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HADO 体験レポート|世界№1プレーヤー BIG-U選手インタビュー

レポート

ARを駆使したテクノスポーツ
「HADO」ってなんだ!?

「魔法が使えたらいいな」
「悟空みたいにかめはめ波を出したい」

……子どもの頃、そんな夢を思い描いた人もいるのではないでしょうか? まもなく平成も終わろうという今、なんと、その夢が現実になっているのです。子どもの頃に描いた夢を実現させたのがAR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)を使ったテクノスポーツの「HADO(ハドー)」!

HADOは頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にはアームセンサーを装着し、AR技術により、子どもの頃に憧れた魔法の世界を圧倒的な臨場感で実現します。腕を前に突き出せばエナジーボールと呼ばれるビームを発射し、腕を下から上に振り上げればシールドでバリアを張って相手の攻撃を防御。フィールド内を自由に動き回り、味方と連携しながら楽しむことができるテクノスポーツです。いろいろ説明を聞いてもわかりませんよね。百聞は一見に如かず。とにかく実際にやってみましょう。

 

手から飛び出すエナジーボール!80秒間動き回るハードなスポーツ
世界23ヵ国でプレーされている文化として世界に根付かせたい

 

手から飛び出すエナジーボール!
80秒間動き回るハードなスポーツ

こちらが体験会会場。公式戦と同じ、6m×10mのコートが用意されています。

ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着。現在、HADOにはユニフォームの規定はなく、動きやすければ何でもOKです

アームセンサーに目を移すと、なにやら数字が並んでいます。開始前にはこのパラメーターを設定します。黄色がエナジーボールのスピード、緑がエナジーボールの大きさ、赤が技を出すためのエネルギーチャージのスピード、青がシールドの強さです。合計10ポイントをそれぞれに振り分けて自分なりのパラメーターを設定します。

ヘッドマウントディスプレイはサイドが空洞になっているため、周辺視野も確保されています。また、正面もしっかりと現実の世界が見えています。この辺りがVR(バーチャルリアリティー=仮想現実)との大きな違い。VRが完全に視界を覆って仮想の世界に入り込むのに対して、ARの舞台は現実の世界。拡張(エナジーボールが出たり、バリアが出たり)がテクノロジーを使って現実化されるというわけです。

実際に使える技は2種類。腕を前に振って発射するエナジーボールと、腕を下から上に振り上げて出すシールド。技を使うにはエネルギーのチャージが必要です。実際に動いているコート上ではエナジーボールもシールドも見えませんが、ヘッドマウントディスプレイを通してプレーすると画面のようにエナジーボールが見えます。

相手の前にある4つのライフをすべて撃ち落とすと1ポイント。制限時間の80秒以内により多くのポイントを獲ったチームの勝利となります。ライフを撃ち落とすためにエナジーボールを発射し、それを防ぐためにシールドで守ったり、動いてエナジーボールから逃げたりするのです。大きくて速いエナジーボールが目の前に飛んできたときの怖さといったらありません。必死に逃げてしまいます。

時間はたったの80秒ですが、とにかくハード。止まっていたらすぐに攻撃を受けてしまうので、動き続けるしかありません。スポーツなので体力を使うのは当たり前。しかし、エナジーボールを相手に当てたり、シールドで守ったりというのは、これまで経験したことがないアニメのような世界。それを現実で味わえるのだから、楽しくないはずがありません。息を切らし、汗だくになりながらも何ゲームもやってしまいました。


世界23ヵ国でプレーされている
文化として世界に根付かせたい

「僕は“かめはめ波”を見ていた世代なので、子どもの頃からの憧れを実現したいというのがHADOを作ったきっかけです」

こう語るのは株式会社meleapの福田浩士CEO。2014年1月に同社を設立すると、約1年半かけて、AR技術とウエラブル端末を用いたテクノスポーツHADOを開発しました。

HADOの公式大会がスタートしたのは2016年10月。春のスプリングカップ、夏のサマーカップ、そして年末のワールドカップが三大大会で、今年は4回目のシーズンを迎えます。現在HADOは世界23ヵ国52店舗でプレーが可能。シンガポールやマレーシア、インドネシアや韓国など、アジアを中心に広がりを見せ、日本国内も含めて年々競技人口が増加しています。

「HADOはスポーツなので、まず競技をやっていただくプレーヤーを増やすこと。それと同時に見てくれるファンを増やすこと。この二つの軸があるんです。今年から『HADO BEAST COLSSEUM』という番組も始まりました。HADOを知らない方もまだまだたくさんいらっしゃるので、まずは興味を持ってもらう。興味喚起からスタートしないといけません。そこで番組として、HADOに挑む人たちのドラマを見せていけたらなと考えたんです」(福田CEO)

HADOを楽しむプレーヤーは着実に増加中。今度は見て楽しむファンも増やそうという狙いから『HADO BEAST COLSSEUM』という番組がスタート。こちらは公式大会とは異なるルール(1対1or2対2、サーブ権ありの7ポイント先取制)でおこなわれ、賞金をかけられた7人のビーストを倒せば賞金1,000万円が手に入るという、スリリングでゲーム性も楽しめる番組です。

プレーヤーもファンもみんなが楽しめるスポーツ。福田CEOはARを駆使したテクノスポーツを文化として根付かせたいという目標を口にします。

「ARを使ったテクノスポーツという新しいジャンルなんだということを世界に打ち出していって、ファンをつくっていきたいと思っています。今は新しいからということでメディアに取り上げてもらっているかもしれませんが、最終的にはサッカーのようにしたい・サッカーは世界最大のスポーツで、本当に人々の生活に根付いていると思います。HADOをそれすらも超えていけるような文化として根付かせていきたいです」(福田CEO)

今年の12月に予定されているワールドカップは、5,000人の観客動員が目標。一度プレーしたら、一度見たら、ハマること間違いなしのHADOは今後もさらに注目を集めていくことでしょう。ぜひ一度、自分の手から技を放つ、そんなHADOの世界を体感してみてください。

  • 撮影・神田勲/取材&文・髙野昭喜

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