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パンクラス
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パンクラスは、日本の総合格闘技団体。スローガンは「ハイブリッドレスリング」。
団体名の由来
古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」の前身とされる競技名が由来。
歴史
ワールド・パンクラス・クリエイト
1992年12月、船木誠勝、鈴木みのるらは、メガネスーパーをスポンサーとしたプロフェッショナルレスリング藤原組に所属していたが、経営悪化から鈴木のみが解雇されそうになったことに反発した船木が退団した後、鈴木を含むほぼ全所属選手が追随。しばらくは活動拠点を持たず「船木派」として自主練習を継続。その後、UWF時代の縁故を頼り尾崎允実を社長として設立したのがワールド・パンクラス・クリエイト。
パンクラスの旗揚げが発表される前後までに全所属選手が肉体改造を行い、藤原組の頃とは一変した体脂肪を極限まで絞り込んだプロボクサーを思わせる筋肉質な体型を披露し、プロレスと格闘技のファンに衝撃を与えた。
1993年9月21日、東京ベイNKホールで旗揚げ戦を開催。
「完全実力主義」を標榜し、「秒殺」という流行語を生み出すほどの衝撃的な試合で多くのファンを獲得。従来のU系団体と一線を画す、その試合内容は「UWFの最後の扉を開いた」と言われ、U系団体で初めて全試合をシュートで行うという画期的なものだった(ただし、既に藤原組時代には藤原を除く日本人同士の試合のみ「ナチュラル」という仲間内の隠語でシュートが定着していた)。
その試合内容は、それまでU系団体に懐疑的であった多くの格闘技関係者からの注目を集め、全日本キックボクシング連盟の協力による鈴木、船木とモーリス・スミスとの再戦や、既に純粋なプロ格闘技団体と目されていた修斗から山田学の移籍にも繋がった。次第にU系団体の扱いが小さくなっていた格闘技通信誌上でも完全に格闘技団体として扱われ、毎回の試合が大きく記事で取り上げられていた。
ただし思い切った一線を踏み切った理由は、格闘技的な理想論のみならず、後発団体として他のU系団体との差別化を図るには、それ(全試合シュート)を見せるしかないという苦肉の策でもあったことを、後年のインタビュー記事などで船木と鈴木が明かしている。
旗揚げ戦からしばらくすると、選手の負傷増加やグラウンドでの防御技術向上による膠着多発などを要因とする完全実力主義ゆえの興行性と競技性のジレンマに直面。船木がリングで「潰し合いは嫌なんだ」と叫んだこともある。そのため、負傷対策として選手の負傷率が高かったヒールホールドをU系で初めてルールで禁止技とした。U系団体独自のロストポイント制は、既存団体で最も少ない5ロストポイント制(従来と異なり、ロープエスケープとノックダウンが同価)ながら当初存在したが、それも段階的に廃止されていった。この流れにはリングスやUWFインターナショナルなど、他のU系団体も後に追随することになる。また1998年から1999年にかけての「パンクラチオンマッチ」と銘打たれたバーリトゥードへの対応を目指した実験的試合の数々を経て、2000年からオープンフィンガーグローブ着用、グランドパンチ解禁により完全な総合格闘技ルールを導入していくことになる。また打撃なしのグラップリングマッチである「キャッチレスリング」も一時期行われていた。
1997年7月、船木が率いるパンクラス東京と鈴木が率いるパンクラス横浜に分かれた。
2002年1月、パンクラス東京とパンクラス横浜が統合されてパンクラスismになった。
2000年5月26日、船木が「コロシアム2000」でヒクソン・グレイシーに敗れて引退。この前後からパンクラスは競技団体としての色合いを濃くしていった。階級整備、ルール整備などが行われ、他団体からの参加選手も目立つようになったが、パンクラス所属選手への身びいき的判定を参加団体のSKアブソリュートから指摘された時期もある。しかし所属選手の退団により団体色が薄くなって以降は、そのようなことはない。
2007年、BodogFightと業務提携を結んだことを発表。12月4日、アメリカのネバダ州アスレチック・コミッションが定める階級制に変更。新階級ではスーパーヘビー級が廃止されて新たにフライ級とバンタム級を新設し、2008年1月30日の興行から新階級制を導入。
パンクラス
2008年5月、パンクラスを設立してワールド・パンクラス・クリエイトは全営業を譲渡。代表取締役社長を務めた尾崎允実のワールド・パンクラス・クリエイト体制は消滅。代表に坂本靖が就任。
