【インタビュー】赤えんぴつ

2025/10/15(水)

歌で届けるってことをやりたくなった

四半世紀にわたり、バナナマンの単独ライブには必ず登場してきたフォークデュオ、赤えんぴつ。ボーカルのおーちゃん（設楽統）とギターのひーとん（日村勇紀）が歌う切ない曲と2人の小競り合いは、バナナマンファンの間で愛され続けてきた。そんな彼らは2024年、突如、武道館公演を敢行。2025年は全国6ヶ所7公演のツアーが実現する。ミュージシャンとして大きく飛躍を遂げつつある2人に話を聞いた。

全国ツアーをおこなうことになった経緯は？

おーちゃん「昔からの夢だったからだよね。武道館と全国ツアー、あとお弁当箱を焼きそばでいっぱいにすること」

ひーとん「ああ、まあわかるけど。確かに子供の頃、お弁当は焼きそばだったらいいなとかあったけど。言わなくていいでしょ、お弁当のこと今は」

全国ツアーで楽しみにしていることは？

ひーとん「そりゃ各地での食事でしょ」

おーちゃん「俺は全国の人たちに会えること」

ひーとん「ずるいよ。それはそうなんだけど」

今回はどんなライブになりそうですか？

おーちゃん「マジな話、聞かすライブになるよね。音楽性が高いっていうか、硬派なライブ」

ひーとん「ハハハ！マジを見せる感じだ」

初日の東京公演は東京キネマ倶楽部で行われますね。ここを選ばれた理由は？

ひーとん「かっこいいもんね、なんて言ったってこの劇場は。鶯谷って場所もなんかいい」

おーちゃん「色気があるよね。せっかくならここでスパークするようなライブになるといいなと思うよ」

その後Zeppを回られますね。Zeppの思い出は何かありますか？

ひーとん「赤えんぴつでは初めてだけどさ、バナナマンでコントをやったことはあるよね、確か」

おーちゃん「俺はね、THE HIGH-LOWSのライブ観に行ったことがある、Zeppに」

ひーとん「へー！最高だね」

おーちゃん「（スピードワゴン）小沢と」

ひーとん「あいつ好きだもんね、THE HIGH-LOWS。俺は乃木坂46かな。Zeppで観たよ」

赤えんぴつはここ1、2年で活動を活発化させていますが、何か理由が？

おーちゃん「まあ、曲がいっぱいたまったからじゃない？歌で届けるってことをやりたくなった」

ひーとん「武道館歌手だからね、なんて言ったって。あれで虜になったところはあるよね」

おーちゃん「武道館の練習してる時点で全国ツアーやりたいって俺は言ってたんだよね。でもさ、武道館やってみて、アコースティックライブはさすがに無理だなってわかった。本当にうまい人じゃないと耐えられないんだよ、あれ」

ひーとん「だから武道館もだけど、今回もバンドさんに出てもらって楽しくできたらね」

今後の展望を教えてください。

おーちゃん「えんぴつって使い続けるとなくなってくから、なくなるんじゃない？」

ひーとん「ちょっと寂しいけどなあ」

おーちゃん「赤えんぴつってさ、いつも使い切る前にどっか行っちゃうよね」

ひーとん「それはそれで悲しいよ」

赤えんぴつファンの方に一言。

おーちゃん「座って観れます！あと、武道館でやってない曲もやるかもしれないのでお楽しみに」

ひーとん「全国に行きますから、武道館に来られなかった人にもたくさん来てほしいですね」