最高峰の吹奏楽団がディズニーを奏でれば、誰もが魔法にかかる!
今回で記念すべき5周年を迎える「“ブラバン・ディズニー!” コンサート 2021」。テーマは「音楽は、いつも魔法! We LOVE Music! We LOVE Disney!」だ。
そこで、「魔法」をキーワードに、指揮とサックス演奏を担当するオリタノボッタさんに今回のコンサートについて聞いてみた。
オリタ「ディズニーの音楽にはいろいろな力がありますよね。聴く人を温かい気持ちにさせたり、涙が出るほど感動させたり、大好きな人を思い出させたり。それは魔法以外の何物でもないと思うんです。特に、コンサート会場で生の演奏を触れ合うことで生まれる魔法にはとても大きな力があると思います」
今回、オープニングにはミッキーが大活躍する映画『ファンタジア』で流れるポール・デュカス作曲《魔法使いの弟子》が演奏される。吹奏楽コンクールでも人気の曲だ。
オリタ「このクラシックの名曲を入り口として、会場の皆さんに魔法にかかっていただきたいと思っています。そして、その瞬間から、会場にいるすべての人が魔法使いになって、お互いに魔法をかけ合う……そんなコンサートにしたいと思います」
一方、司会と歌を担当するミュージカル俳優の綿引さやかさんはこう語る。
綿引「ディズニーの音楽は夢を与えてくれるだけでなく、前に進んでいく勇気や思い切って挑戦する気持ちをそっと後押ししてくれるものでもあります。
『“ブラバン・ディズニー!” コンサート 2021』では、素晴らしいプロ吹奏楽団であるシエナ・ウインド・オーケストラの演奏を楽しみながら、会場の皆さんと一緒に音楽の魔法の世界をつくり上げていきたいです」
これまでのコンサートでは、候補曲の中から実際に演奏する曲を観客が選ぶコーナー「Today's Choice」は大好評だったが、なんと今回は候補曲が大増量となり、10曲以上の中から選ばれるという。
オリタ「演奏するかしないかわからない曲を含め、すべて僕とシエナでリハーサルするわけで、これは大変なことです(笑)。でも、皆さんに楽しんでいただけるよう、最高の準備をしたいと思っています」
観客の選択によって、会場ごとにまったく違うプログラムになる可能性がある。また、シエナ・ウインド・オーケストラの実力がまざまざと感じられるコーナーでもある。国内最高峰の吹奏楽団の卓越した演奏も魔法と言っていいだろう。
さらに、「Heart of Love」コーナーでは、恋愛や家族の愛、友情など様々な愛の形を吹奏楽で奏でる。ここで歌を披露する綿引さんはこう語る。
綿引「今年は家にいる時間が多かったり、会いたい人に会えなかったり、いろいろなLoveに気づける年でしたよね。私もシエナの皆さんとともに、愛を込めて一曲一曲をお届けしたいです」
オリタさんは綿引さんを「声という大きな魔法を持っている人」、綿引さんはオリタさんを「指揮をするだけで音が遊び始めるのが見える魔法使い」と讃える。ステージでの息もピッタリの二人は、最後にこんなメッセージをくれた。
綿引「会場でみんなで魔法使いになり、魔法を日常まで持ち帰っていただきたいです」
オリタ「愛や幸せを感じさせてくれるディズニーの音楽。解けることのないその魔法に、私たちと一緒にかかりましょう!」
最高峰の吹奏楽団がディズニーを奏でれば、誰もが魔法にかかる!
インタビュー・文/オザワ部長
Photo/篠塚ようこ
構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります
【プロフィール】
オリタノボッタ
サクソフォン、フールト奏者、指揮者。近年は音楽監督、役者、ラジオパーソナリティなど幅広く活躍中。
綿引さやか(ワタビキ サヤカ)
ミュージカル女優、歌手。「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役ほか、「リトルマーメイド」などミュージカルを中心に活躍。
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