レ・フレール
2002年に斎藤守也と斎藤圭土が、故郷・横須賀で結成。 コンポーザー・ピアニストとして、交響曲や器楽セッションを想起させる独創的なオリジナル楽曲と、その斬新かつ繊細な1台4手連弾のプレイスタイル、そしてライブパフォーマンスで「ピアノ革命」と話題に。ジャンルを問わず、あらゆる年齢層を惹き付け、聴く人の魂を揺さぶる、熱い唯一無二のオリジナルサウンドは高い評価をうけ、ピアノ一台で世界各国の聴衆を熱狂の渦に巻き込む。また、TV・舞台・映画など多岐にわたる楽曲の提供実績がある。これまでに5枚のオリジナルアルバムを発表、2019年にはディズニー公式アルバムとして『Disney on Quatre-Mains』(ディズニー・オン・キャトルマン)をウォルト・ディズニー・レコーズよりリリース。
辻井伸行
2009年6月、「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。ニューヨークのカーネギーホールの主催公演、イギリス最大の音楽祭「プロムス」へのBBCフィルとの出演、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、パリのシャンゼリゼ劇場などの世界の著名なホールでの演奏会はいずれも絶賛され、ゲルギエフやアシュケナージなどの世界的指揮者との共演も常に高い評価を受けている。CDも積極的に発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても高い人気を誇り、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」を受賞したほか、数多くの映画やドラマのテーマ曲を手掛けている。
加古 隆
作曲を東京藝術大学・大学院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。現代音楽の巨匠オリヴィエ・メシアンに師事していた在学中に、フリージャズ・ピアニストとしてデビューというユニークな経歴を持つ。帰国後は、ピアノ・ソロからオーケストラ作品まで幅広く発表し、映画での音楽賞受賞も多い。代表作にパウル・クレーの絵の印象を基にしたピアノ曲集「クレー」があり、NHKスペシャル「映像の世紀」のテーマ曲「パリは燃えているか」で知られる。ピアニストとしての音色の美しさから「ピアノの詩人」とも評され、クラシック・ジャズ・現代音楽を包含する音楽スタイルは、「ANTHOLOGY」(エイベックス・クラシックス)に収録されている。2021年公開の映画「峠 最後のサムライ」の音楽を担当。