ずっと聴いていたい美しいピアノ…。音の粒立ちを一つ一つ指で掴めそうな、すべてを手で掬えそうだと思った瞬間に消えていく刹那の音楽を生みだす藤田真央。
彼のピアノは何故これほど多くの人を虜にするのでしょう? 「今一番弾きたいのはモーツァルト!」この一言からプロジェクトが始動しました。チャイコフスキー・コンクールより以前のことです。全27曲を2年半かける5回シリーズの内容を嬉々として語る彼にいつの間にか惹きこまれ、わくわくしたその時、お客様にも幸福感を得ていただけるに違いないと確信しました。真央が決意を持って歩むモーツァルトの旅、フレッシュにスタートします!
~Message from the Artist~
5回にわたる『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会』を行えることを、心から嬉しく思っています。
モーツァルトが作品番号のついたピアノ・ソナタを書き始めたのは18歳から19歳のころ。オペラ上演が成功するなど乗りに乗っていた時期です。私もちょうど同じ年齢のころに構想した“全曲演奏会”は、ピアニストとしての大きな“幹”のようなプロジェクトになると思っています。
初回「清らかな始まり」で演奏する曲は、すべてハ長調。“ド”から始まる音階は、第1回にぴったり!と考え決めました。
モーツァルトの作品は、提示部・展開部・再現部という構成があり、そこに彼の美学が表れています。と同時に、彼の音楽の魅力は、次から次へと形や色を変え、光や影をまとったり払ったりしながら、どんどん変化していくこと。そこにモーツァルトの“お茶目でいたずらっ子”な人となりを感じます。なんとなく私の性格とも似てるかな…と思うこともしばしば、です。どんな発想(インスピレーション)やニュアンスを吹き込めるのか、愉しい試行錯誤を続けています。
ステージでモーツァルトを弾いている時は、夢を見ているような気持ちになります。
一緒に、そんな夢の時間を過ごしていただければ嬉しいです。
藤田真央
ピアノ
藤田真央
プログラム
モーツァルト
:ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K309
:フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K265
:ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K545
:6つのウィーン ソナチネ 第1番 KV439b
:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K279
:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K330
公演日時
2021/3/28(日)
【開演】14:00
会場
王子ホール(銀座4丁目)
料金
¥6,000
全席指定・税込
未就学児入場不可
「劇場・音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を遵守した公演となります。