【インタビュー】ASCA

2024/4/15(月)

ASCA

ASCA史上、もっともみんなと盛り上がれるライブにしたい!

昨年、デビュー6周年を迎えたASCAが2月27日に自身初となるZeppワンマンライブをZepp Shinjukuで開催した。

「Zeppに立つことは学生の頃から憧れだったので、大きな夢をひとつ叶えたステージになりました。デビュー以降に出会えたたくさんの方々に支えていただけたからこそ、ここまで来られたと思っています。これからもASCAを応援していることを誇りに思っていただけるような活動をしていきたいとあらためて強く思いました」

ここ数年、声帯ポリープに悩まされていた彼女だが、昨年2月に摘出手術をおこなったことで、自由に歌える喜びをあらためて感じているようだ。

「手術後は新しい喉をコントロールするのが難しくて泣きながら練習していたこともありました。でも徐々に感覚を取り戻せていけたことで、今は歌うことが楽しくて仕方ないんです。そんな状況の中、様々な表現に楽しく挑戦できたのが最新アルバム。個人的にはここがASCA第2章の始まりだと思っています」

3月13日にリリースされた約3年ぶりのニューアルバム『VIVID』。そのリード曲となる「VIVID WORLD」では自らが作詞を手掛け、ライブ映えするサウンドスケープの中で未来に向けた新たな決意を響かせている。

「派手なワード選びをしつつ、一緒に歌いやすいシンプルな英語のリフレインを盛り込みながら言葉を当てはめていくのがパズルのようですごく楽しかったです。今の私が生き生きと音楽を作っていて、ライブで一緒に盛り上がりたいんだっていうことをポジティブなメッセージとして表現できたと思います」

また、アルバムにはASCAが敬愛するBURNOUT SYNDROMES、阿部真央、センチミリメンタルが書き下ろした楽曲も収録。

「個人的にファンとしても大好きな3組の方々に楽曲を書いていただけたのが本当に嬉しいです。“恋愛3部作”と呼んでいる曲たちは、可憐で儚げな主人公を演じて歌っていたり、ピアノ一本で描かれる世界観に浸りながらしっとり歌ったり、曲に込められたあたたかな感情を歌声でも表現してみたり、本当に新たな挑戦をすることができて。歌手冥利に尽きる3曲でした。それぞれで異なる声色や歌い方をしているので、ぜひ堪能していただけたらなと思います」

まさにタイトル通りの色鮮やかな楽曲を詰め込んだ最新アルバムを引っ提げ、今夏には5都市を巡るツアー『ASCA LIVE TOUR 2024 -VIVID-」の開催が決定した。

「アルバムがそうだったように、今回のツアーはASCA史上もっともみんなと一緒に盛り上がれる、楽しめる内容にしようと思っています。表現の幅がどんどん広がっていることを実感しているので、自分の歌声でいろいろなシーン、様々な色を出していけるライブにもしたいですね。もちろん課題はまだ山積みですけど、みんなにもっといい景色を見てもらえるように頑張ります」

デビュー7年目。今のASCAはナチュラルに音楽を楽しみつつ、さらに輝く未来を誰よりも強く思い描いている。

「デビュー当時にまとっていた余計な鎧をみなさんのおかげで脱ぐことができたので、この先も楽しいことが待っているのは間違いないなって確信しています。夏ツアーも絶対盛り上げるので期待してください!」

 

プロフィール

ASCA/あすか

’17年よりソロプロジェクト「ASCA」が始動。’24年3月にはフルアルバム『VIVID』をリリースし、自身初のZeppワンマンライブを開催した。

公演情報

ASCA LIVE TOUR 2024 -VIVID

  • 8/17(土) 大阪・心斎橋JANUS
  • 8/18(日) 福岡DRUM SON
  • 8/25(日) 愛知・新栄シャングリラ
  • 9/15(日) 北海道・SOUND CRUE
  • 9/27(金) 神奈川・CLUB CITTA’

インタビュー・文/もりひでゆき
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載


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