【インタビュー】湘南乃風
2023/10/15(日)
デビュー20周年記念イヤーを締め括るカウントダウンライブ開催決定!
新しい1年の始まりを一緒に迎えて、
新たな一歩を踏み出すための“決起集会”みたいになったら。
デビュー20周年を掲げ1月の日本武道館公演を皮切りに、全国ホールツアー、そして8月の横浜スタジアム公演では約3万人を集め、10年ぶりとは思えないさらにパワーアップした圧巻のステージを見せつけた湘南乃風。10年ぶりの景色は4人にどう映ったのだろうか。
SHOCK EYE「再び本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。全国から集まってくれたファンのみなさんには本当に感謝しています。炎天下にも負けず盛り上がってくれる客席を見て、冷静でいようと思っていたはずなのにやっぱりテンションが上がって興奮してたんでしょうね、前半を盛り上げる夏曲ラインナップのあたりでけっこう苦しくなって、乗り越えるのに必死だった時間がありました(笑)。10周年の時に“10年後にまたみんなでココに集まろう”と約束したのをちゃんと果たせたのも嬉しかったし、全力を出し切ってパフォーマンスができたので僕も自信になりました。」
RED RICE「やっぱりステージから見る景色はスゴくて、これだけの人が待っててくれたんだとホントに嬉しかったです。個人的には“10年前の自分に勝ちたい“、”10年後の俺の方が進化してて、自分が納得できるものにしたい“というテーマを科して臨みましたが、100%達成できたとは言えないけれど10年前よりは良かったんじゃないかなと思えてます。体重を絞る目標も立てて横スタに臨んだんですが、クリアしたものの直前に追い込み過ぎたのと、当日はめちゃくちゃ暑かったじゃないですか。アンコールの最後の2曲は飛ぼうとするとふくらはぎが肉離れするんじゃないか、っていうくらいパンパンだったしホントにキツかったー(笑)。限界を超えてやり切りました。あとはMOOMINさんがアンコールに出演してくれて最後にコンっと俺の肩を叩いてくれた時のシーンがとても印象深いです。」
若旦那「晴天のスタジアムだったから客席も遠くまで良く見えました。汗だくで旗を振ってくれるヤツら、20年一緒に歳月を重ねてくれているファンや、子供たちと一緒に来てくれるファミリー、そして10代なのかなぁ…高校生とか大学生くらいのグループもホントに多くて、若い世代もたくさん来てくれているのが嬉しかったな。 “Young Forever”というか(笑)、自分たちの曲が子供から大人に成長するある瞬間に響くようにできているのか、年代問わず刺さる曲があるというのが嬉しいですね。」
HAN-KUN「本当に幸せな時間でした。見に来てくれた仲間たちに横スタで印象深かったシーンを聞いたんですよ。そしたら本編最後の『睡蓮花』の時、僕ら4人は集まってくれたみんなの顔を間近で見ながら直接感謝を伝えたいと思っていたから、客席に下りて場内を1週したんですよね。俺たちがステージから全員いなくなっている状態で、その間ずっとステージで1人その場を盛り上げていたBK(The BK Sound)がとにかく最高だった!っていう声が一番多かったです。確かにそうなんですよ、俺たちがいないあいだ1人であの広いステージをシェアしていたので、マジで頑張ってくれたなと思います。俺たちはお客さんの方を向いてたからステージを振り返ることはできなかったけど、改めてそういうところまでちゃんと見てくれてた仲間にも感謝だし、俺たちを見送ってくれたBKに感謝ですね。自分では直接見てないけど、たくさん話を聞いた中で一番の光景はそれだなと思ってます。」
ツアー中のMCでも必ずBK(The BK Sound)の話をするHAN-KUN。
HAN-KUN「彼には俺たち以上に俺たち4人のことが見えていると思うし、俺たちの背中をずっと見ててくれるヤツですからね。BKはいつも、俺たちよりずっと早くステージに上がってお客さんを盛り上げて空気を作ってくれて、ステージにいる時間は俺たちより長いはずなんだけど、MCでも話す機会がほとんど無いから俺が絡みに行くことが多いかも(笑)。今回の横スタは自分としては“変わらない”ことと、”お客さんたちに満足してもらえるようなステージを作りたい“という意気込みで臨みましたが、そういうことより10年前も今も変わらず”楽しかった“と純粋に思えたことが何より良かったです。10年経っても横スタ公演ができたことへの感謝、集まってくれた皆さんへの感謝、支えてくれるメンバー・スタッフへの感謝、その思いが全てなので、変わらずやれたことが何より嬉しかったです。しいて言うなら一番違ったのは俺たちの体力でしょうね(笑)。それも含めて笑いながら、余裕を持って横スタができたのが10年前との違いですね。」
20周年を経て、それぞれ新たに感じたことがあるという。
