クラシック

【インタビュー】ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022│リチャード・カーシー

【インタビュー】ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022│リチャード・カーシー

【インタビュー】リチャード・カーシー

ディズニー・オン・クラシック祝20周年!
記念すべきツアーを彩る2作品とは!?

「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」は、ディズニーのアニメーション、実写映画、テーマパークを彩ってきた音楽をフィーチャーしたコンサート。2002年に世界初・日本発のディズニーコンサートとして誕生して以来、名曲の数々をフルオーケストラの生演奏とブロードウェイで活躍するヴォーカリストの生歌で披露し、ファンを楽しませている。今年で記念すべき20周年となるツアーには、コロナ禍で昨年、一昨年と来日がかなわなかった指揮者のリチャード・カーシーが満を持して参加する。7月上旬、アメリカからオンライン取材に応じてくれたリチャードに見どころを聞いた。



リチャード「メインプログラムは『塔の上のラプンツェル』と『ノートルダムの鐘』の2つを用意しています。プロットや音楽面で大きく異なる2作品ですが、どちらも主人公の悩みや夢などをきめ細やかに描いている上、音楽がそんな心情に寄り添っています!」


開口一番、演目の要を教えてくれたリチャード。前者はAプログラム、後者はBプログラムと銘打たれ、各公演でどちらか1つが披露されるそう。では2作の魅力とは?

リチャード「『塔の上のラプンツェル』は囚われの身だったラプンツェルが盗人フリンの力を借りて冒険を繰り広げるお話ですが、場面ごとに挿入されるエピソードが秀逸。クライマックスのナンバー『輝く未来』はホントに美しいですし、悪役ゴーテルが歌う『お母様はあなたの味方』もパンチが効いていて印象的です。実は今回指揮することになり初めて見たのですが最後に泣いてしまいました。『ノートルダムの鐘』は1996年公開時に劇場へ観に行きました。オペラ色の強くて荘厳な音楽に胸打たれました。『僕の願い』や『罪の炎』といった名曲ぞろいで、しばらくサントラばかり聴いていました。思い入れが強い作品です」


新旧お気に入りが披露できるとあってご機嫌のリチャードに、そのほかのハイライトを聞いてみた。

リチャード「『チム・チム・チェリー』や『眠らないで』など、おなじみのナンバーを網羅した『メリー・ポピンズ』組曲や、テーマパークからの楽曲の演奏があります。また、お客様からのアンケートで人気が高かった楽曲を、来場のお客様と一緒に選んでいくルーレット・セレクションも」


コロナ禍の自粛期間もミュージカル作品の作詞作曲や大学での教鞭、そして結婚など公私共に充実した日々を送ってきた。それでも観客を前にしたライブパフォーマンスはやはり恋しくて仕方がなかったと語る。

リチャード「年間200~250あった公演がパンデミックで0になり、ライブができるありがたみを改めて感じました。オーケストラやスタッフ、そしてファンのみなさんへの感謝の気持ちを忘れずに、楽しい気持をお客さまにお届けできたら。そうそう、アメリカから参加する今回のヴォーカリストは半数以上がディズニー・オン・クラシック経験者で、実力も折り紙付きなので期待してくださいね!」


譜面読みだけでなくMCで必要な日本語の猛特訓も開始しているリチャード。3年ぶりのディズニー・オン・クラシックに準備万端、気合も十分の彼が率いるコンサートなら、夢のような気分がきっと味わえるはず。ライブから遠ざかっている読者の方もぜひ足を運んでみて!


インタビュー・文/山本航

構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載





【PROFILE】
リチャード・カーシー

指揮者、編曲者、ピアニスト、俳優としてニューヨークで活躍。’19年の“春の音楽祭”にてディズニー・オン・クラシックの新指揮者としてデビュー。


「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」公演ページはこちら

【インタビュー】ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022│リチャード・カーシー
【インタビュー】ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022│リチャード・カーシー