【インタビュー】AI

2020/05/15(金)

 

デビュー20周年を記念した全31本の全国ツアー開催

 

ソウルフルなボーカリゼーションで多くの人にハッピーを与え続けてきたシンガー・AIが、今年11月にデビュー20周年を迎える。

「振り返れば調子がいい日も悪い日もあったけど、いろいろな人に出会うこともできたし、本当にかけがえのない経験をさせてもらえた20年でしたね。昔の曲の歌詞を見ると、“何言ってるんだ、こいつは？”って自分で思うものもある（笑）。そういう意味では、表現に関して自然と変化してきたところはあるんだとは思うんですよ。ただ、自分の音楽で少しでも世の中を良くしたい、少しでもハッピーな気持ちになってもらいたいという気持ちは昔も今も一切変わっていないところで。今はそれをより素直に、等身大の表現で曲にできている気はするかな。今もこうやって音楽を続けられていることに対してはもう、感謝の気持ちしかないですね」

昨年11月には20周年イヤーのキックオフを飾るアルバム『感謝!!!!!－Thank you for20years NEW&BEST』をリリース。そこでは新曲に加え、代表曲の数々を自身のルーツであるゴスペルアレンジでセルフカバーすることで、ファンに向けた20年分の“感謝”をしっかりと伝えた。また、18人ものゴスペル聖歌隊を迎えたスペシャルライブやディナーショーも開催。アニバーサリーイヤーらしい精力的な活動が続いていく。

「自分としてはね、そこまで20周年だからっていう意識はなく、普通の感覚で活動している感じではあるんですけどね（笑）。とは言え、ゴスペル聖歌隊とのライブはかなりスペシャル感があったかもしれないです。だってね、18人もの聖歌隊と一緒にライブができることなんてなかなかないですから。シンガーとしてたくさん勉強させてもらえたので、それに対してまた感謝の気持ちが溢れてきたところもあって。同時に素晴らしいライブを見せることができているんだっていう大きな手ごたえもありましたね」

昨年からはコンスタントにデジタルシングルの配信もおこなっている。LAの若手プロデューサーチーム・The Rascalsとの共作により生まれた「SUMMER MAGIC」や、台湾のヒップホップグループ・MJ116をフィーチャーした「You Never Know」など、海外のアーティスト／クリエイターとのコラボレーションを積極的におこなうことで、ワールドワイドな視点でメッセージを届けようとしている。

 

 

「海外の方々と一緒に仕事をすると、やっぱりものすごく刺激をもらえますよね。制作の仕方の違いがおもしろかったりするし。でも、それ以上に私が大事に思っているのは、海外の人たちと個々に繋がることなんですよ。いろんな国の人と繋がれば、変な差別やその国に対しての間違った偏見もなくなると思うから。やっぱり平和になって欲しいっていう願いが私には強くあるんです。そういう気持ちでこれからもコラボはやっていきたいと思ってますね」

この4月からは新曲「ギフト」が「王様のブランチ」の新テーマソングとしてオンエア中、大きな話題を呼んでいる。

「『王様のブランチ』をイメージしつつ、長く聴き続けてもらえる曲になるように作っていきました。自分のレパートリーには今までなかった結婚式を想像させる歌詞にはなっていますけど、どんな人にも当てはまるような書き方をしたので、たくさんの人に届いたら嬉しいですね。この曲を聴けば、きっとみんな元気になってもらえると思うので」

現在のAIは、この後にリリース予定のオリジナルアルバムの制作に励んでいるという。

「曲はもうほんとにたくさんあるので、全体のバランスを見ながらいろんなタイプの曲を入れてアルバムにしていけたらなと思っていますね。聴いているだけで楽しくなるような曲もあるし、メッセージを強く込めた曲もあるし、何かしら心が揺れ動かされる作品になると思います。現状、すごくいい感じに制作が進んでいるので、ぜひ楽しみにしていて欲しいですね」

そして、9月からは待望の全国ツアーの開催も決定した。年をまたいで来年3月まで続く、全31本の音楽の旅。そこでは20年分の輝かしい軌跡と、最新のAIの姿が鮮やかに味わえることになるはずだ。

「ダンスをメインにしたライブとか、バンドやストリングス、管楽器を盛り込んだライブとか、今までいろんなステージを作ってきましたけど、今回はちょっと大人になった私の一味違う雰囲気を見せられる内容にしたいなと思ってます。いろんなタイプの楽曲を、“It's all me”というキーワードを軸にすることで統一感をもって楽しんでもらおうかなと。いつも応援してくれてる皆さんに直接、感謝を伝えられるのもすごく楽しみ。笑顔でひとつになりましょう！」

 

 

公演情報

 

AI 20周年記念全国TOUR

 

9/18(金)19:00 東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

9/21(月・祝)18:00 YCC県民文化ホール（山梨県立県民文化ホール）

9/22(火・祝)18:00 栃木・宇都宮市文化会館

10/2(金)19:00 兵庫・神戸国際会館こくさいホール

10/3(土)18:00 大阪・フェスティバルホール

10/24(土)17:30 群馬・高崎芸術劇場　大劇場

10/25(日)17:00 石川・本多の森ホール

11/3(火・祝)18:00 東京国際フォーラム ホールA

11/7(土)18:00 長崎ブリックホール

11/8(日)17:00 福岡サンパレス

11/22(日)17:30 静岡市民文化会館 大ホール

11/23(月・祝)17:30 愛知県芸術劇場 大ホール

11/28(土)17:30 山形・シェルターなんようホール

12/5(土)18:00 埼玉・狭山市市民会館

12/19(土)18:00 宮城・仙台サンプラザホール

12/20(日)17:30 福島・けんしん郡山文化センター 大ホール（郡山市民文化センター）

'21.1/16(土)18:00 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール

1/23(土)18:00 岡山・倉敷市民会館

1/24(日)17:30 広島文化学園HBGホール

1/30(土)17:00 西原商会アリーナ（鹿児島アリーナ）

1/31(日)16:00 西原商会アリーナ（鹿児島アリーナ）

2/11(木・祝)17:00 大分iichikoグランシアタ

2/13(土)17:30 宮﨑市民文化ホール

2/14(日)17:00 熊本城ホール メインホール

2/20(土)17:30 愛媛県県民文化会館

2/21(日)17:30 高知県立県民文化ホール

3/6(土)17:30 北海道・旭川市民文化会館

3/7(日)17:00 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru

3/9(火)19:00 青森市文化会館

3/13(土)18:00 奈良県文化会館

3/14(日)17:30 京都・宇治文化センター

 

※公演が中止・延期になる可能性がございますので詳細は各公演の公式HPをご確認ください。