【インタビュー】荒牧陽子&松浦航大
2024/3/15(金)
歌まねKING&QUEENツアー!!来たら楽しめるエンタメショー
“ものまね女王”荒牧陽子と“ものまね王者”松浦航大によるジョイントツアーが再び帰ってくる。「KING&QUEEN」の冠タイトルに相応しいふたりの競演はさらにパワーアップして登場する。
荒牧「松浦航大のパワーは凄いですよ。芯が通りまくっていて、一緒にやるたびに進化していって、最初は正統派の歌がうまい人という感じだったのに、今はそれをブラッシュアップさせてエンターテインメントをする人になっていて凄い」
松浦「最近、お客さんの様子を見て、今日はちょっとテクニック重視でロングトーンをめっちゃ伸ばしてみようかなとか考えます。たぶん最初の頃から比べると凄く変わったと思います」
荒牧「別人くらい変わったよ(笑)」
松浦「荒牧さんはお客さんの煽り方もうまいし、ステージは見ていて勉強になります」
一緒のステージに立ち、お互いのレパートリーを披露しあうからこそ相乗効果が生まれる。お馴染みの中島みゆきや倖田來未、平井堅やスキマスイッチのヒット曲もテレビで見るのとはまた違う感動として出会える。
松浦「テレビで見ていた方が、声を聴いてみたいと思って来てくれるのが嬉しいですよね」
荒牧「みんなが知っている曲を歌わせていただくんですけど、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで老若男女の方が来てくれる。お客さんとの距離感が近いのも良いところです」
テレビでは見られないふたりの素の部分を見られるのもライブの醍醐味。
松浦「オリジナル曲も歌います。たくさんの声質、歌い方をお見せしますけど、僕らの本当の素の声、地声をお届けしたいという思いもあります。お客さんに感謝を届ける気持ちが伝えやすいのはやっぱり自分の声であり、自分の歌なので」
荒牧「歌まねと自分の歌を歌うときはまったく違うんです。自分の声で歌うときはやっぱり自分自身のソウルも乗るし、それはぜひライブで感じてもらいたい部分ですね」
前回の大成功を経てのツアーだけに、今回ならではの新たな要素も用意している。
松浦「ふたりのショーとしてもっと混ざり合うというか、コラボを増やしたり、男女のレパートリーを交互に交わせたり。お互いの良さが生きるソロタイムを作ったり。ふたりで一つのショーを作るイメージでやろうと思っています」
荒牧「ただ歌を聴いてもらうエンタメではないので、皆さんが想像している、あのアーティストとあのアーティストがコラボしたらどうなるんだろうみたいなことはやりたいですよね。通常のコンサートとは違って、歌まねならではの面白さは出したいですね」
ツアー最終日は大会場であるパシフィコ横浜で千秋楽を迎える。
松浦「僕らのことを知っている人は全員来てほしい。ただの歌まねを見るだけではなくて、会場の雰囲気も一緒に楽しめるコンサートにするので、ぜひ生の空間に触れに来てほしいです」
荒牧「出演は2人だけど、たくさんのアーティストさんの歌が聴けちゃうライブ。一緒に歌ったり踊ったり、きっと皆さんものまねの世界にハマっちゃうと思います!」
松浦「無理やり連れていかれたコンサートだったけど楽しかったっていう感想もけっこう聞きますしね(笑)。僕らのことをまったく知らなくても楽しめます。ほぼヒット曲しか歌わないので! とりあえず来ちゃったら楽しめます」
プロフィール
荒牧陽子/あらまきようこ
シンガーソングライター。’11年よりものまねシンガーとして活動を始め“ものまねクイーン”の異名を持つ。
松浦航大/まつうらこうだい
’20年、『ものまね王座決定戦』に初出場初優勝。ものまねタレントに加え、歌手、ユーチューバーとしても活躍。
公演情報
荒牧陽子×松浦航大 歌まね コンサートツアー
~KING&QUEEN~ Supported by YABUSHITA
- 4/20(土) 宮城・名取市文化会館 大ホール
- 4/27(土) 岡山シンフォニーホール 大ホール
- 5/12(日) 北海道・千歳市民文化センター 大ホール
- 5/18(土) 大阪・南海浪切ホール 大ホール
- 5/25(土) 福岡市民会館
- 6/15(土) 愛知・瀬戸市文化センター
- 6/29(土) 神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール
インタビュー・文/高畠正人
構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載