【春イベント特集】上野エリアで行っておくべき音楽・美術展5選
寒い冬が過ぎてまもなく春、桜の季節ですね!桜の名所のひとつである東京・上野には桜に勝るとも劣らない芸術の花が咲きみだれます。今回は上野で開催される数あるイベントの中から、今年ぜひ触れてほしい芸術5つを紹介します!
<東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018->
開催日
3月16日(金)~4月15日(日)
会場
東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂、上野学園 石橋メモリアルホール、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館、東京キネマ倶楽部(東京・上野公園)
東京に春の訪れを、音楽を媒介として祝おうと3月から4月にかけて開催される「東京・春・音楽祭」。今年で14年目を迎える本音楽祭では、JR上野駅公園口近くにある東京文化会館をはじめとしたコンサートホールや、博物館や美術館などの各施設にてオペラやオーケストラ、室内楽などのクラシック演奏会が行われます。
国内外の一流アーティストによる公演をはじめ様々なプログラムがあり、有料・無料合わせ、その数はなんと約150公演にものぼります。
そのほか夜の国立科学博物館で研究員たちによる宇宙や植物学についてのトークと、ミニコンサートが行われるプレイベント<ナイトミュージアム>コンサートや、音楽とおはなしを親子で楽しめる音楽物語「ぞうのババール」など、幅広い公演プログラムが展開されています。今年は「東京・春・音楽祭」で一味違った春を感じてみてはいかがでしょうか。
<プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光>
【東京展】
開催日
2月24日(土)~5月27日(日) 9:30~17:30※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は30分前まで)
会場
国立西洋美術館(東京・上野公園)
【兵庫展】
開催日
6月13日(水)~10月14日(日) 10:00~18:00※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は30分前まで)
会場
兵庫県立美術館(兵庫・神戸市)
7年ぶりの大型開催となるプラド美術館展。スペイン・マドリードにある同名美術館はスペイン王室の収集品を核に1819年に開設されました。本展はこの世界屈指の美の殿堂として知られる美術館から西洋美術史上最大の画家のひとりであるディエゴ・ベラスケスの7作品を主軸に17世紀の絵画約70点が公開されます。
同名美術館ではスペインを代表する画家であるディエゴ・ベラスケス作品の貸出には厳しく制限をかけています。その作品が過去最大の7作品も来日するのは今回が初めてです。また本展の公式プレゼンターには及川光博さんが就任。公式サイトでは特別映像が公開されており、プラド美術館展の魅力を執事となった及川さんが紹介しています。見るとお嬢様になった気分になれるので必見です。
<VOCA展2018 現代美術の展望─新しい平面の作家たち>
開催日
3月15日(木)~3月30日(金) 10:00~18:00(入場は30分前まで)
会場
上野の森美術館
今開催で25周年を迎える本展では、全国の美術館学芸員やジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品しています。
本展を含みこれまでに延べ855人の作家が出品、この美術展から国内のみならず国外へと活動の場を広げている作家を多く輩出しています。
平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的としている「VOCA展」。今年は出品作家34名による作品の中から、グランプリとなるVOCA賞に碓井ゆいさんの「our crazy red dots」が受賞しました。
若手芸術家による現代美術の平面作品が一挙に展示されている本展。現代美術に触れられるまたとない機会です。
また東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で行われている「FACE展2018」もおすすめ。「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」と公募したところ970名の応募がありました。
その中から油彩、アクリル、水彩などジャンル問わず、入選作品71点が展示されています。入選作品の共通点としては、見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれることです。新進作家の動向に反映する公募展にも注目です。
なお、「VOCA展2018」と「FACE展2018」がセットとなったあっちこっち行ける「あちこチケット」が現在販売中です。
<特別展「人体-神秘への挑戦-」>
【東京展】
開催日
3月13日(火)~6月17日(日) 9:00~17:00※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は30分前まで)
会場
国立科学博物館(東京・上野公園)
探求心の尽きることがない「人体」をテーマにした本展。レオナルド・ダ・ヴィンチやアンドレアス・ヴェサリウスなどルネサンス時代以降の先人たちの歴史と功績を振り返り、最先端の研究ではどのように変化しているのかを紹介しています。
特にレオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」やアンドレアス・ヴェサリウスの医学関係者なら知らぬ者はいない革命的な書物「ファブリカ」は必見。18世紀に作製された人体模型のワックスモデルや、日本国内では4体しか現存しない紙粘土製の人体模型「キンストレーキ」も展示され、貴重な人体関連資料を近くで見ることができます。
またオリジナルグッズには人気イラストレーター・漫画家のカナヘイさんが一部担当しています。
<仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―>
開催日
1月16日(火)~3月11日(日) 9:30~17:00※金・土曜は21:00まで(入場は30分前まで)
会場
東京国立博物館 平成館
東京国立博物館 平成館で開催中の本展。見どころのひとつとして、仁和寺創建時の本尊である国宝・阿弥陀如来坐像が公開されます。こちらは制作年のはっきりしている日本の阿弥陀如来像の中で最も古いものです。また、弘法大師こと空海ゆかりの国宝「三十帖冊子」が開催期間、2帖ずつ公開しています。
そのほか秘仏や本尊を含む仏像約70体が一堂に集結。さらに展示室では、一般には非公開となっている仁和寺の観音堂を再現されており、そこに33体の安置仏と壁画の高精細画像によって特別な空間となっているので、開催期間中にぜひ体感しておきたい場所です。
東京国立博物館 総合文化展チケットはこちら
会場となっている東京国立博物館は日本最古の博物館としても有名な場所です。日本を中心とした東洋の美術作品などが総数約11万7000件以上も保管されており、中には国宝級の物や重要文化財といった物などが含まれています。
展示館は全部で6つあり、本館では日本美術を、東洋館では東洋美術が展示されています。展示件数は約3000件ほどで、ジャンルや素材によっては4~8週間ごとに展示替えを行っているため、毎回訪れる度に新しい発見ができ楽しめます。
<浅草花やしき>
営業時間:10:00~17:00(土日祝は18:00まで)
※イルミネーションイベント「ルミヤシキ2017 to 2018」18:30~21:00
※営業時間は季節・天候等により異なる場合がございます。
通常営業時間の入園+フリーパスチケットはこちら
※イルミネーションイベント「ルミヤシキ2017 to 2018」は別途です。
上野駅から浅草駅まで少し足をのばすとあるのが、日本最古の遊園地である浅草花やしき。
絶叫系やおばけ屋敷、大迷路、花やしき歴史散歩など20種類以上のアトラクションがあり、ファミリー・カップルなどに幅広く愛されている遊園地です。
現在、18:30からイルミネーションイベント「ルミヤシキ2017 to 2018」が開催しています。桜の花の形をしたイルミネーションが来場客を出迎えてくれるほか、インスタ映えするオブジェが満載です。
イルミネーションイベントは基本的に土日祝日の夜のみ限定営業で、4月1日(日)まで開催しています。下町の夜桜を観ながら、ゆっくりと夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【上野エリア周辺地図】