「月に抱かれた日・序章」
~ガラシャとマリー・アントワネット~
2020年にデビュー20周年を迎えたヴァイオリニスト・川井郁子が企画、原作、演出、音楽、出演を担う新たな音楽舞台!
マリー・アントワネットが死の直前に妹に宛てた手紙には「私もガラシャのように潔く最期を迎えます」と綴られています。
歴史の転換期に誇り高く散った細川ガラシャの物語は、宣教師により17世紀ヨーロッパに伝えられ、オペラ化されたその作品はマリア・テレージアや壮絶な最期を遂げるマリー・アントワネットも鑑賞、ハフスブルク家の人々に大きな影響をもたらしました。
本公演は、第一部と第二部に分かれており、第一部は音楽家・川井郁子ならではの視点から、波乱万丈の人生を歩んだガラシャの心理に迫り、音楽とダンス、そして立体ホログラムやCGを駆使した最先端の映像技術との豪華コラボレーション。“Unframed(アンフレームド/枠にとらわれない)”というアイデンティティを見つめ直し、芸術分野が越境して化学反応を生み出す、ドラマティックな新芸術の舞台を物語仕立ての音楽劇をお届けします。
第二部は<小西真奈美、咲妃みゆ、紫吹淳、中川晃教、秋川雅史>と、それぞれのジャンルで活躍するゲストを毎回迎え、楽曲や歌、舞踊など多種多様なコンサートを行います。川井郁子の音楽の世界が無限に広がる新しい舞台芸術の可能性にどうぞご期待ください。
ストーリー
1793年、パリ。死刑執行の時を待つマリー・アントワネットは、少女の頃に観たオペラを回想している。
それは遠い異国の「強き貴婦人 ガラシャ」の物語。
「ガラシャのように、私は誇り高く最期を迎えられるのだろうか」
すると鳥を抱いた不思議な看守が現れ、ガラシャのところに案内すると言う。
細川ガラシャ(玉)は、父・明智光秀が謀反を起こし、本能寺で主君・織田信長を討ったために、夫・忠興によって人里離れた山奥に幽閉された。
不信に塗れ、絶望するガラシャの元に不思議な笛の男が現れ、ガラシャは信じる心を取り戻していく。
その揺るぎない真心に打たれ、洗礼を受けたガラシャは、神の元に夫への愛を取り戻す。
しかし、夫婦の平穏な日々も束の間、天下分け目の戦いが目前に迫っていた。
ガラシャは神の子として、武士の娘として、静かな覚悟を胸に秘めるのだった。
出演
第一部:川井郁子、川井花音、三井高聡(Wキャスト)、小林玲雄(Wキャスト) 、藤舎推峰、津村禮次郎、tea 他
第二部:川井郁子 with
<各回ゲスト>
東京/1st (12/10(金)19:00) 小西真奈美
2nd (12/11(土)13:00) 咲妃みゆ、3rd (12/11(土)17:00) 紫吹 淳
4th (12/12(日)13:00) 中川晃教、5th (12/12(日)17:00) 秋川雅史
大阪/(12/28(火)18:30)秋川雅史、紫吹 淳
公演日程
公演日 |
開演 |
会場 |
12/10(金) |
19:00 |
東京・新国立劇場 中劇場 |
12/11(土) |
①13:00 ②17:00 |
12/12(日) |
12/28(火) |
18:30 |
大阪・梅田芸術劇場メインホール |
チケット
東京
大阪
券種(全席指定) |
料金(税込) |
S席 |
¥8,000 |
A席 |
¥7,000 |