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HADO 世界№1プレーヤー BIG-U選手インタビュー

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HADO 体験レポート|世界№1プレーヤー BIG-U選手インタビュー

インタビュー

BIG-U選手は、わちゃわちゃ☆ピーポーの司令塔として、昨年のワールドカップ制覇に貢献。さらに大会MVPにあたる「ゴールデンエナジー賞」を獲得。HADOの世界№1プレーヤーのインタビューをお届けします。

――HADOを始めるきっかけは?

「大学時代にダンスをやっていまして、そのダンスの仲間がFacebookでHADOを体験してきたという動画をアップしていたんです。それを見て初めてHADOを知って、面白そうだったので、練習とかあったら参加させてほしいということを言ったのがきっかけです」

――最初にやってみたときはどんな印象でしたか?

「ARの慣れない視点にちょっと戸惑ったんですけど、最初からわりとうまくできたなと思っています。楽しくて、そこからずっと練習に参加させてもらうようになりました」

――それが現在所属する“わちゃわちゃ☆ピーポー”の練習ですか?

「自分が所属しているわちゃわちゃ☆ピーポーと、兄弟チームにわちゃごな☆ピーポーというチームがあって、その両チームの合同練習に参加させてもらっていました。HADOは3対3でやるので絶対に6人必要なので、足りないほうに助っ人で入るという感じでやっていました」

――競技を始めたのはいつのことですか?

「初めてやったのが2017年の10月ぐらいで、12月にワールドカップに出場しました。だから競技歴は1年3~4カ月ですね」

――1年ちょっとで世界のMVPになったのですね。

「個人としてもチームとしても、日々うまくなっている感覚はあります」

――上達していく過程で大事なことはどんなことでしょうか?

「一つは基本姿勢を崩さないということですね。最初にわちゃごな☆ピーポーの方々に教えてもらったんですけど、とにかくチャージをちゃんとしようということで、(腕を上げる)この姿勢は基本姿勢として教えていただきました。そして振ってエナジーボールを出したらすぐに戻す。動いていても基本姿勢は崩さない。これを体に覚え込ませることですね」

――現在、練習はどれくらいやっているのですか?

「今は少し減らしていますが、多いときは週5回やっていました。仕事が終わってからなので、20時半からスタートで2時間です」

――練習はフィジカルを強化したりというよりは、実戦を繰り返す感じ?

「そうです。一時期、フィジカルトレーニングを取り入れたりもしたんですけど、実際に競技をやっているほうが、打つ感覚もそうですし、体力もつくということで、普通に実戦練習をするようになりました」

――試合は3対3のチーム戦です。戦略もチームによってあるのですよね?

「はい。自分は後衛なので前衛には出ないで戦うことが多いです。練習の中でいろいろ試してみて、その中で一番良かったものをチームとして採用するという形です」

――競技人口を増やしていくことはもちろん、見てくれるファンを増やしていくことも大事になると思います。やる側、見る側の楽しみ方のポイントを教えてください。

「やる側の一番の楽しみは、相手のライフに当てて、一点を取っていくこと。得点を取るスポーツなので、そこがやっぱり楽しいですね。あとはチーム内で競争するのも面白いですね。ウチのチームにはDという選手がいるのですが、彼はとにかく避けるのがうまくて当てるのもうまい。試合後には個人のスコアも出るので、誰がどれだけチームに貢献したのかもわかります。そこの部分でいかに自分が一番になれるかというところの競争ですよね」

――では観客としては、どういう見方をしたらより楽しめますか?

「初めて見た方は、『どこを見たらいいかわからない』と言うことがあります。野球でもサッカーでもバスケットボールでも、基本的にスポーツはボールは一個しかなくて、見る人はボールを追えばいいと思うのですが、HADOはいろんなところから球が飛ぶので、確かに見るのが難しい部分があると思います。なので、全部を見ようとするのではなく、各チーム、一人の選手に注目して見るようにすると、楽しめるかなと思います」

――それぞれの役割があるので、そこに注目しながら見るのも面白いかもしれませんね。

「そうなんです。前衛と後衛でも役割が違いますし、同じ後衛同士でも相手とはプレースタイルが違ったりします。あとは選手ごとにパラメーターも違うので一人ひとりプレースタイルが違ってきます。6人をいっぺんに追うのではなく、一人ずつ見てもらって、『この人はなんか面白いな』というのを見つけられたらより楽しめると思います」

――パラメーターは相手によって変えるものですか? それとも自分はこれ!と決まっているものなんですか?

「基本的には試合ごとに変えるんですけど、自分が使いやすいパラメーターというのが選手はそれぞれあるので、変えない人のほうが多いかもしれないですね」

――BIG-U選手のパラメーターは?

「自分の場合はスピード4、スケール3、チャージ2、シールド1の4-3-2-1です。一番スタンダードなのは、3-3-3-1ですね。自分は後ろから指示を出すのと点数を取るのが仕事なので、シールドは弱くてもいいということで、このパラメーターになりました。でもチームには仲間をサポートしたいという人もいて、そういう選手はシールドを強くします。とにかく球数を出したいという選手はチャージの数字を上げます。球を多く出せる選手は、相手のシールドを壊すという役割を担うことになります。チームで役割を考えてパラメーターを設定するのも面白いところですね」

――観戦側は、それぞれの選手のチームでの役割がわかったらより楽しいでしょうね。

「そうだと思います。HADOをやっている人が見る場合は、自分と同じポジションの選手の動きを見たら面白いと思います。HADOをやったことがない人は、各チームの中で一番動く人とか、一人に注目して見ていただくと、面白いかなと思います」

――では今後、HADOをより広げていくために、何か考えていることはありますか?

「広めていくためにというのとは少し違うのかもしれませんが、自分たちはとにかく一番でいたいなと思います。“HADO”と言ったら、わちゃわちゃ☆ピーポーと言われるようになりたいですね」

――競技のアイコンというか、象徴のような存在は、見る側の意識付けという部分では大事かもしれないですね。

「昨年のワールドカップで優勝したときに、ウチのタナカユカリが『絶対王者になる』と言ってましたけど、自分もその気持ちは同じです。スプリングカップ、サマーカップ、ワールドカップと大きい大会が三つあるので、そこは確実に獲ります。そして2019年も絶対王者として君臨したいなと思っています」

――個人としても連続MVPを狙いますか?

「今年もそういう賞があるなら、ぜひ取りにいきたいなと思います」

  • 撮影・神田勲/取材&文・佐久間一彦

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