「オルガンを聴いて宇宙を感じました!」
よくお客様から寄せられる、私の演奏への感想。
「バッハは宇宙だ!」というフレーズもよく耳にする。
『オルガンと宇宙、音楽と宇宙にはどんな関係があるのか?』これが現在の私のテーマです。
ギリシャ・ローマ時代に端を発するリベラルアーツ(人間が生きる力として必要な科目)の基本は、代数、幾何、音楽、天文だと言われているし、なにやら関係は深そう。少しでも手がかりを探そうと、音楽と宇宙に関する難しい書物を読んではみるけれどすぐ眠くなる…。
そんな私が佐治先生のお話しを聞いて、目から鱗の体験をしました。とても難しい内容のはずなのに、先生の優しい語り口と、数学が苦手な私でもよくわかる言葉の選択によって、宇宙と音楽の、壮大で、それでいて緻密で、夢のような世界のお話しが身体に染み込むように入ってくるのです。
このコンサートでは、前半でバッハの宇宙に耳を傾け、後半では佐治先生のお話しから得た知識やイメージを携えて、ただただオルガンの響きに身を委ねる。
そんな時間を皆様と共有できたらと思っています。
石丸由佳
オルガン
石丸由佳
おはなし
佐治晴夫(理論物理学 理学博士・北海道「美宙(みそら)」天文台台長)
プラネタリウム投影
一般社団法人 星つむぎの村
プログラム
【第1部】
J.S.バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
コラール《目覚めよと呼ぶ声あり》BWV645
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540
われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV639
宮川泰/彬良:映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』より《白色彗星》
【第2部】
パルムグレン : 星は瞬く
ボッシ:オルガンのための5つの小品 Op.104 より 第1曲 アントレ・ポンティフィカーレ
マスネ : タイスの瞑想曲
フォーレ :「レクイエム」より イン・パラディスム -楽園にて-
マリル : カリヨン
都合により、出演者・曲目が変更となる場合がございます。ご了承ください。
公演日時
5/9(日)【開演】14:00
会場
サントリーホール 大ホール
料金
全席指定・税込
未就学児入場不可
2階席は座席によってプラネタリウム投影が見えにくい場合がございます。
新型コロナウイルス感染症に関わる政府ならびに東京都の示す方針、そのほかやむを得ぬ事情により、公演内容、客席配置等に変更や制限が生じる可能性がございます。ご購入できる席を一部制限する場合がございます。また、お連れ様と離れた席にお座 りいただく可能性もございます。予めご了承ください。