【あらすじ】
1912年の夏。
ハロルド・ヒル(坂本昌行)はマーチングバンドの先生のふりをして大量の楽器・制服などを売りつけ、お金を持ち逃げする詐欺師。
今度の目的地はアイオワ州のリヴァーシティという田舎町。
早速彼は「教授」のフリをして、ビリアードという悪い遊興から町を救うためと町民に嘘をつき、マーチングバンドを編成しようとする。
街全体が彼に騙されていく中、図書館の司書でありピアノ教師でもあるマリアンは彼が怪しいことを見抜き、ハロルドの素性を明かそうと証拠探しに奔走する。しかしそんなことを知らないハロルドは、マリアンに想いを寄せるようになり、家まで尾行する。そこでマリアンの内向的で吃音症のある弟のウィンスロップに出会い、彼を助けることにする。ハロルドが弟に接する姿を見たマリアンはハロルドを今までと違った目で見るようになり、ハロルドの過去を暴くのをやめるのだった。
彼女の愛を得るためにはこのままではいられないと悟ったハロルドは、自分は詐欺師だと本性を明かすことを決意するが・・・。