私、ちゃんと恋愛できるんかな
恋愛経験の乏しい大学生の娘に湧き上がった恋心。そして、職場で20年ぶりに恋をしてしまった母。決して裕福ではないが、笑いの絶えない母娘の二人暮らし。今、二人の胸は高鳴り、色めき立っている。ある日、娘が受けた健康診断の結果が悪く、彼女たちの生活はこれまで通りにはいかなくなった。
2019年初演の本作は、東京・大阪全23ステージが超満員となり、第27回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞(枝元萌)するなど、各所で話題を呼んだ。
3年ぶり、待望の再演。
今こそ、優しさに溢れた、人を信じられる作品が観たい。すごく辛いことがあっても、前を向けるような、明日がんばろうって思えるような、ストレートに強いものを。エンタテインメントの世界くらいは、そうあってほしいじゃないですか。現実がキツすぎて、新作を書こうとすると、あんまり優しい世界に辿り着けない。「これは光なのかな?」って思える程度の、小さな希望を見つけるのがやっと。だから『あつい胸さわぎ』を再演することにしました。この作品に取り掛かっている2022年夏、きっと僕は心丈夫です。
皆さんにもこの作品に触れてもらって、「この世界、捨てたもんじゃないな」って思っていただけたら幸いです。
2019年9月以来、3年ぶりの再演。劇場は初演よりひと回り大きくなりますが、スズナリも新セカンドも、きっとこの作品をお届けするのに最高の空間になると思います。新たな舞台美術にもご期待ください。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
横山拓也
【あらすじ】
小説家を志して、芸大に進学した千夏(平山咲彩)と、縫製工場で働く母・昭子(枝元萌)。決して裕福ではないが、笑いの絶えない母娘の二人
暮らし。その裏には、小さなわだかまりが横たわっているが、そこに触れないことが暗黙の了解となっている。あるとき、昭子の会社に中途採用
でやってきた木村(瓜生和成)からの提案で、サーカスを観に行く約束が交わされた。ひょんなことから、千夏の幼馴染で、密かに思いを寄せる
光輝(田中亨)と、昭子の同僚で、千夏が憧れる女性、透子(橋爪未萠里)もサーカスに同行することに。大学入学時に受けた健康診断が再検査
となり、不安のあった千夏だが、このサーカスの日に光輝と話せた内容が特別に感じられ、清々しい気持ちでいる。また、昭子は昭子で、木村を
意識しはじめていた。今、二人の胸は高鳴り、色めき立っている。
作・演出
横山拓也
出演
平山咲彩、枝元萌(ハイリンド)、橋爪未萠里、田中亨、瓜生和成(小松台東)
日程・会場
公演日 | 会場 |
8/4(木)~8/14(日) |
東京・下北沢 ザ・スズナリ |
8/18(木)~8/22(月) |
大阪・インディペンデントシアター2nd |
【東京公演】8/5(金)18:00と8/10(水)18:00はアフタートークを開催
【大阪公演】8/19(金)19:00はアフタートークを開催
料金
会場 | 料金(税込) |
東京
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一般 ¥5,500
※早期観劇割引(8/4~8/7) 一般 ¥5,000
U-25(25歳以下)¥2,200
高校生以下 ¥1,100
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大阪
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一般 ¥4,400
U-25(25歳以下)¥2,200
高校生以下 ¥1,100
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U-25と高校生以下は当日年齢を確認できるものを提示(いずれも公演当日の年齢になります)
未就学児入場不可