【インタビュー】ASTERISM
2026/4/15(水)

原点回帰と進化。壁を蹴り倒して未来へ突き進む
去る1月から2月にかけて『Untitled』と銘打たれたツアーを実施したASTERISM。“無題”というタイトルが示すように自由度の高い演奏が各地で披露され、それによってバンドの現在地が浮き彫りにされる結果となり、メンバーたちもその意義深さを実感しているようだ。
HAL-CA「今の自分たちにとっていちばん大事なものに気付けたのと同時に、ASTERISMの新たな可能性を切り拓けたツアーでした」
MIYU「特定のテーマに縛られないツアーだったことで、何も考えずにロックするという感覚で臨むことができたし、自分たちの原点、初心みたいなものを再確認しながら、これぞASTERISM、というライブができたと思う」
MIO「集大成的なものを自由度高くやれたからこそ、これまでやってきたライブの究極形を示すことができたし、今の自分たちに何ができるのかを実感できる機会になった。それを経てきたことで、次の段階の表現をしていくための新たなスタート地点に立てたとも思う」
新たなスタート地点というMIOの言葉にも重なるところだが、実際、このツアーを通じて感じられたのは、現在の彼らがスタート地点の真上のような座標に立っているということだった。10年を超える活動歴の中でさまざまな試行や実験を重ねてきた3人が、これまでの経験すべてを糧にしながら、どこへでも向かうことが可能な場所へと辿り着いているのだ。
MIYU「これまでいろんなことに挑戦して、行ったり来たりを繰り返してきたうえで、今は自分たちの強みやこの先やりたいことがくっきりと見えている状態にある」
MIO「ツアーを経てきて、ASTERISMみたいなバンドが他にはなかなかないんだということを今さらながら実感させられている」
そして彼らをこのような地点へと導いてきたのが、まさしく彼らの新たな原点となった最新アルバム『Kick Down the Wall』であることは言うまでもない。この野心に満ちた冒険的作品に対するファンからの熱い反響を体感している3人の気持ちは、今、5月末に開催されるリリース記念ライブ『ASTERISM LIVE 2026 -Kick Down the WWWall-』に向かっている。
HAL-CA「このライブでは、前回のツアーの時よりもさらに壁を蹴り倒していきます。アルバム発売から少し時間を経ているだけに皆さんもじっくり聴き込んでいるはずだし、お互いにいっそう踏み込んだ形でのライブになるはず」
MIYU「実はすでにセットリストもほぼ決めてあって、絶対にアガるライブになることがイメージできているんで、良い緊張感を持ちつつ自分たちでも目一杯楽しみたい」
MIO「ツアーでの成果を踏まえたうえで、よりアルバムにフォーカスしたライブを解像度の高い状態でお届けします。これまでにない没入感を味わってもらえるはずだし、こちらとしては“あのアルバムの世界を自力で再現できるんだ!”という驚きも与えたいですね」
そしてこのライブは、ASTERISMの今現在の充実ぶりのみならず、次なる可能性をも垣間見させてくれるものになるに違いない。
HAL-CA「アルバムを出したタイミングが、自分たちにとってのちょっとした節目のような時期でもあったので、自分たちでも次にどんなものを作ることになるのかが楽しみでたまらないんです。これまで実際に歩んできた道程をそのまま音楽として表現するのも面白そうだし」
壁を蹴り倒しながら未来へと突き進んでいく3人。この先に続く物語の行方を占ううえでも、絶対にこのライブを見逃すわけにはいかない。
誌面連動Q&A
- Q.
気分転換やリフレッシュしたいときにすることは?
A.
MIO「ビール一択かもしれないですね。お酒以外では、ミステリー小説も読みます。謎が解けるとスッキリします」
MIYU「僕もお酒です。大好きなホタルイカを食べながらお酒を飲むのがすごく幸せです」
HAL-CA「私の場合はライブそのものがストレス発散の場になっているんですけど、それ以外だと散歩ですね。日光を浴びて、歩いて有酸素運動をすると、落ち込んでいても大丈夫」
プロフィール
ASTERISM/あすてりずむ
グローバルに活躍する、次世代3ピースヘヴィメタルバンド。メンバーはHAL-CA(Gt.)、MIYU(Ba.)、MIO(Dr.)。
公演情報
ASTERISM LIVE 2026 -Kick Down the WWWall-
- 5/31(日) 17:00 東京・Shibuya WWW
インタビュー・文/増田勇一
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載