【インタビュー】ASH DA HERO

2024/5/15(水)

繋がりのあるバンドとの“GACHINKO”対バンを全国ツアーで開催

テレビアニメ『ブルーロック』の主題歌「Judgement」で人気を集めた5人組ロックバンド、ASH DA HEROが、現在開催中の対バンLIVE TOUR〈ASH DA HERO presents “GACHINKO”TOUR 2024〉で話題を集めている。“GACHINKO”と名付けられたこの対バンイベントは、彼らがメジャーデビュー前の2022年、東京・Spotify O-EASTにて初開催。そのイベントが2024年、ツアーというものにスケールアップして戻ってきたのが本公演である。

ツアーはすでに開幕しており、全国各地を巡り全7公演をおこなう。本公演最大の特徴は、対バン相手がメンバーと繋がりがあるアーティストばかりだということ。

例えばツアー初日に登場したNothingʼs Carved In Stoneは「バンドを始める前にASHとイベントに出たときに彼らを観て“ロックバンドっていいなぁ”と思った記憶があって。あのとき観てなかったらもしかすると自分は今ここにいないかもしれない」（Narukaze）と語るほど、メンバーの人生を左右した存在。福岡で対バンしたユアネスは「ドラム（小野貴寛）は地元が同じ福岡で、バンドをやりだした頃からの知り合い。当時の仲間がバンドを辞めていくなか、お互い生き残った戦友」（Dhalsim）という胸アツな物語があったり。仙台で対バンしたSPARK!!SOUND!!SHOW!!（スサシ）は去年も対バンをしたとき「めっちゃアグレッシブなライブをするから二度と対バンしたくないなと思うぐらいいいバンド」（ASH）だからこそ再度刺激しあいたいという気持ちで声をかけた。

このあと5月26日、北海道・PENNY LANE24で対バンするI Donʼt Like Mondays.は「去年ツアーで地元の北海道を訪れたとき、同じタイミングで彼らもいて。ライブを観たらめちゃくちゃ自分の好みのど真ん中で、個人的に普通に惚れ込んでしまった」（Sato）という出会いが縁となり、今回に繋がっていった。さらに6月1日、大阪・GORILLA HALL OSAKAに招く仲村宗悟は『ブルーロック』繋がり。昨年11月〈ブルーロック エゴイストフェスタ2023〉で共演した際に「ダメ元で今回のツアーのオファーをしたら“めちゃくちゃやりたい！”と言ってくれた」（ASH）ことで『ブルーロック』ファンには夢のようなこの豪華マッチが実現。

6月9日はFLOWを愛知・ダイアモンドホールに招くのだが「名古屋は俺とASHの地元。気合いは相当入ります。FLOWは今年上半期だけで3回も対バンをやっててズブズブな関係(笑)。FLOWのライブ中にメンバーが客席に吹っ飛んでいく可能性も!?」（WANI）と、この2組だからこそのピースフルな戦いを予感させる。そして、ツアー最終日となる東京・Zepp Shinjuku（TOKYO）。6月16日のファイナルを盛り上げる豪華マッチを飾る相手、SPYAIRについて「僕はKENTA（Dr）君とは付き合いが長くて、対バンはどこかでしたいとタイミングをうかがっていました。今回実現できたのは本当に嬉しいです」（ASH）

もちろんこのツアーで「Judgement」は各会場で「100％聴けると思います」（WANI）。さらに、5月29日にダブルAサイドシングルとして発売する『劇場版ブルーロック ―EPISODE 凪―』の劇中歌「Beast Mode」と「オクターヴ」の2曲の新曲も「演りたいよね」（Sato）と意気込む。

「各々思い入れのあるアーティストの方々を招いておこなうツアーなので、この対バンでしか体感できない化学反応やなにが起こるか分からない未体験感をぜひ会場で味わってほしいです」（ASH）