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【インタビュー】ブラッド・ケリー│ディズニー・ワールド・ビート 2026

【インタビュー】ブラッド・ケリー

【インタビュー】ブラッド・ケリー

「ディズニー・ワールド・ビート 2026」はラテン音楽を大フィーチャー!

ディズニーの名曲を豪華ビックバンドの迫力ある演奏でお届けするコンサート『ディズニー・ワールド・ビート』が今年も戻ってくる!
音楽監督、プロデューサー、アレンジャー、バンドリーダー、トロンボーン奏者、MCを兼任する同コンサートの要、ブラッド・ケリーに見どころを聞いた。


――5回目となる節目のツアーですね?

2019年に3公演からスタート、コロナ禍で2020、2021年と休止を余儀なくされましたが2022年に再開、回を追うごとにツアーの規模も大きくなっています。バンドメンバーはほぼ全員同じ顔ぶれ。気の置けない仲となり演奏にも磨きがかかっています。今年は過去イチ楽しく、ベストな演奏になるでしょう。


――見どころは?

2部構成プログラムの第1部では5周年を記念して、過去4年に演奏した曲から、選りすぐりのベストヒット集を披露します。『アラジン』『ライオン・キング』『メリー・ポピンズ』『トイ・ストーリー』『ピーター・パン』などからのナンバーを予定しています。トランペット、トロンボーン、サキソフォン、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッション、ギターの計17名から成るジャズのビックバンドのために私が編曲したスコアで演奏されるので、聴き慣れた楽曲も新鮮な感覚で楽しんでもらえるはず。
第2部では「南国クルーズの旅へ」と題して、中南米のラテン音楽をフィーチャーします。メキシコやペルー、ブラジルなど、中南米が舞台のディズニー映画は少なくありません。クルーズ船で中南米を巡り、独特のビートやサウンドを有した各国の音楽を紹介します。例えばメキシコからは、4つのトランペットによる編曲を施した、マリアッチ・バージョンの「リメンバー・ミー」(『リメンバー・ミー』より)を、コロンビアからは、サンタナ風サウンドの「秘密のブルーノ」(『ミラベルと魔法だらけの家』より)を演奏することになっています。
また古いところでは、1943年公開作品『ラテン・アメリカの旅』からの音楽もお届けします。マンボ、サルサなどを楽しく演奏するだけでなく正当性にもこだわりたいです。ラテンのリズムではパーカションも重要になってきますから、名パーカッショニストのクリストファー・ハーディが大活躍してくれるでしょう。


――ノリノリの音楽に思わず踊り出してしまいそうですね?

その通り!歌手のまとめ役を務めるマンディ・ディクソンはダンスの先生でもあるんです。ラテンダンスもお得意なので彼らの踊りにはぜひ注目してください。観客の皆さんにも一緒に楽しんでもらえる時間を作るつもりですから奮ってご参加を!踊りが大の苦手な私は、おそらくジョインできないですが……(苦笑)。


――観客の反応はどうですか?

音楽はお行儀よく聴くだけでなく、積極的に参加してほしいと常日頃から思っており、そんな私の意図が最近だいぶ浸透してきた気がします。ステージに喜び勇んで上がってくれる方がいれば、客席に降りた演者を熱烈に迎え入れてくれる方もいる。双方向で楽しむファンが増えていているのを実感します。


――最後にファンへ一言お願いします

3回目のツアーあたりまでは私の中で色々なアイデアがありましたが、ここ1、2年は共同プロデューサーやバンドメンバー、歌手らの何気ない一言にヒントを得て、自分一人では考えもつかなかったようなプログラムが生まれています。もともとコラボするのが大好きなので、仲間と作り上げていく今の環境は最高です。才能豊かなミュージュシャンたちが即興で奏でる音楽にはある意味完成形がなく、毎回違った発見があり、一度たりとも同じ演奏がありません。ステージに立つ私も、ピアニストとベーシストの掛け合いをまるで観客の一人として聴き惚れる瞬間があったりするんです。そんな多幸感にあふれたパフォーマンスを一緒に楽しみましょう!


インタビュー・文/山本航

構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載

※写真は本誌とは異なります




【プロフィール】
ブラッド・ケリー

バンドリーダー&音楽監督。2001年東京ディズニーシー(R)のグランド・オープニングでオーケストラを指揮。東京ディズニーシー(R)テーマソングをはじめ、「ミスティックリズム」「アンコール!」などで音楽監督を務める。2002年から16年にわたり「ディズニー・オン・クラシック」の指揮・編曲を務めるなど、ディズニーの多数のプロジェクトに参加。


「ディズニー・ワールド・ビート 2026」公演情報│ローチケ[ローソンチケット]

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