演劇

パルコ・プロデュース2021 「ザ・ドクター」

パルコ・プロデュース2021 「ザ・ドクター」

公演情報

信仰、階級格差、ジェンダー…多様性の時代が抱える社会問題に切り込むイギリス演劇界で最高評価を得た今最も注目の話題作を日本初上演!「医師」と「ひとりの人間」との間で揺らぐアイデンティティを描く

本作品は、2019年ロンドンのアルメイダ劇場のアソシエイトディレクターであるロバート・アイクが、1912年に発表されたシュニッツラーの「Professor Bernhardi(ベルンハルディ教授)」を翻案し、自ら台本を手がけて演出。同劇場で開幕するやいなや、連日SOLD OUT、ザ・ガーディアンをはじめ各紙でFIVE STAR★★★★★(最高評価)で絶賛され、翌年2020年には英国で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞「Best New Play(作品賞)」「Best Actress(女優賞)」のノミネートを始め、イギリス演劇賞各賞に輝いた今最も注目の話題作です。

医療研究所の所長でありエリート医師のルース。ある少女の死をきっかけに、宗教・ジェンダー・階級差など、あらゆる社会問題がルースの頭上に降りかかり、医師としての自分を見つめ直していくという物語。

そして日本初演となる今回、PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』を第28回読売演劇大賞優秀作品賞に導いた栗山民也を演出に迎え、主人公ルース役には『ピアフ』で第49回菊田一夫演劇賞『フェードル』で第52回紀伊国屋演劇賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表する大女優大竹しのぶ。デビュー以来休むことなく舞台に立ち続け、栗山が絶大な信頼を置く大竹が今回演じるのはエリート医師!とある医療機関で繰り広げられるパワーゲーム。大竹にとっては久しぶりの社会派現代劇で、自らの医師としてのアイデンティティと向き合うこの難役を、いかに演じるのか期待が高まります。共演には橋本さとし、村川絵梨、橋本淳、宮崎秋人、那須凜、天野はな、久保酎吉、明星真由美、床嶋佳子、益岡徹ら実力・人気を兼ね備えた俳優達が結集、現代の苦悩と縮図が魅力的に描かれた最高傑作をお届けします。

イギリス最高峰の医療機関・エリザベス研究所。その創設者であり、所長のルース・ウルフ(大竹しのぶ)は、訳あって自ら妊娠中絶を行い、敗血症で運び込まれた14歳の少女を看取ろうとしていた。そこに「少女の両親から傍についていてほしいと頼まれた」というカトリックの神父、ジェイコブ・ライス(益岡徹)が現れる。神父に対し、ルースは面会謝絶を告げて、集中治療室への入室を拒否する。若手医師(那須凜)から少女の容態の急変を知らされ、同僚の医師ポール・マーフィ(橋本淳)やマイケル・コプリ―(宮崎秋人)と手を尽くすが少女は死を迎える。
少女の死に立ち会えなかった神父は、典礼を拒絶されたとして怒り、この出来事を公にすると告げて去る。ほどなく、このことはインターネットから発信され、研究所の出資者の耳にも入ってしまう。
ブライアン・シプリアン教授(久保酎吉)や、広報担当のレベッカ・ロバーツ(村川絵梨)は、ルースへの批判を不当なものとして、相手にはしていない。だが、次期所長の座を狙う野心家ロジャー・ハーディマン教授(橋本さとし)やマーフィらは、一部の出資者たちが怒っていることを問題視。それでも毅然と「自分に落ち度はない」と主張するルース。その姿勢は、自身の元教え子で保険担当大臣のジェマイマ・フリント(明星真由美)からも支持されたように見えた。しかし、彼女を断罪しようとする出資者の動きにより、世論は激化。信仰、人種、ジェンダー……、アイデンティティの違いもあいまって、医師たちもまた医学上、宗教上の主張により対立。研究所内の分断は深まり、パワーゲームは白熱していく……。
自宅では、パートナーのチャーリー(床嶋佳子)や近所に住むサミ(天野はな)と心を通わせ、自分を見つめ直すルース。自分を取り戻した彼女は医師としての信念を貫くことを決意。自分を責め立てる人々が待ち受ける、テレビのディベート番組への出演を決める――。

ロバート・アイク

翻訳

小田島恒志

演出

栗山民也

出演

大竹しのぶ/橋本さとし 村川絵梨 橋本淳 宮崎秋人 那須凜 天野はな 久保酎吉/
明星真由美 床嶋佳子 益岡徹

日程・会場

公演日程会場
埼玉2021/10/30(土)~10/31(日)彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
東京2021/11/4(木)~11/28(日)PARCO劇場
兵庫2021/12/2(木)~12/5(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
松本2021/12/18(土)~12/19(日)まつもと市民芸術館 主ホール
北九州2021/12/25(土)~12/26(日)北九州芸術劇場 大ホール
  • 豊橋公演のお取扱いはございません。

料金

公演料金
埼玉全席指定¥9,000
東京全席指定¥10,000
兵庫全席指定¥10,500
松本S席¥9,500 A席¥8,000
北九州S席¥9,500 A席¥6,500 ユース¥4,000(24歳以下・要身分証提示)
  • 税込
  • 本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
  • 公演中止など、主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。
  • 本公演のチケット購入時に登録の氏名・緊急連絡先は、万が一来場者から感染者が発生した場合など必要に応じて保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。予めご了承くださいませ。
  • 会場での感染予防対策の詳細は、随時公式サイトにてご案内致しますので、ご確認ください。
  • 未就学児の入場はご遠慮ください。
  • 車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前に各会場のお問い合わせ先にご連絡ください。なお、車椅子スペースには限りがございますため、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。

購入方法

一般発売

公演発売日時
埼玉9/18(土)10:00~
東京
兵庫9/19(日)10:00~
松本11/7(日)10:00~
北九州11/14(日)10:00~

Lコード

公演Lコード
埼玉34047
東京33410
兵庫54111
松本34799
北九州81595

インターネット予約

本ページよりお進みください

インタビュー・レポート

関連動画

パルコ・プロデュース2021 「ザ・ドクター」
パルコ・プロデュース2021 「ザ・ドクター」