RED RICE「思い返してもとにかく一番忙しい1年だったし、同様に20年経ってメンバーとの関係が今までで一番最高だと思うし、イイ時間を過ごせています。コロナ禍で不安だった時期も一緒に乗り越えてきたから、今年はメンバーと同じ景色を見て、たくさん話して、楽しい瞬間が多かった。これで“ひと段落”とは言わず、ファンも含めて“みんなと一緒に”まだまだいろんなことに挑戦していきたいなと素直に思ってる感じです。」
SHOCK EYE「確かに忙しかったとは思うんですが、どの出会いも仕事も、一期一会で二度と同じ機会は無いスペシャルなものだから、”今年やりきった“とか”達成感“みたいな感覚は自分にないんですよね。一つが終わると”さあ次どうしようかな“の方が強い。自分としてはいろんな経験を通して毎回課題がいっぱい見つかるから、それを克服していこうか考えるのに忙しくて燃え尽きているヒマがない。すぐ次のことを考えているというのは僕の特徴というか、そういうタイプなのかもしれませんね(笑)。」
HAN-KUN「自分たちに限らずミュージシャンはやっぱりライブをしている時が一番楽しいと思うんです。俺ら自身もライブアーティストとしての自負があるので、場所を問わずいろんな場所でいろんな人の前で湘南乃風の音楽を届けて行けたらイイなとつぐづく思っています。コロナ禍を経験したからこそ、歌えること、ライブができることのありがたみもより感じられたし、それが少しでも長く続けられるようにいたいですね。」
若旦那「俺はねぇ、けっこうついていくので精一杯でしたよ。もう無理、って言いながら重たい荷物持たされたままついていくみたいな(笑)。武道館の時はリハーサルの時に肉離れになっちゃったし、横スタの前はねん挫したし、満身創痍ですよ。普通はプロの方がついてトレーニングするんでしょうけども、俺は完全に自主トレで1人で走ってますからね・・・今日も朝ランニングしてて思いっきりコケたから周りが驚いてましたよ・・・。やりたいことをやるにも新しいことにチャレンジするためにも身体を維持する努力は必要ということです。」
12/31に神戸ワールド記念ホールにて20周年を締めくくるカウントダウンライブの開催が発表された。
若旦那「神戸という場所をじっくり楽しみたいと思っています。俺はあんまり事前に仕込んでいくタイプではなく、その場で感じたものや空気でパフォーマンスや歌声も変わっていくから、今回のカウントダウンライブは神戸の街の匂いを感じながら、集まってくれたみんなの空気を感じながらライブするのが楽しみです。どんなライブになるかはフタを開けてのお楽しみ!神戸を一緒に楽しもう!!」
SHOCK EYE「カウントダウンは僕自身が好きなイベントだし、どういう締め方をしてどういう新年のスタートを切るのか、誰といるのか。けっこうその瞬間の過ごし方って考えますよね。家族や仲間と過ごすのもイイし、もちろん仕事でもイイ。今年はその瞬間を最高の形でみんなと一緒に過ごしたいです!年明けの日本武道館、夏の横浜スタジアム、そして締めのカウントダウンライブは上・中・下巻のように3部作の締めでもあります。20周年イヤーとして活動してきた2023年の締めとして、そして2024年を最高のスタートが切れる期待感しかないです。一緒に楽しみましょう!」
RED RICE「終わり良ければすべて良し。カウントダウンライブは武道館と横スタとはまた違ってシンプルに楽しめるライブにしたいです!自分はまた横スタが終わって少し緩んだカラダを元に戻すべくまた頑張って、一緒にイイ年越し、ステキな2024年を迎えましょう!」
HAN-KUN「20周年イヤーを締め括るライブなので、あらためてここまで応援してくれたファンの皆さんへ感謝を伝えたいと思います。そしてそれを背中に背負って新しい1年の始まりを一緒に迎えて、”前に“なのか”上に“なのか方向はわからないけれど、それぞれ新たな一歩を踏み出すための決起集会みたいになったらと思っています。一緒に楽しみましょうね!」
プロフィール
湘南乃風/しょうなんのかぜ
人間の持つ喜怒哀楽を魂で歌う、RED RICE、若旦那、SHOCK EYE、HAN-KUN、による4人組クルー。'03年にアルバム『湘南乃風 ~Real Riders~』でデビュー。
公演情報
湘南乃風 20周年記念
2023-2024 カウントダウンライブ at 神戸
~今年も1年皆様お疲れ様でした~
- ■日時■
12/31(日) 開場21:00 / 開演22:00 / 終演25:00(予定)
■会場■
神戸ワールド記念ホール
〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目12−2
※終演後、ポートライナーの運行は、2024年1月1日午前1時前(24:58予定)~午前2時頃の約1時間(運行間隔は約3分)を予定。
■チケット料金■
一般シート:¥9,900(税込)
■入場制限■
18歳未満は保護者の同伴がない場合、保護者の同意書が必要となります。
※小学生以下は要保護者同伴(有料)
3歳未満入場不可、3歳以上チケット必要
インタビュー・文/金丸優子
構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載