【インタビュー】TK from 凛として時雨
“刺激”と“変化”を楽しむソロの贅沢
TK from 凛として時雨がニュー・シングル「katharsis」をリリースする。2014年の「unravel」に続き、アニメ「東京喰種トーキョーグール:re」第2期OPテーマとして書き下ろした「katharsis」は、圧倒的な負の感情に飲み込まれそうになりながらも、光ある未来を諦めない、力強い曲となった。感情のうねりそのままに劇的に変化する、凄まじい曲だ。
「後で聞き返してみると、もっとシンプルなままでもよかったと毎回思うんですけど(笑)。曲を作っている最中は、その音を作っている時にしか見えない道みたいなものがあって。ドラマティックな感じにしたいとか、ここで光が射す感じにしたいとかを具現化しようとするとどうしても、音楽的な理論ではおかしいかもしれないけど、結果的にこういう曲になっているというところが大きいんです」
独・ベルリンのハンザ・スタジオで録音し、弦楽器などの録音もすべてTK自身が手がけるなど、こだわり抜いた。音もアレンジも作品の世界に寄り添い、かつ曲としても幾重もの広がりがある緻密な構造が冴える。
「今回はアニメ版の1分半とフルバージョンとがかなり違うんです。1分半にあるものが、フルにはなかったり。歌詞も入り組んでいるので。フルはフルでさらにその世界を掘りさげて表現しているので、二度楽しんでもらいたいですね」
カップリング曲「memento」もソロならではの試みがなされるが、「新たな刺激を求めていた」とシンプルながら実験性に富んだモードとなっている。10月からの自主企画『error for 0 vol.4』からはバンドメンバーやPA、照明スタッフも一新し、来年2月からのツアーでより進化した姿を見せそうだ。ちなみにリズム隊はBOBO(元54-71)と、新たに吉田一郎(元ZAZEN BOYS)が加わったオルタナ・ファン垂涎の組み合わせ。面白い化学反応を起こすのは間違いない。
「まだまだ多くの人に聴いてもらいたいですし、それは必ずしもポップにすることではなく、ちょっとした角度の違いで、今まであったものが突然人に刺さったりすることもあると思うので。そういった現象を自分自身で作り出せればと思ってます」
プロフィール
ティーケーフロムリントシテシグレ
凛として時雨のフロントマンでVo&GのTKによるソロプロジェクト。
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— ローチケ ライ部(LIVE) (@l_tike_live) 2018年11月15日
月刊ローチケ 11/15発行号に、TK from 凛として時雨のインタビューが掲載??https://t.co/2qd1u36dmX
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公演情報
TK from 凛として時雨 katharsis Tour 2019
'19/2/9(土)18:00 福岡・DRUM LOGOS
2/16(土)18:00 宮城・仙台Rensa
2/23(土)18:00 愛知・ダイアモンドホール
3/3(日)18:00 大阪・なんばHatch
3/9(土)18:00 TOKYO DOME CITY HALL
インタビュー・文/吉羽さおり
構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載