴のあるタイプが好きです。リラックスしていいリフレッシュになります。あと、家も好きなので1日の終わりを家で過ごしたいと考えています」
MOCA「サウナも大好きですが、家がリラックスできる場所になっています。家の居心地が良すぎて、家から出たくないとさえ思います(笑)。どんどんHiDEXに近づいているかもしれませんね。HiDEXはライブが終わっても速攻帰るタイプなので、最近は一緒に帰ることも多いです」
プロフィール
ベリーグッドマン
'13年結成。Rover、MOCA、HiDEXからなる大阪出身の3人組ボーカルユニット。美しいハーモニーと共感を呼ぶ歌詞で応援ソングが人気を集めている。
公演情報
ベリーグッドマン 〜TOYOTA ARENA TOKYO 絶対完売!〜 TOUR
- 9/27(土) 16:30 群馬・前橋DYVER
- 9/28(日) 16:30 茨城・水戸LIGHT HOUSE
- 10/4(土) 16:30 栃木・HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
- 10/5(日) 16:30 千葉・柏PALOOZA
- 10/10(金) 19:00 愛知・名古屋ボトムライン
- 10/11(土) 16:30 静岡・SOUND SHOWER ark
- 10/13(月・祝) 16:30 埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
- 10/19(日) 16:30 東京・新宿ReNY
- 10/25(土) 16:30 神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!
- 10/26(日) 16:30 山梨・甲府CONVICTION
メジャーデビュー10周年記念 ベリーグッドマン ARENA LIVE 2026 〜 全員集合!!〜
- '26/1/11(日) 17:00 TOYOTA ARENA TOKYO(お台場)
- 2/11(水・祝) 17:00 兵庫・GLION ARENA KOBE
インタビュー・文/田中大
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載
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— ローチケ ライブ (LIVE) (@l_tike_live) August 14, 2025
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締切:8/31(日)まで
月刊ローチケ8/15号に🎙️インタビュー掲載予定🎶
🎟️チケット情報はこちらhttps://t.co/VsnELTVmRj pic.twitter.com/jJUGAa1m7J