【インタビュー】AI

2025/2/15(土)

AI

生だからこそできる素晴らしいライブ“best tour”と呼ぶに相応しい内容になる

昨年11月22日をもって、デビュー25周年イヤーに突入したAI。

「あまり周年を意識するタイプではないですけど、周りがすごく盛り上がってくれているので、自分も一緒に盛り上がっていこうかなという気持ちです。どれだけ時間が経ってもやることはそんなに変わらないし、まだまだやりたいこともあるんですけど、こういう節目は自分のやってきたことを振り返ることができる、いいタイミングですからね。思えば20周年のときはコロナ禍だったので、“イエーイ!”と盛大に盛り上がることができなかったんです。なので今回は、みんなで声を出せる喜びを噛みしめつつ、みなさんへの感謝の気持ちを持って走り切れたらなと思っています」

愛する音楽と真摯に向き合い続けてきた濃密な歩み。その中で様々な出会いを経験したことで、表現者としての変化を感じる部分もあるという。

「自分にとって人との出会いはすごく大事。私のことをものすごく理解してくれているファンの方たちを含め、関わってくれたすべての人たちによって自分が作られていることを強く感じます。根本的な考え方や、音楽を通して言っていること自体はそんなに変わってはいないんですけど、その伝え方がちょっとずつ変わってきたところは自分でも感じるんです。それはいろんな人との出会いを通して得た経験がそうさせてくれたんだと思います。きっとここからも様々な変化をしていくはずなので、今は人生における中間地点なのかもしれないですね」

2月26日には輝かしい活動の軌跡をパッキングしたベストアルバム『25th THE BEST -ALIVE-』がリリースされる。「Story」や「アルデバラン」「ハピネス」、¥ellow BucksやAwichとのコラボ楽曲など、代表曲を網羅した全17曲収録の通常盤と、そこにコアファンも納得の楽曲群を加えた2枚組全33曲収録のDELUX EDITIONもラインナップされた(映像特典付き初回限定盤もあり)。

「入れたい曲が多すぎて、選曲はかなり迷いましたね(笑)。過去の曲に関しては、“今だったらこう歌うのにな”みたいな感情があったりもするんですけど、時間が経ったことで自分の中であらためて受け入れられたところもあって。そういう意味でも、自分が歩んできたひとつの時代を表現できたベストになったと思います」

様々なモチーフをAIならではの視点で描き出した楽曲群。そこにはハッピーでピースフルな世界への強い願いが滲んでいる。その上で彼女はベストアルバムに“ALIVE(=生きている)”という強い言葉を掲げた。

「私たちが何をするにしても、元気で生きていなければ始まらないですからね。私はみんなに元気でいてほしい、生きていてほしいと強く思っている。だからこそ今回は“ALIVE”という言葉を選びました」

5月からは約30公演をおこなう全国ツアー『AI 25th best tour ←ALIVE→』がスタートする。AIが紡ぎ出す音楽を全身で浴びることができるライブという空間は、まさに“生きている”ことを強く実感する場となるはずだ。

「気合いが入りまくっちゃってて大変です(笑)。“best tour”と呼ぶに相応しい内容になりますし、みんなが知っている曲をたくさんやる分、アレンジを変えておもしろく聴いてもらえる部分も多くなると思います。あと、今回こだわったのはすべてを“生”でやること。シーケンスを使わないから毎回、自由自在なライブになるし、同じ曲であっても日によって聴こえ方が変わってくるはず。生だからこそできる素晴らしいライブ、楽しみにしていてください!」


誌面連動Q&A

  • Q.
    手土産を選ぶポイントは?

A.
選ぶときのポイントは自分が食べて美味しかったものですね。美味しいものはいっぱいありますけど、差し入れは甘いものが多いと思うので、お肉の焼いたものの差し入れがあった時は、珍しいし、美味しいし、すぐになくなっていました。あとはスタッフの方にもみんなで分けられるように、個包装になっているものが持って帰れるし、いいなと思って選びます。

プロフィール

AI/あい

LA生まれ、鹿児島育ち。ʼ00年に「Cry, just Cry」でデビューし、25周年を迎える。「Story」、「ハピネス」など多数のヒット曲を持つ。

公演情報

AI 25th best tour ←ALIVE→

  • 5/17(土) 18:00 埼玉・サンシティ越谷市民ホール 大ホール
  • 5/18(日) 18:00 神奈川・カルッツかわさき
  • 5/24(土) 18:00 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第1ホール
  • 5/25(日) 16:00 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第1ホール
  • 5/31(土) 18:00 静岡・アクトシティ浜松 大ホール
  • 6/1(日) 18:00 岐阜・土岐市文化プラザ サンホール
  • 6/7(土) 18:00 なら100年会館
  • 6/8(日) 18:00 和歌山県民文化会館 大ホール
  • 6/14(土) 18:00 佐賀市文化会館 大ホール
  • 6/15(日) 18:00 熊本城ホール メインホール
  • 6/21(土) 18:00 茨城・水戸市民会館 グロービスホール
  • 6/29(日) 18:00 北海道・札幌文化芸術劇場hitaru
  • 7/5(土) 18:00 栃木・宇都宮市文化会館 大ホール
  • 7/12(土) 18:00 山口・周南市文化会館
  • 7/13(日) 18:00 広島文化学園HBGホール
  • 7/18(金) 19:00 岡山・倉敷市民会館
  • 7/21(月・祝) 18:00 高知県立県民文化ホール オレンジホール
  • 9/6(土) 18:00 大分・iichikoグランシアタ
  • 9/7(日) 18:00 宮崎市民文化ホール 大ホール
  • 9/20(土) 18:00 やまぎん県民ホール (山形県総合文化芸術館)
  • 9/21(日) 18:00 宮城・仙台サンプラザホール
  • 9/23(火・祝) 18:00 あきた芸術劇場ミルハス 大ホール
  • 9/27(土) 18:00 山梨・YCC県民文化ホール 大ホール
  • 9/28(日) 18:00 新潟・長岡市立劇場 大ホール
  • 10/18(土) 18:00 福岡国際センター
  • 10/19(日) 18:00 長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENA

インタビュー・文/もりひでゆき
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載


プレゼントキャンペーン


お気に入り登録して最新情報を手に入れよう!

AI

国内アーティスト