クラシック
イアン・ボストリッジ “冬の旅”
チケット情報
イアン・ボストリッジ “冬の旅”
イギリスの名テノール、イアン・ボストリッジが5年ぶりに王子ホールに登場。シューベルトの「冬の旅」をおおくりします。今回の相方を務めるサスキア・ジョルジーニは、2016年モーツァルト国際コンクールで優勝、近年注目を集め、ボストリッジも信頼を寄せているピアニストです。自身知的な視野と洞察力で「冬の旅」を論じた著作を出版するほど思い入れがあるボストリッジ。時代も国境も越えて現代に何を伝えようとしているのか、満を持して臨む一夜、歩みを共にしたいと思います。
公演スケジュール
2019/1/17(木)
19:00開演(18:00開場)
王子ホール
※こちらの公演には休憩がございません。
出演者
イアン・ボストリッジ(テノール)
サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
曲目
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89,D911
1. おやすみ
2. 風見の旗
3. 凍った涙
4. かじかみ
5. 菩提樹
6. あふれる涙(水の流れ)
7. 川の上で
8. 回想
9. 鬼火
10. 憩い
11. 春の夢
12. 孤独
13. 郵便馬車
14. 霜おく頭
15. からす
16. 最後の希望
17. 村で
18. 嵐の朝
19. 幻覚
20. 道しるべ
21. 宿屋
22. 勇気
23. 幻の太陽
24. 辻音楽師
プロフィール
イアン・ボストリッジ(テノール)
世界を股にかけるキャリアを展開させ、ザルツブルク、エディンバラ等の音楽祭や、ウィーン・コンツェルトハウス、ニューヨークのカーネギー・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィグモア・ホール等のコンサートホールに登場している。オペラでも、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、イングリッシュ・ナショナル・オペラ等、数多くの劇場に登場し絶賛される。これまでに、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、シカゴ響、ボストン響、ニューヨーク・フィル等のオーケストラと、サー・サイモン・ラトル、サー・コリン・デイヴィス、小澤征爾、リッカルド・ムーティ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ダニエル・バレンボイム、ダニエル・ハーディング等の指揮者と共演している。録音の分野でも数多くの賞を獲得し、グラミー賞には計15回ノミネートされている。2016年にはワーナー・クラシックスよりアントニオ・パッパーノとの『シェイクスピア・ソングズ』をリリースし、17年グラミー賞を受賞した。近年のハイライトは、パッパーノ指揮ベルリン・シュターツカペレとの共演でブリテンの『戦争レクイエム』、パリ国立オペラでヘンデルの『イェフタ』のタイトル・ロールのほか、ソウル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスを務める。イアン・ボストリッジはオックスフォード大学で歴史学の博士課程を修了、名誉学士を授与され、セント・アンドリュース大学の名誉音楽博士、オックスフォード大学の名誉学士を授与されている。04年には大英帝国勲章のひとつであるCBE勲章を受勲。Faber&Faber社より出版した『Schubert's Winter Journey: Anatomy of an Obsession』(邦訳『シューベルトの「冬の旅」』)は、16年ダフ・クーパー賞を受賞した。
サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
同世代の中でもっとも注目されるピアニストの一人。2016年モーツァルト国際コンクールで優勝と同時に委嘱作品特別賞を受賞し、一躍注目を浴びる。これまでに、ウィーン・ムジークフェライン、ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニー、ヴェニスのフェニーチェ劇場、ユトレヒト国際室内音楽祭、ローマのMITO9月音楽祭、ヴァンクーバー音楽祭等に出演し、ギドン・クレーメルが主宰するロッケンハウス室内音楽祭にも参加している。13年、NYCA響とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番で共演し、ニューヨーク・デビューを飾った。これまでに、CBC放送管、フォアアールベルク響等のオーケストラと、ジェラール・コルステン、アンドレア・バッティストーニ等の指揮者と共演している。室内楽では、イアン・ボストリッジ、マルティン・フレスト、ジャニーヌ・ヤンセン、マリオ・ブルネロ等と共演している。近年のハイライトは、ウィーン・コンツェルトハウスでのソロ・デビューや、ソウル・フィルでのコンサート・シリーズとサンクトペテルブルク・フィルハーモニーに登場するほか、ボン・クラシック・フィルと共演する。また、ヘルムート・ドイチュとブラームスの『愛の歌』を演奏し、イアン・ボストリッジ、モイツァ・エルトマン、ケイト・リンジー、ディミトリー・コルチャック、ルカ・ピサローニらとも共演する。4歳でピアノを始め、15歳よりイモラ音楽院で学び、フランコ・スカーラ、リッカルド・リサリーティ、ルイ・ロルティ、レオニード・マルガリウス、ミシェル・ダルベルトに師事。トリノ音楽院ではクラウディオ・ヴォゲーラに師事し、首席で卒業した。その後、ピネロロ音楽アカデミーでエンリコ・パーチェに、ザルツブルク・モーツァルテウム大学大学院でパーヴェル・ギリロフに師事した。
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