演劇

JAPAN LIVE YELL PROOJECT in HOKKAIDO 2022

JAPAN LIVE YELL PROOJECT in HOKKAIDO 2022

公演情報

新型コロナウイルスまん延によって私たちは多くのものを失いました。受けたダメージは予想以上に大きく、以前のように観客が劇場に戻ってくるのは、まだまだ先のことかもしれません。
しかし一方で、今回のようなパンデミックと向き合わなければならない時間があったからこそ、手に入れることができたものもあったはずです。
2020年、2021年と私たちは、全国20か所以上の地域で展開された文化庁の補助事業「JAPAN LIVE YELL project」に参加し、北海道会場として演劇はもちろん、音楽、オペラ、ダンスなどさまざまなジャンルの方たちと連携をしながら、観客の皆様と一緒に生の舞台の喜びを感じ、コロナ禍で消えそうになっていたLIVEの灯をまちにともし続けてきました。そのジャンルを超えたつながりと、つながることで生まれた数々のLIVEは、まさにコロナであったからこそ生み出すことができたものだったと言えます。
2022年も「JAPAN LIVE YELL project」がはじまります。私たちはこの2年間で培ったさまざまなつながりをベースに、さらに地域と舞台がつながることで生まれる新しい可能性をLIVEを通して考えていきます。
いまLIVEにできることは何か。これからの文化芸術に必要なものは何か。本年度の「JAPAN LIVE YELL project in HOKKAIDO」は、その答えを、観客の皆さんと一緒にLIVEを通して考える機会でもあります。
ぜひ会場に足をお運びください。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。

日程・会場

音楽劇「動物たちの夜曲(セレナーデ)」
公演日 会場
2023/1/5(水)
①13:30開演
②16:00開演
(開場は開演の30分前)
北海道・コンサートホールkitara小ホール
(札幌市中央区中島公園1-15)


ジャズ・シティ札幌の底力Ⅲ「南と北」
The power of Jazz City SapporoⅢ〝South meets North″
公演日 会場
2022/11/14(月)
①18:30開演
(開場は開演の30分前)
北海道・ザ・ルーテルホール
札幌市中央区大通西6丁目
(南仲通り 日本ルーテル教団札幌ルーテルセンタービル)


さっぽろパペットシアター「北のおばけ箱 2」
公演日 会場
2022/12/24(土)
①14:00開演

12/25(日)
①11:00開演
②14:00開演
(開場は開演の30分前)
北海道・札幌市こどもの劇場「やまびこ座」
(札幌市東区北27条東15丁目)


アイヌ影絵「NOCIW CIP~ほしふね」 道内ツアー
公演日 会場
札幌公演①
2022/10/5(水)
①18:30開演
北海道・札幌市こどもの人形劇場「こぐま座」
(札幌市中央区中島公園1-1)
白老公演
2022/10/7(金)
①18:30開演
北海道・しらおい創造空間「蔵」
(白老郡白老町本町1丁目7-5)
美唄公演
2022/10/8(土)
①16:30開演
北海道・安田侃彫刻美術館
アルテピアッツァ美唄アートスペース〈旧体育館〉
(美唄市落合町栄町)
札幌公演②
2022/10/12(水)
①19:00開演
北海道・扇谷記念スタジオ・シアターZOO
(札幌市中央区南11条西1丁目3-17 ファミール中島公園B1F)


映画「アートなんかいらない!」
公演日 会場
2022/10/22(土)~23(日)
①12:30開演
(受付は開演の30分前)
北海道・札幌市生涯学習センター ちえりあ 講堂(6階)
(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10)

音楽劇「動物たちの夜曲(セレナーデ)」

札幌交響楽団×森崎博之×斎藤歩×円山動物園が送るSpecial Live!
昨年、TEAM NACSのリーダー森崎博之と札幌交響楽団のコラボ企画として実施し大好評だった音楽劇「ピーターと狼」。その出演者・スタッフが、再び集結!今回はさらに企画の段階から円山動物園も加わり、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」をべ-スとした、オリジナルステージに挑みます。子どもたちの好奇心を刺激し、クラシック音楽への興味関心を高める、驚きと発見に満ちたファミリーコンサートです。舞台美術にはアートで障害のある子どもの療育をサポートするペングアートも参加し、夜の動物園を見学してイメージを膨らませた動物たちの絵が舞台を飾ります。

ジャズ・シティ札幌の底力Ⅲ 「南と北」
The power of Jazz City SapporoⅢ〝South meets North″

JAPAN LIVE YELLでの好評ジャズ企画第3弾。今回は九州から5人のミュージシャンを迎えて、北海道の面々と熱いバトルを繰り広げます。活動の拠点を九州、北海道に置く彼らに共通するものは何か。彼らはなぜ地域にこだわるのか。音楽だけでなく地域で活躍するアーティストのエネルギーの源とは。南北ミュージシャンの競演を通してそんなことも考えてみたいと思います。このコンサートを通じて「いま日本のジャズは北と南が面白い」を実感できるスペシャルステージ。ジャズだからできる「南+北」の一期一会のコラボレーションもお楽しみください。

さっぽろパペットシアター「北のおばけ箱 2」

北海道のおもしろおばけたちがたくさん登場する「アイヌ民譚集―えぞおばけ列伝」(知里 真志保 編訳)を題材に、ちょっととぼけていて、どこかかわいい北海道のおばけたちが大活躍するユニバーサルな舞台をクリスマスにお届けします。障がいのある子どもたちと一緒に人形や仮面、舞台美術を製作。可能性は無限大!子どもたちのアートにもご注目ください。第2弾の今回は、さらに多くの子どもたちに楽しんでもらえるよう、手話通訳もチャレンジします。ぜひ親子でお楽しみください。

アイヌ影絵「NOCIW CIP~ほしふね」 道内ツアー

アイヌの伝統歌を唄う「マレウレウ」のメンバーであり、国内外のアートフェスティバルでも活躍するマユンキキが構成・脚本を担当する、影絵ユニット「ほしふね」と共につくりあげる新しい影絵の世界。夢か現か、現か夢か。アイヌの子守唄に誘われる夢の世界。影絵に誘われるアイヌの物語世界。アペトゥンペの唄とほしふねの影絵が織りなす、夢の中の出来事のような、遠い昔の記憶のような、夢幻のひととき。

映画「アートなんかいらない!」

本作を監督した山岡信貴は縄文文化にハマる8年間を過ごす中、いつしか「アート不感症」に陥っていた。美術館やギャラリーでアート作品に接しても何も感じない。何を面白いと思っていたのかすらわからない状態。これは一体どういうことなのか?
そんな中、全世界的なパンデミックが始まり、日本全国で不要不急が叫ばれ、美術館をはじめとするアートの現場の閉鎖が相次ぐと、アートの存在意義についてさまざまな意見が飛び交い、時にはアート不要論も叫ばれるようになる。そんな世間の流れとシンクロしつつ、アート関係者30名以上への取材を行い、日本人にとってアートとは何なのかについて考察する旅が始まった。
本作は2部構成となっており、「Session1  惰性の王国」と「Session2 46億年の孤独」を分割しての公開となる(10月22・23日の上映はSession1・2を連続上映)。アートの意味を探る「Session1」を体験した目で現実を見つめ直した後、「Session2」でアートの枠組みを超えて人間に本当に必要とされる「アート的なもの」は何なのかを構築し直すことで、より深く本作のテーマが体感できる構成となっている。

関連リンク

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