【インタビュー】a flood of circle

2018/12/17(月)

ア・フラッド・オブ・サークル

ロックバンドが集うツアー＆イベントが開催

2018年はセルフタイトルを冠したフルアルバムを発表し、サポートを務めていたアオキテツも正式加入。鉄壁の布陣となったa flood of circleはロックバンドとして最強と言える状態になった。

佐々木亮介　やっぱり、4人組だなって思うといろんなことが変わってきて。曲の作り方やライブもバンドならではのものになってきたし、これまで俺たちの不安定なストーリーを見続けてきた人たちにとっては、初めて安心して見れる時期がきたんじゃないかと思いますね（笑）

アオキテツ　俺たちを好きでいてくれる人を楽しませるのに（力を）全振りしてる感じです。

11月7日(水)発売の『13分間の悪夢』にはそんな熱が詰め込まれ、「ミッドナイト・クローラー」でもタッグを組んだ田淵智也（UNISON SQUARE GARDEN）をプロデューサーとして迎えた意欲作。

佐々木　田淵さんとはお互いエネルギーをぶつけ合えるし、これまでのロックバンドを尊敬しつつ、新しいことをやりたいという俺らと同じ価値観を持ってるんですよね。

アオキ　（プレッシャーで）縮こまることなく伸び伸びとプレイできたし、楽しくやれました。

ハイペースで駆け出す彼らは、ロックバンドが集う「A FLOOD OF CIRCUS」を3月から大巡業と題したツアー形式で、4月にはイベント形式で開催。迎えるゲストバンドについて、佐々木が「ギターとドラムがうるさくて、ロックバンドの日本代表だと思う人たちに声をかけている」と語るように、濃厚な夜が繰り広げられるだろう。

佐々木　今、ロックフェスと呼ばれるものでも、俺が思うロックバンドが出てないことが多くて。もし、それがメインストリームじゃないんだとしたら、そこを逆転したい気持ちがあるんですよ。

大巡業の直前3月6日(水)には、新たにフルアルバムもリリースされる。まだ制作途中ではあるが、高まりまくったムードがおもいっきり投影された作品になることは間違いないようだ。

佐々木　みんなが思ってる以上にロックバンド然とした音になると思うし、ノリとしても枠にはめてくものとは逆なんだけど、まだ誰も踏み入れてないというところに行きたいと考えてます。