【インタビュー】AKB48

2025/6/15(日)

20周年の全国ツアー開催！「初めてでも楽しめるし、AKB48の今も知ってほしい」

今年の12月8日、AKB48は20周年を迎える。その記念イヤーを飾る全国ツアーが決定した。

「ツアー自体が2019年以来、6年ぶりになるのでファンの方からも『いつやるの？見に行きたい！』って声をずっと聴いてきたので、やっとファンの皆さんと一緒にツアーを周れることが本当に嬉しいです！」

そう感慨深げに語るのは昨年、4代目の総監督に就任した倉野尾成美だ。

倉野尾「総監督を引き受ける時点で『あぁ、私が総監督でいるあいだに20周年を迎えるんだな。これは大きいな』と意識していたので、もう昨年からずっと20周年のことを考えてドキドキしていました。10周年の時はまだ入ったばかりで、初代総監督の高橋みなみさんから横山由依さんに総監督が継承されるシーンを一番うしろから見ていた私が、20周年を総監督として迎えるというのは、不思議な巡りあわせですし、気合いも入りますね。私だけでなくメンバー全員が気合十分！それだけグループ全体で20周年というものを強く意識しながら活動しています」

このタイミングでAKB48に新しい“顔”も誕生した。4月2日にリリースされた65枚目のシングル「まさかのConfession」でセンターに大抜擢された八木愛月。20歳になったばかりの彼女はAKB48と同い歳。ある意味、人生とAKB48の歴史が濃密にリンクしている。

八木「幼稚園のころにAKB48を見て、はじめて『アイドルってかわいい！』って憧れたんですよ。小学校の運動会では『恋するフォーチュンクッキー』をみんなで踊りました。そんなグループに入って、しかもセンターに立たせていただいているのは、不思議な気持ちです。私は20歳なんですけど、まだAKB48に入って2年目なので、とにかくフレッシュ！フレッシュ！で全力パフォーマンスをして、たくさんの人にAKB48、まだまだフレッシュだなって思っていただけるようアピールしたいです」

センターになったばかりの八木にとって、このツアーは全国のファンへのお披露目の場ということにもなる。

八木「とにかく私から目を離さないでください！いつもステージに立つ前に隣のメンバーよりも大きなパフォーマンスをしよう、とか、この曲ではこんな表情をしよう、とか一生懸命、考えているのでしっかりと見ていただきたいのと、私もステージから皆さんのことをしっかりと見ていますから、たくさん目が合えばいいなって思っています」

そう語る新センターを「本当にパフォーマンスも全力だし、グループのことをものすごく考えてくれている。私もメンバーとして引っ張ってもらっている部分があるし、申し分ないセンターだと思う」と評価する倉野尾総監督は、八木愛月をはじめとする新しいメンバーの魅力こそ20周年を機に全国に伝えたい、と語る。

倉野尾「20周年なので、もちろん、今までの歴史をできるだけギュッと詰めこみたいと思っています。公演曲も含めたら2000曲以上あるので、そこからセットリストを組むのも大変なんですけど(笑)、誰もが知っているヒット曲がたくさんあるので、はじめてAKB48のコンサートに来たよ、という方にも楽しんでいただけると思います。そして、それと同時にAKB48の『今』も知っていただきたいんです。ここ数年、ダンスにも力を入れていて、昔のイメージとちょっと違ってきていると思うので、その魅力をぜひ知ってもらいたいですね」

八木「パフォーマンスしている時が一番楽しいし、輝けているなって思うので、ぜひコンサートにいらしてください。20周年、もう『前しか向かねえ』って気持ちです！」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
八木「差し入れは甘いものが多いです。チョコの詰め合わせとか、公演で疲れた後に染みるものを用意します」

倉野尾「たとえば卵の殻に入った小さなプリンとか、甘いもので小さくて食べやすいものがいいですね」