2010年10月1日、川村亮が代表に就任。また第3者組織による「コミッション委員会」を設置。
スマッシュ パンクラス事業本部
2012年5月31日、パンクラスのブランド名及び運営権をスマッシュが取得し、同社のスマッシュ パンクラス事業本部として運営されることになった。代表取締役にスマッシュの代表取締役社長の酒井正和が就任。前代表取締役の川村はエグゼクティブプレーイングマネージャーに就任。スマッシュの提携先であるDEEPとパンクラスのアマチュア部門を「ジャパンMMAライセンス」に再編してアマチュア組織の強化を図る。またDEEPと業務提携を結んだことを発表。
新体制は「世界標準」をスローガンに様々な改革を予定。王者、上位ランカーを世界に送り込むプロモーション機関「パンクラスマネジメントの設置」、選手のアメリカ滞在時のトレーニングや生活環境、長期滞在時のバックアップを目的にした「パンクラスUSA支部の設置」、「海外ジムとの業務提携」、「ケージの導入」を改革の4本柱として掲げた。
6月2日、新体制初興行「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」をディファ有明で開催。
ケン・シャムロックの入閣
キング・オブ・パンクラシスト委員会はキング・オブ・パンクラシストの地位向上を掲げてキング・オブ・パンクラシスト王者と対戦する世界の強豪ファイターを選考、推薦する機関。キング・オブ・パンクラシスト委員長に初代キング・オブ・パンクラシスト無差別級であるケン・シャムロックが就任。「日本で過ごした時の事には良い思い出しかありません。特に日本のファンは素晴らしかったです。今後私は酒井社長がパンクラスの栄光を取り戻そうとしていることをサポートしていきます」とコメントを寄せた。
前田日明の来場
8月5日、ディファ有明で開催した「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」に前田日明が来場。前田の来場を仕掛けた酒井は「未来の格闘技業界を見据えて前を向いていかなければいけない」とコメント。
Krushとの業務提携
8月8日、Krushとの業務提携を結んだ。KrushはTeam Krushを結成しパンクラスへの出場を表明。ヘッドコーチにモーリス・スミスが就任。この業務提携について酒井は「格闘技界を盛り上げ、世界に通用するファイターの育成を視野に入れた展開を目指す」とコメント。
木口宣昭の入閣
8月28日、五味隆典、須藤元気らを育てた名指導者として知られる木口道場の木口宣昭の入閣を発表。9月1日、ディファ有明で開催した「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」で木口は「特にアマチュア選手の育成、強化に努めたい」と抱負を語った。酒井からは、木口の入閣は新生パンクラス発足時からの構想であったこと、自身が目指す総合格闘技業界作りを進めるには、木口チェアマンと共にアマチュアの育成やプロのライセンス作りの推進が重要であること、などが話された。木口はアドバイザリーボードチェアマンとして主にアマチュアの普及、育成、強化を進める。
WSOFとの業務提携
2013年10月27日、レイ・セフォーが代表を務めるWSOFと業務提携を結んだ。併せてWSOFとライセンス契約を複数年にわたり締結し、WSOF JAPANを設立して酒井が代表を兼任。この業務提携について酒井は「意欲のある日本の総合格闘家全員にチャンスを与える大会になると思います。各格闘技団体のご協力も頂き「目指せ世界」、「目指せラスベガス」を行っていきたいと考えています」とコメント。WSOF JAPANは2014年4月の旗揚げを目指していたが頓挫。
初の大晦日興行を開催
2013年12月31日、神奈川県横浜市中区のベイサイドヨコハマで初の大晦日興行「Bayside FIGHT.2」を開催。
ケージの導入
2014年5月11日、「PANCRASE258」より「デカゴン」と呼ばれる10角形のケージを導入。そのほかにも肘打ちを認めサッカーボールキックを排するなど米国基準のルールを採用。
約12年ぶりの地上波放送復活
2014年12月6日、ディファ有明で開催した「PANCRASE263」で2015年春からパンクラスが12年ぶりに地上波のテレビ東京で放送されることを発表。酒井は「日本のテレビはいろいろなことがあって総合格闘技はなかなか出ることが出来ませんでしたが、地上波に復活することが出来ました。総合格闘技のルールは分からない人も多いと思います。テレビで分かりやすくやりたいですしルールを知ることで、総合格闘技が究極のスポーツだということが分かってもらえると思います」とコメント。地上波での放映は2012年から話を進めており、2014年10月頃から具体的になり始めたという。2015年に開催されるナンバーシリーズ9大会の試合を中心に構成される。
劉勇が専属トレーナーに就任
2014年12月6日、ディファ有明で開催した「PANCRASE263」で劉勇が専属トレーナーに就任。今後は施療所で所属選手のケアを行う。
アジア初のUFCとアーカイブビジネス契約を締結
2015年10月4日、ディファ有明で開催した「PANCRASE270」からUFCの登録制デジタル映像配信サービスであるUFCファイトパスで世界ライブ配信を開始。UFCファイトパス担当部長のエリック・ウィンターは「日本最高峰MMAをUFCファイトパス視聴者に楽しんでいただきたいです。UFCファイトパスでは、ホール・オブ・フェイマーのバス・ルッテンやケン・シャムロック、歴代UFC王者のエヴァン・タナーやジョゼ・アルド、パンクラス創始者の船木誠勝や鈴木みのるの伝説的な試合も見る事が出来る様になります」、酒井は「UFCと同じ年月の歴史を持つ老舗MMAプロモーションとして、UFCファイトパスという世界向けのプラットフォームでパンクラスの全てを公開出来る事を光栄に思います。世界中のMMAファンにパンクラスを楽しんで頂ける様により、マッチメイクも世界向けに強化していく所存です」とコメント。
階級、王座
男子王座
女子王座
ルール
パンクラスオフィシャルルールに準拠。肘打ちは禁止されていたがサッカーボールキック、踏みつけ、3点ポジションでの頭部への膝蹴りが認められていた。しかし、2014年4月からの新ルールでは肘打ちが解禁されてグラウンド状態の相手の頭部へ足による打撃を加えることが禁止となり、サッカーボールキックや踏みつけを行うことはできなくなった。採点にはオープン・スコアリング・システムが採用されている。
選手の服装
パンクラスが認可するオープンフィンガーグローブ、マウスピース、ファウルカップ、タイツを必ず着用して試合をする。レスリング用のシューズなどの着用も認められている。 近年になってタイツやスパッツの代わりに現在の総合格闘技の世界で広く使われているコンバットショーツ(ファイトショーツとも呼ばれる)と呼ばれるハーフパンツの着用も解禁された。ただしパンクラスオフィシャルルールでは他団体とは異なりファイトショーツの着用にはいくつかの細かい規定がある。
所属選手
パンクラスイズム横浜
- 伊藤崇文
- 近藤有己
- 渡辺大介
- 北岡悟
- ロッキー川村
- DJ.taiki
- 松嶋こよみ
- 北田俊亮
パンクラスP's LAB横浜
- 荒牧拓
- 川原玲郁
- シバター
パンクラスP's LAB世田谷
- 高橋義生
- 太田駿平
パンクラス大阪稲垣組
- 前田吉朗
- 長谷川孝司
- 中村晃司
- 野中翔
- 北方大地
- 金太郎
- 田中竜一
- 後藤琢也
- 藤崎航太
- 三村亘
パンクラスヴィーナス
- 中井りん
パンクラスMISSION
パンクラスのプロレス部門。
- 鈴木みのる
- 冨宅飛駈
- 佐藤光留
審判団
- 小菅賢次
- 梅木よしのり
- 和田良覚
- 大藪吉郁
- 松宮智生
- 高本裕和
ラウンドガール
- 森杏奈
- 愛内ゆかり
- 武田しのぶ
過去の所属選手
- 長谷川悟史
- 船木誠勝
- 松永裕央
- 柳澤龍志
- マッシブ・イチ
- 菊地一仁
- 山田学
- 宮川順也
- 美濃輪育久(現:ミノワマン)
- 稲垣克臣
- 中台宣(現:サイレンサー)
- 大場裕司
- 國奥麒樹真
- 馬場口洋一(現:若翔洋)
- 渋谷修身
- 野地竜太
- ジミー明成
- 植村"ジャック"龍介
- 小椋誠志
- 謙吾
- 高橋義生
- 伊藤あすか
- 藤本直浩
- 志田幹
- 島田賢二
- 藤原大地
- 武重賢司
- 八島勇気
- 富山浩宇
- 五十里祐一
- 北岡悟
- アライケンジ
- WINDY智美
- 本田朝樹
- DJ.taiki
- 鳥生将大
- 金井一朗
- 川原誠也
- 吉武伸洋
- 小森圭祐
- 富田浩司
- 大石幸史
- 山崎悠輝
過去の審判団
- 廣戸聡一
- 岡本浩稔
試合中継
- 放送中の番組
- パンクラス(FIGHTING TV サムライ)
- パンクラスLIVE(TOKYO MX)
- 終了した番組
- パンクラッシュ!パンクラス(GAORA)
- パンクラス ハイブリッドアワー(BS朝日、スカイA、FIGHTING TV サムライ)
- 格闘Xパンクラス(テレビ東京)
- 完全格闘技 パンクラス(日本テレビ)
関連番組
- 放送中の番組
- パンクラスTV(LINE LIVE)
大会一覧
脚注
外部リンク
- パンクラス公式サイト
- パンクラス (@_PANCRASE_) - Twitter
- パンクラス - Facebook
- パンクラス - YouTubeチャンネル